この回のダイジェスト
NETs産業化の検討範囲と技術比較の分析軸案が示された。
この回で示されたこと
- 検討会の対象を、国内外の技術・ビジネス動向、産業化で重視する要素、優先NETs、官民の取組方針などとした。優先技術や支援策は未決定である。資料1
- 産業化策を、動向整理、重視要素の整理、優先NETsの特定、個別対策案の検討の4段階で進める案を提示した。省エネ・省スペースのCDRや国内導入と海外展開の分け方は論点である。資料2
- NETsの技術・ビジネス比較に、TRL、削減コスト、導入ポテンシャル、国際的な技術力に加え、土地利用、測定・認証、日本での実施可能性、社会・環境影響、各国制度を含める分析案を示した。企業ヒアリングを踏まえ更新する予定である。資料4
- IPCCの参考値として、DACCSのコストを100〜300 USD/tCO₂・ポテンシャルを年5〜40 GtCO₂、BECCSを15〜400 USD/tCO₂・年0.5〜11 GtCO₂と示した。技術間の幅があり、英国試算の導入規模とは対象・単位が異なる。資料4
- 海外制度について、EUの炭素除去認証枠組みは規則案、米国のDAC支援は成立済み制度として紹介し、パリ協定や民間基準の算定・適格性・除去利用には未確定の論点があると整理した。資料3
- 会議は一般傍聴を行わず、議事概要は原則として終了後2週間以内に公開する運営方針を示した。資料1
今後の予定・残った論点
- 3〜4月にDACCS・BECCSおよび自然由来NETsの動向を確認し、5月に産業化要素と取りまとめ骨子、6月上旬に取りまとめ案を扱う予定である。資料2
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
- 1
ネガティブエミッション市場創出に向けた検討会
- NETsは、脱炭素困難領域を補いカーボンニュートラルを達成する手段として位置づけられ、世界で年間約2〜10GtのCO₂削減が必要と推定される。 - 米国・EUで支援や認証枠組の整備が進み、日本でも要素技術の研究開発を進めているが、早期の技術開発方針とルール形成が課題である。 - 検討会は、技術・ビジネス動向、産業化で重視する要素と優先技術、官民の取組方針などを検討する段階であり、具体策は未決定である。 - 一般傍聴はなく、議事概要は原則会議後2週間以内に公開する。資料・議事概要は事情により一部または全部が非公表となる場合がある。
- 2
ネガティブエミッション市場創出に向けた検討会の進め方について
- NETsは、排出削減を代替せず、脱炭素化が難しい領域の残余排出やネットゼロ達成を補完する技術群である。 - 日本では技術評価・開発と市場形成を並行し、初期需要、信頼できるクレジット制度、国際連携などを検討する必要がある。 - 米国・EU・英国は資金支援、認証枠組み、ビジネスモデルを進めている一方、VCCの一般的価格はNETsのコストに見合わないと資料は指摘する。 - 検討会の進め方として、国内外の動向整理から優先技術の特定、対策案の検討まで4段階で進める案が示され、国内導入と海外展開の区分などが議論事項である。
- 3
ネガティブエミッションに関する海外の制度形成の動向
- EUは炭素除去認証枠組み規則案を提示したが、非永続的貯留の扱いや排出目標との分離が論点であり、採択前である。 - 米国は法律によりDACハブ補助や税額控除を導入し、DAC能力の拡大が試算される一方、2035年NDCへの反映方法が課題となる。 - パリ協定ではIPCC方法論のない除去の算定や、6条4項での対象適格性・非永続的除去のクレジット化が検討中である。 - 民間基準は除去報告の要件や企業・投資家による除去利用のルールを整備中であり、正式化や需要への影響は未確定である。
- 4
国内/海外における各技術の現状分析・検討の状況について
- 国内外のNETs技術・ビジネス動向を比較する分析枠組み案であり、個別技術の導入方針は決定していない。企業ヒアリング等を踏まえて要素や比較を今後更新する予定である。 - 比較軸はTRL、削減コスト・ポテンシャル、国際技術力に加え、土地利用、削減効果の確認、日本での実施可能性、社会・環境影響、各国の取組状況の計9項目である。 - 参考値は技術ごとの差と幅が大きく、IPCCの2050年値や英国の2030・2050年試算が示されるが、指標・対象が異なるため同一尺度での単純比較にはならない。 - 審議では分析要素の過不足と、企業ヒアリング等に基づく比較の追記・修正に向けた留意点を問うている。
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ネガティブエミッション市場創出に向けた検討会
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