沖縄電力のスマートメーター導入について
概要
沖縄電力株式会社は、業務の効率化とお客さまサービスの向上を目的に、スマートメーターの導入を進めている。具体的な取り組み内容は以下の通りである。
主な検討内容
1. スマートメーターの導入
- 政府目標: 2010年6月の「エネルギー基本計画」に基づき、2020年代の早い時期に全ての需要家へスマートメーターの導入が決定された。
- 業務効率化の目指す点:
- 検針業務の効率化
- 送配電設備のコストダウン
- 電気利用の「見える化」によるお客さまサポート
2. 導入の進捗
- 先行設置: 平成27年7月より、一部地域で通信システムの検証を目的とした先行設置を実施。
- 本格導入: 平成28年4月から9年間で、低圧契約者全てに対し新設および既存メーターの取替えを含めてスマートメーターを設置する。
- 希望者対応: HEMS導入やメーターの離脱希望者には、期間に関わらずスマートメーターへの取替えを実施する。
3. スマートメーター導入後の業務イメージ
- 業務の効率化:
- 検針業務: 遠隔自動検針を実施
- 契約開始・廃止業務: 遠隔開閉操作による迅速な対応
- 配電業務: 無停電での計器取替
- お客さまへのサービス: 30分ごとの使用量の「見える化」により、省エネの実施やHEMSサービスの利用が可能となる。
導入スケジュール
スマートメーターの導入は以下のスケジュールで進められる。
| 年度 | イベント |
|---|
| H27年度 | 先行設置(一部地域) |
| H28年度 | 本格導入開始、低圧契約全ての顧客対象 |
| H29年度 | 継続 |
| H30年度 | 継続 |
| H31年度 | 継続 |
| H36年度 | 継続 |
料金原価算入
スマートメーター導入にかかる費用は、年平均約11億円を原価に算入している。詳細は以下の通り。
| 原価算入内訳 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | 3カ年合計 | 3カ年平均 |
|---|
| 修繕費 | | 1 | 6 | 6 | 6 | 18 | 6 |
| 減価償却費 | | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 |
| 委託費 | 3 | 7 | 2 | 2 | 1 | 5 | 2 |
| 消耗品費 | | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 諸費等 | | | 2 | 2 | 3 | 7 | 2 |
| 合計 | 3 | 11 | 11 | 11 | 11 | 33 | 11 |
スマートメーターの単価
標準仕様を採用したスマートメーターの価格見通しは以下の通りである。
| 年度 | 計器単価 | 通信ユニット単価 | 合計 |
|---|
| H28年度 | 8.6 | 2.4 | 11.0 |
| H29年度 | 8.6 | 2.2 | 10.8 |
| H30年度 | 8.6 | 2.2 | 10.8 |
スマートメーター導入による効果
スマートメーター導入により、業務効率化やコスト低減が期待されており、導入完了後は年平均7億円のコスト低減効果が見込まれている。具体的なコスト削減の内容は以下の通り。
| 項目 | 内容 | H28H30平均 | 導入完了後H37以降平均 |
|---|
| 検針業務関連 | 検針業務の効率化 | 0 | 3 |
| 契約業務関連 | 契約の開始廃止時の業務効率化 | 0 | 2 |
| 撤去計器の修理費用 | 従来計器の修理が不要になることによる費用低減 | 3 | 1 |
| 配電設備投資抑制関連 | 設備投資抑制によるコスト削減 | | 1 |
| 合計 | | 3 | 7 |
沖縄電力は、スマートメーターの導入を通じて効率的なサービスを提供し、顧客との関係をさらに強化することが期待されている。