この回のダイジェスト
事業者の脱炭素化策と、ガス事業・メタネーション推進の中間案が示された。
この回で示されたこと
- 東京ガスは、移行期の燃料転換・高効率化と、中長期の再エネ、CCUS、水素、メタネーション等を組み合わせ、安定供給を続けながらCO₂ネット・ゼロを目指す方針を示した。再エネ電源500万kW導入を掲げる。資料1
- Daigasグループは、2050年カーボンニュートラルに挑戦するビジョンと、2030年度の再エネ普及貢献500万kW、国内電力の再エネ比率50%程度、CO₂削減貢献1,000万トンの目標を示した。資料2
- 東邦ガスは、天然ガス転換などによる低炭素化を当面の軸とし、水素、CO₂回収・活用、メタネーションを組み合わせる構想を示した。CN実現に向けた総合計画や達成時期は示していない。資料3
- 中間とりまとめ案は、ガス事業を低・脱炭素化、供給の強靱化、事業基盤の強化へ高度化する方向を示した。熱量制度は標準熱量を45MJ/㎥から40MJ/㎥へ移行し、15~20年をかけて2045~2050年に引き下げ、2030年に制度を確定する案である。資料5
- メタネーション推進案は、合成メタンを2030年までに既存インフラへ1%以上注入し実用化を目指し、2050年に注入率90%を目指す構想を示した。2050年の目標コストは40~50円/Nm³で、2040年頃の商用化に向け大規模実証とコスト低減を進める案である。資料4
前回からの変化
- 第6回で示された2030年の導管注入1%以上、2050年のメタン90%等の構成例を受け、今回は中間とりまとめ案とメタネーション推進案で、2030年の注入開始、2050年の注入率90%、2040年頃の商用化、2050年の価格目標が具体化された。資料5資料4
- 前回の取組案にあった制度面では、標準熱量を45MJ/㎥から40MJ/㎥へ移行する方向、移行期間15~20年、2045~2050年の引下げ想定、2030年の制度確定案が示された。資料5
- 前回から続く技術・供給網の課題に対し、今回は合成メタン製造の革新的技術、海外サプライチェーン、大規模実証と官民連携の進め方が案として示された。水素・CO₂調達、コスト、制度等の課題は残る。資料5資料4
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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東京ガスグループの脱炭素化に向けた取り組みについて
- 東京ガスグループは、安定供給を維持しつつ、移行期の天然ガス活用による排出抑制から、水素・メタネーション・CCUS等を組み合わせた2050年ネット・ゼロを目指す方針である。 - 地球規模の削減策として、CNLの普及、東南アジアでの天然ガス利用、再エネ電源の獲得・普及を進め、再エネ電源規模136.5万kWを獲得した。 - CNLはクレジットによる相殺で排出ゼロとみなす仕組みであり、資料時点では制度上未認定だが、利用可能なガス体エネルギーの脱炭素化手段とされる。 - 水素製造の低コスト化、メタネーション、需要家向けCO₂回収・活用、地下貯留技術を開発中で、実証開始・サービス化の目標時期が示されている。
- 2
Daigasグループカーボンニュートラルビジョン
- Daigasグループは、メタネーション等による都市ガス原料の脱炭素化と再エネ電源拡大を軸に、2050年カーボンニュートラル実現に挑戦する方針である。 - 2030年度目標は、再エネ普及貢献500万kW、国内電力事業の再エネ比率50%程度、CO₂排出削減貢献1,000万トンであり、いずれも目標である。 - SOECメタネーションは約90%近い変換効率が見込まれる試算で、新型素子の試作には成功したが、低コスト化とスケールアップは今後の課題である。 - 既存ガスインフラ、分散型電源、省エネの活用を続けつつ、産業界・海外・行政との連携や研究開発で脱炭素化を進める計画である。
- 3
サスティナブルな社会の実現に向けた東邦ガスの取組み
- 東邦ガスは2050年CNに向け、天然ガス利用による低炭素化を進めながら、水素・CO₂回収利用・メタネーションを将来の柱とする構想を掲げているが、全体像は具体化の途上である。 - 再エネ電源の2021年度取扱量は約43MWの見通しであり、八代市の75MW木質バイオマス発電所は2024年6月の運転開始予定である。 - 都市ガスの幹線・災害対策、スマートメーターやAI劣化予測の準備、LPG物流強化を通じ、供給の安定性と災害対応力を高めている。 - 生活支援サービスの拡充や地域新電力、教育・防災連携を通じ、CNと地域の暮らし・産業支援を両立する方針である。
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今後のメタネーションの推進に向けて(案)
- メタネーションを都市ガスの脱炭素化手段の一つとし、2030年までに既存インフラへの合成メタン注入1%以上を開始する案である。 - 2050年に注入率90%を目指し、水素直接利用等と合わせて都市ガスのカーボンニュートラル化を図る。水素必要量は1,296万トン、CO₂削減量は0.8億トンの見込みである。 - 技術開発と海外サプライチェーン構築を進め、2050年までに現在のLNG価格と同水準、目標コスト40~50円/Nm³を目指す。 - 2040年頃の商用化に向けた大規模実証とコスト低減を想定し、官民一体で課題解決を進める体制整備を提案している。
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中間とりまとめ(案)
- 2050年を見据え、ガス事業を脱炭素化、レジリエンス強化、経営基盤強化へ高度化する中間とりまとめ案である。 - 移行期は石炭・石油から天然ガスへの転換や高効率利用を進め、並行して水素・合成メタン・CCUS等の実用化を目指すが、供給コストや技術、CO₂排出量の算定は未解決課題である。 - 標準熱量を45MJ/㎥から40MJ/㎥へ移行する方向が示され、移行期間は15~20年、制度確定は2030年を予定する。 - コージェネ等の分散型システムと電気・ガスのデータ連携を通じ、再エネ調整と災害時の供給力を高める方針である。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
2050年に向けたガス事業の在り方研究会
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