一般送配電事業者における非公表情報漏えいの再発防止策に関する報告
資料の目的・背景
本資料は、一般送配電事業者における非公表情報の漏えいに関する再発防止策についての検討結果を報告するものであり、特に北海道電力ネットワーク株式会社(以下、北海道NW)及び北海道電力株式会社(以下、北海道電力)の内部統制強化への取り組み状況を説明するものである。
主要な検討内容・論点
漏えい事案の概要
- 北海道NW及び北海道電力において非公表情報の漏えい事案が発生した。
- これに伴い、第11回制度設計・監視専門会合で議論が行われ、両社への業務改善勧告及び内部統制強化に向けたモニタリングの実施が報告された。
モニタリングの実施
- 初回モニタリングでは、両社の社長との面談が実施され、今後の取り組み方針について委員会からのフィードバックを基に聴取を行った。
決定事項・制度変更
業務改善勧告
- 北海道電力ネットワーク株式会社に対して業務改善勧告が行われ、今後1年間は集中改善期間とし、継続的なモニタリングを実施することが決定された。
社長による決意表明
北海道NW
- 従業員の意識改革と行動規制に関する取り組みを進める。
- システムの管理体制監査体制の改善を図る。
- 非公開情報の管理マニュアルを改正しルールを明確化する。
北海道電力
- 業務改善計画への着手を行い、意識改革およびリスク管理の強化を図る。
- 社長メッセージの発信と浸透確認のためにアンケートを実施予定である。
| 対象事業者 | 決意表明概要 |
|---|
| 北海道NW | 従業員意識改革、内部統制強化、情報管理の徹底 |
| 北海道電力 | 業務改善計画の推進、意識改革、リスク管理の強化 |
今後のモニタリングについて
- 両社の内部統制強化状況を実地確認やヒアリングを通じてモニタリングする。
- 昨年度のモニタリング手法を踏襲し、評価は手順に従って行う。
例:
- 1年間の集中改善期間を経て、再発防止の取り組み状況を点数化して評価予定である。
その他のモニタリング
- 対象外事業者については、年1回程度のオンラインヒアリングによるモニタリングを実施予定である。
前回モニタリングの実施概要
前回のモニタリングでは、ヒアリングや実地確認を通じて取り組み状況を確認し、次の段階に進むことが決定された。
| 実施済み回数 | 内容 |
|---|
| 第1回 | 業務改善計画の全体像スケジュールの確認 |
| 第2回 | 従業員の法令遵守意識向上の取り組み |
| 第3回 | 課題の改善状況の確認 |
| 第4回 | 残りの取り組みの確認 |
参考:前回モニタリングにおける主な論点
- 委託先管理、リスク評価、システム物理分割の進捗状況が確認課題として挙げられた。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 委託先管理 | 業務委託先の管理状況やモニタリング |
| リスク評価 | 不正リスクの評価や網羅性 |
| システム物理分割 | 課題の有無や進捗状況の確認 |
本資料は、電力・ガス取引監視等委員会における重要な取り組みの現状と今後の方針を示しており、特に内部統制の強化が求められていることが明確にされている。