この回のダイジェスト
地方ガス事業者の地域貢献と経営基盤強化に向けた役割・連携策が論点として示された。
この回で示されたこと
- 地方ガス事業者には、地域特性に応じて脱炭素化、防災・レジリエンス、人口減少に伴う課題へ対応し、地域の持続可能性と自社の経営基盤強化を両立することが期待された。一般ガス導管事業者193者の約8割は従業員100人以下である。資料1
- サーラエナジーは、2021年度以降にLPガス集中監視へ中部電力のスマートメーター通信網を導入する計画を示した。また、豊橋駅前2丁目で商業施設・広場・屋上農園・住宅などを一体整備する2024年までの再開発構想を紹介した。資料2
- 湘南電力などは、小田原・箱根地域で電力料金の1%を地域活動へ還元する仕組みや、太陽光・蓄電池・EVを組み合わせる地域マイクログリッド構想を示した。小田原市の計画目標は、2050年度に再エネ導入を市内エネルギー消費量の50%、消費量を2010年度比40%削減することである。資料3
- 関東経済産業局は、自治体の機運醸成・課題整理段階からの伴走支援を説明した。ガス事業者には、供給・保安を通じた自治体との信頼関係を生かし、地域需要に応じたエネルギーやサービスを提供して地域課題の解決に取り組むことを期待する案を示した。資料4
- 都市再生安全確保計画や立地適正化計画等を活用した面的エネルギー利用が紹介された。国際競争拠点都市整備事業では、対象となるエネルギー導管整備の補助率は5分の2、国費上限は1事業計画当たり20億円とされた。資料5
- 日本熱供給事業協会は、地域熱供給を脱炭素化、需給調整、災害対応、地域づくりへ広げる将来像を提示した。2030年のCO₂削減率は、特定モデルの試算で2013年比、大都市モデルが35~57%、地方都市モデルが32~54%である。資料6
- 日本政策投資銀行は、地方ガス事業者に地域課題を解く事業や、自治体・異業種・他のエネルギー事業者との連携、事業者間でのデジタル基盤・調達・設備保守等の共通化を提案した。日本ガスの清掃工場由来バイオガス受入計画は、2022年1月から2042年3月まで年150万㎥である。資料7
- 2021年1月の事業者アンケートでは、回答154社の95%が人口減少・少子高齢化を脅威と回答した。デジタル技術の活用中は51%、スマートメーターの導入・検討意向は98%、スマートエネルギーネットワークの実績ありは6%であった。資料8
前回からの変化
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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地方ガス事業者の現状と今後の課題
- 地方ガス事業者には、地域密着の強みを生かし、脱炭素化・レジリエンス強化・人口減少への対応を通じて地域貢献と経営基盤強化を両立することが期待されている。 - 取り組みは地域特性に応じて進めるもので、再エネ地産地消、分散型エネルギー、空き家対策や生活支援などの事例が紹介されている。 - 展開の鍵は、事業者自身のノウハウ向上と、自治体・地元企業・住民等との連携である。 - 日本ガス協会は地方ユニットや部会を通じた事例共有・技術支援を続け、支援を強化する方針である。
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サーラエナジーの取り組みについて
- サーラエナジーは都市ガス・LPガス・電力を基盤とし、地域の家庭・法人向けにエネルギーと生活関連事業を展開している。 - LPガス集中監視に中部電力のスマートメーター通信網を2021年度以降導入する計画で、詳細データを活用したサービス拡充は検討段階である。 - 家庭向けは地域販社「サーラE&L」を総合窓口に、住まい・暮らしのサービスを拡充し、法人向けは省エネや労働力不足などの課題解決を提案する方針である。 - 豊橋駅前2丁目では商業・住宅・広場を一体化した再開発を2024年までのプロジェクトとして掲げ、まちなかの回遊とにぎわい創出を目指す。
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自立分散型の脱炭素社会構築をめざして~地方都市ガス会社の果たすべき役割~
- 湘南電力は、県内電力の調達・供給と収益の地域還元を組み合わせ、脱炭素、地域経済、防災を支える自立分散型のまちづくりを構想している。 - 太陽光・蓄電池・EVの連携、EVシェアリング、系統線を使う地域マイクログリッドを展開例として示し、平時の再エネ活用と非常時の電力確保を目指す。 - 小田原市計画は2050年度に再エネ導入を市内エネルギー消費量の50%、消費量を2010年度比40%削減する目標を掲げるが、資料は達成実績を報告していない。 - 取り組みは地元企業・自治体等の連携による提案・計画として記載され、本資料は営業提案資料で正確性・完全性への免責がある。
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関東経済産業局における地域エネルギー振興に向けた取組について:取組を通じて得たガス事業者への期待
- 関東経済産業局は、国のエネルギー政策と地域の間をつなぎ、エネルギーを地域課題の解決や地域価値向上に生かす方針を示す。これは資料の方向性であり、個別事業の決定ではない。 - 省エネ・低炭素化・電化など既存技術の積み重ねと、革新的技術の開発を並行して進める必要があると整理する。 - 各省庁の施策が届きにくい立ち上がり段階を対象に、局が課題整理、関係者連携、有識者派遣、計画・施策活用を伴走支援する。 - ガス事業者には、導管網と自治体との信頼関係を生かし、地域ニーズに沿うエネルギー・サービスを提供して地方創生に主体的に関わることを期待する。
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まちづくりとエネルギーの面的利用
- 都市の低炭素化・防災力向上に向け、コンパクト・プラス・ネットワークとエネルギー面的利用を連動させる考え方を示した資料である。 - 用途の異なる施設の需要を束ね、熱・電力を融通することで、ピーク平準化、設備効率向上、CO₂削減を図る。 - 分散型電源とエネルギー網による災害時供給を支える制度として、都市再生安全確保計画、承継効付き協定、複数の整備支援制度を整理している。 - 都市構造再編集中支援事業への分散型エネルギー追加は、資料記載時点で内容検討中である。
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地域熱供給の長期ビジョン:概要版
- 日本熱供給事業協会は、DHCを脱炭素化・需給調整・災害対応・地方創生を担う地域基盤として発展させる構想を示す。 - 2030年のCO₂削減はモデル試算であり、2013年比で大都市は43〜65%、地方都市は46〜68%減となる。 - DHCの役割をエネルギー転換、地域需給最適化、強靭化支援の3つに整理し、既存の災害対応事例も紹介する。 - 2050年に向けて、データ活用と地域サービスを広げるDTSへの進化を提案するが、確定計画ではない。
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2050年に向けた地方ガス事業者のサステナブルな経営
- 地方ガス事業者の持続的経営に向け、自治体課題の解決とガス供給を越えるサービスで事業領域を広げることが提案されている。実施決定ではない。 - 人口減少により供給先と保守人員が減るなか、脱炭素、まちづくり、レジリエンス、生活・交通など地域課題への対応を経営基盤強化につなげる構想である。 - バイオガスは地域資源を活用でき、地方事業者が主体的に進め得る一方、カーボンニュートラルメタンや水素は技術・資本面で主導が難しいと整理されている。 - 地域内の異業種連携と、地域を越えた地方ガス間の非競争領域共通化を提案し、DBJは金融面からの多面的支援を続けるとしている。
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都市ガス事業者向けアンケート結果/本日の論点
- 154社の回答では、95%が人口減少・少子高齢化を脅威と捉え、多角化や商品・サービス開発で対応しているが、人材・体制・ノウハウが課題である。 - デジタル技術は51%が活用中である一方、導入費用と人材不足が障壁であり、スマートメーターは98%が導入または検討意向を示す。 - 同業・異業種との連携検討経験はそれぞれ約2割にとどまる一方、地域活動では自治体との協力が多く、SDGsの実施・具体的検討は約3割である。 - 研究会では、2050年の地方ガス事業者の役割、限られた資源での取組、大手事業者・業界団体・国・自治体の役割が今後の検討論点として提示された。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
2050年に向けたガス事業の在り方研究会
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