この回のダイジェスト
商用車向け水素STとFC大型トラックの導入案、TCOパリティへの工程が示された。
この回で示されたこと
- 水素大動脈構想は、今後10年間でFC大型トラック1,500台と商用車向け大規模水素ステーション30箇所を目指す。WGは年内をめどに中間整理する予定である。資料1
- 商用車向け水素ST支援の段階案として、FY26~28に重点地域で4~5箇所を整備する実証、FY29~31の普及モデル確立、FY32~35の拡大が示された。制度や負担分担は未確定である。資料3
- 支援枠組み案では、国・自治体の過渡期支援と、ST事業者・OEM・物流事業者それぞれのコスト低減や需要確保を組み合わせる。投資判断には関係者による数量・価格のコミットが必要とされた。資料3
- STのモデル試算では、年間販売量504tでも充填が集中するケースは分散ケースより売値・設備投資額が高くなる。物流オペレーションの変更や高速料金・駐車場利用等のインセンティブによる需要平準化が必要とされた。資料3
- ディーゼル車とのTCOパリティを官民共通目標とする案が示された。水素調達・輸送・ST運営費の低減、車両性能や運用の改善を進め、2026年以降の初期案件、2030年頃の量産型モデル導入、2035年に向けたパリティ達成を目指す工程案である。資料4
- 福島地域準備会は、初期需要下での民間投資、利用経路に沿ったST整備、安定供給・コスト低減、自治体間連携を課題として報告し、官民一体での対応を要請した。国の具体的決定や実施時期は示されていない。資料2
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この回の資料と要約
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水素モビリティ分野における最近の政策動向
- 水素大動脈構想は、重点地域・幹線道路でFC商用車、ステーション、物流需要を一体的に拡大し、相互の見通し不足による三者の停滞を解く取組である。WGは年内をめどに中間整理する予定である。 - 官民目標は今後10年間でFC大型トラック1,500台・大規模ステーション30箇所、国の導入目標は水素等を2030年最大300万トン、2050年約2,000万トン/年とするものである。 - 国・自治体はステーション整備・運営や車両導入を支援し、需要調査、価格低減の見通し、採算性検証を進める方針である。令和9年度には関連補助として設備等426億円要求と商用車・建機電動化300億円要求が示された。 - 供給網実証・案件は進行中または将来計画であり、商用化済みの実績とは区別される。水素充てん設備の基準整備も2025~2026年に進んだ。
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地域準備会(福島)の取組報告
- JH2Aは2026年8月28日の福島地域準備会で、地域の取組成果と個社では解決しにくい課題を確認し、国のモビリティ分野WGに報告した。 - 主な課題は、初期需要の不確実性を踏まえた民間投資環境、利用経路に沿った水素ステーション整備、ディーゼル車並みのコスト・使い勝手である。 - 安定供給とコスト低減に向け、高圧輸送、既存製造拠点の活用、ステーションの保守自前化・機器長寿命化が課題として示された。 - 自治体間のユーザー支援連携も求められ、資料は民間努力を前提とした官民一体の課題解決を要請しているが、具体策の決定は記載されていない。
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商用車向け水素ステーションの支援制度に向けた意見交換会報告書
- FC商用車向け水素STを重点地域で自立化させる支援枠組みの検討報告であり、制度・負担分担は未確定である。 - 事業段階案はFY26~28の4~5ST実証から始まり、FY29~31の重点地域拡大、FY32~35のスケールアップを目指す。 - 費用分担案では、インフラとOEMが各コスト低減を担い、過渡期の差額を国・自治体が支援し、残余負担は関係者とユーザーが協議する。 - 水素需要量・仕入価格・ディーゼル車とのTCO差額が主要な未決論点であり、基本合意の目途は2027年3月に変更された。
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今後の目標及び取組
- モビリティ分野WGは、水素商用車の自立市場形成に向け、ディーゼル車とのTCOパリティを官民共通目標とする案を示した。 - 達成には水素調達・輸送・ST運営費の低減と、車両性能・安定運用の改善が必要であり、副生水素活用や量産化などを挙げる。 - 今後10年で商用車対応ST30箇所、大型トラック1,500台を含む商用車の集中導入を目指し、短期には実証・初期案件を通じてモデルを確立する構想である。 - 国・自治体・OEM・ST事業者・ユーザーの役割と、2026年12月・2027年3月のWGでの報告事項は案であり、親会議は2027年6月頃に成果報告を受ける予定である。
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水素大動脈構想実現会議
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