需給調整市場における機器個別計測に関する資料
資料の目的・背景
この資料は、需給調整市場における機器個別計測の課題を整理し、今後の議論を呼びかけるものである。特に、2026年度に向けての市場参入要件を議論するため、前回の小委員会や分散型システム検討会の結果を踏まえており、機器点電圧が特別高圧(特高)または機器点容量が1,000kW以上の取り扱いに関する課題を詳しく扱っている。
主要な検討内容・論点
1. 機器点電圧「特高」の課題
- 機器点電圧が特高の場合、計量データの収集方法に対して国による整理が必要である。
- IoTルートを活用するためには、次世代スマートメーター(次世代スマメ)の設置が要件となる。
- 一部エリアにおいては、託送システム等の改修が必要になる。
2. 機器点容量1,000kW以上の課題
- 機器点容量が1,000kW以上の発電リソースについて、入札単位を受電点と同様に単独リソースとして扱うことを検討中である。
- 新たな入札単位を設ける方法や、現行の「リスト・パターン」を用いる方法が考えられている。
- リスト・パターンでの専用線オンライン接続時、大宗エリアでの指令方法への対応が必要であり、中継システムの改修が求められる。
3. 課題のまとめ
- 同一構内の需要の変動により調整力の発動が困難なリソースを考慮し、機器個別計測の対象となる電源種別や容量を設定することが望ましい。
- 特に、機器点容量が10万kW以上の場合には、指令方法の整備が必要であり、そのためには抜本的な中給システムの改修が不可欠である。
スケジュール・今後の予定
今後、次世代の分散型電力システムに関する検討会や需給調整市場における機器個別計測についての取引規定や課題に対する対応が進められる予定である。また、事業者のニーズやポテンシャル調査の結果を踏まえた整理も行われる見込みである。
| 年度 | 活動内容 |
|---|
| 2025年度 | 次世代分散型電力システムに関する検討会が開催される |
| 2026年度 | 機器個別計測の取引規定改定作業、課題検討が進行する |
| 2027年度 | 機器個別計測の具体的な適用開始が見込まれる |
まとめ
需給調整市場における機器個別計測に関わる重要な課題は、以下の通りである。
- 機器点電圧「特高」: 計量データの収集方法や次世代スマメの設置が必要である。
- 機器点容量1,000kW以上: 入札単位の整理やリスト・パターンでの接続に関する課題が存在する。
- これらの課題は、国の方針や事業者のニーズを考慮して、今後定期的に見直しと整理が行われるべきである。