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経済産業省 ・ 同時市場の在り方等に関する検討会

第4回 同時市場の在り方等に関する検討会

公開資料 4 件会議体の公式ページ

この回のダイジェスト

第4回は、SCUC・SCEDの検証状況と海外市場調査を報告し、導入判断に向けた制度・費用便益の論点を継続した。

この回で示されたこと

  • SCUC・SCEDの技術検証では、9エリア・1,191ノード等の実規模モデルで実行可能解を得たが、多くのケースで目標精度0.3%に未達であり、収束性の改善を続ける段階である。資料1
  • 買い入札ロジックは小規模モデルで需要抑制と潮流制約の挙動を確認した。単一札の試算であり、複数札・時間別の価格弾力性や実規模モデルでの計算負荷は今後の検証事項である。資料1
  • 週間SCUCは、週間LP緩和と日間の厳密計算を組み合わせる案で、過去の大規模モデル上、発電コスト増加0.02%に対し計算時間を4.28時間から1.10時間に短縮した。確定手法ではなく、運用目的や揚水・蓄電池との整合を引き続き検討する。資料1
  • ERCOT・CAISO調査では、予測更新を実需給直前まで行ってもアンシラリーが必要との見解や、セルフスケジュールが調整運用を難しくし得るとの説明が共有された。OCCTOは、日本のFIT電源等との制度差を踏まえ、予測・入札、セルフスケジュールの許容範囲、指令に応じる誘因やUpliftを検討対象としている。資料3
  • PJMの制度説明では、容量市場約定電源の前日市場マストオファー義務、セルフ・プールスケジュール、オファー規律と市場支配力判定、Make-Whole Payment・LOCの対象や費用負担が整理された。2022年のDay-Ahead Operating Reserveは5,880万ドル、Balancing Operating Reserveは2億2,910万ドルであった。資料4
  • 同時市場の導入や価格算定方式は決定されていない。費用便益分析は制度の具体化と並行して定量・定性の両面で進め、導入可否は分析結果を踏まえて小委員会等で判断する想定である。資料2

前回からの変化

  • 費用便益分析は、前回の評価期間・割引率等を置いた定量評価案の提示から、費用・便益の定義や導入しない場合との差分、対象主体・システム費用、将来施策や再エネの前提、前提変更に対する頑健性を明確にすることが求められる段階へ進んだ。資料2
  • 前回は再エネの入札・計画・調整力設計が課題として整理された。今回はERCOT・CAISOの調査を踏まえ、予測更新、セルフスケジュール、指令に応じる誘因、アンシラリーの必要性を検討材料として示し、日本のFIT電源等との制度差も指摘した。資料3

今後の予定・残った論点

  • SCUC・SCEDの収束性、買い入札の実規模での計算負荷、週間運用手法を引き続き技術検証する。資料1
  • 時間前市場でのSCUCと調整力の組み替え、BGの相対取引・セルフスケジュール・電源差替えの範囲、価格算定とUpliftを検討する。資料2
  • kWh・ΔkWを送電容量内に収める制約の収束性・計算負荷を検証し、必要に応じて調達エリアの細分化等も検討する。資料3
  • 費用便益分析の前提と比較対象を具体化し、定量・定性の結果を導入可否判断に結び付ける。資料2

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    電源起動・出力配分ロジックの技術検証(検証A) の進捗報告について

    - 同時市場向けSCUC・SCEDの技術検証中間報告であり、基本ロジック、買い入札、週間運用はいずれも動作や有効性を確認した段階で、実運用仕様は未確定である。 - 全国規模モデルでは実行可能解を約20秒で得たが、多くのケースで精度目標0.3%に届かず、特に春期の収束性向上が課題である一方、需給配分や揚水運用は概ね妥当だった。 - 買い入札は小規模モデルで需要抑制と混雑解消への効果を確認したが、複数札・時間別価格弾力性と実規模での計算負荷は今後検証する。 - 週間SCUCの簡易手法案は、発電コスト増0.02%に対し計算時間を4.28時間から1.10時間へ短縮したが、週間運用の目的や蓄電池・揚水の扱いを含めて改良を続ける。

  2. 2

    本日の議論内容等について

    - 同時市場の導入可否は未決定であり、検討会は仕組みの具体化と費用便益分析を進めている。今回、SCUC・SCEDの検証進捗と海外調査結果を報告する。 - 技術検証では運用可能性や計算時間、前提条件を確認し、価格算定では市場価格や価格のばらつき、Upliftを比較する。 - 時間前市場の設計、BGの調達・運用自由度、約定価格と費用回収が主要な未決論点である。 - 費用便益分析では同時最適化や広域混雑処理の効果を候補とし、費用・便益の範囲、前提、主体別影響を明確にする。

  3. 3

    北米(ERCOT・CAISO) 海外調査報告について

    - ERCOT・CAISOの調査では、再エネ予測を直前まで更新しても大きな誤差に備えるアンシラリーが必要との見解であり、日本ではFIT電源などの制度差を踏まえた検討が必要である。 - ノーダル制など複雑な制度変更には、透明性のある丁寧な議論が重視され、前日・リアルタイム市場の一体的な改革や系統増強との併議も示唆された。 - 長期相対契約への影響は米国では限定的との回答だが、日本への適用は未確定である。セルフスケジュール増加は下げ調整力を減らし得るため、指令に応じる誘因も検討課題である。 - 米国ISOはアンシラリー用マージンを設けず運用しており、OCCTOはkWh・ΔkW同時制約の計算負荷と系統差を検証する方針である。ERCOTのupliftは運転した発電機の不足収入を補い、費用を買い手が購入量に応じて負担する。

  4. 4

    米国・PJMにおける市場設計(電源の入札方法、Upliftの取扱い等)について

    - PJMでは容量市場約定電源に前日市場へのマストオファー義務があり、起動判断(セルフ/プール)と経済配分可能な出力帯を分けて登録する。2021年の発電量のうち、約定結果でスケジュールが変わる割合は前日55%、リアルタイム56%である。 - 全電源にコストベースオファーが必要であり、価格ベース利用には資格が要る。PJMは需給状況とThree Pivotal Supplier Testの結果に応じて約定に用いるオファーを選ぶ。 - Upliftは市場収入で不足する起動費等や機会費用を補填する市場外支払いである。Make-Wholeはプール電源が対象で、セルフ電源はDispatchable範囲に限りLOCの対象となる。 - 2022年の主な補填額はDay-Ahead Operating Reserve 5,880万ドル、Balancing Operating Reserve 2億2,910万ドルである。費用負担は費目ごとに需要案分と乖離を生じさせた参加者への配分を組み合わせる。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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