この回で示されたこと
- 次世代電力・ガス事業基盤構築小委員会の下に制度設計WGを設置し、電力システム改革の検証で明らかになった課題の具体策を検討することとした。資料1
- 制度改正の検討事項を8点に整理した。燃料確保、系統整備・資金調達、短期需給運用、小売事業者の責任・取引市場、経過措置料金、電源・系統投資のファイナンスなどが対象であり、具体策は今後検討する。資料2
- 地内系統を中長期の電源・需要配置に沿って計画整備し、公的機関が一定程度関与する枠組みを検討する案を示した。再エネ立地地域と全国的便益を踏まえたエリアを越える費用負担も検討対象である。資料3
- 大規模系統投資の資金繰り改善策として、託送料金の前倒し回収、建設仮勘定のレートベース算入率を50%から100%へ見直す案、特定系統設置交付金の控除時期を変更する案を示した。いずれも制度変更の決定ではない。資料3
- 工事費増額や工期遅延の検証基準・手続を定めるガイドライン骨子案を示した。資源エネルギー庁と電力広域機関が確認・検証し、その結果の金額を電力・ガス取引監視等委員会が確認する流れを提案した。資料3
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この回の資料と要約
- 1
電力システム改革の検証を踏まえた制度設計WGの設置について
- 電力システム改革の検証で明らかになった課題を具体的に検討するため、小委員会の下に制度設計WGを設置する決定である。 - 改革の3目的には一定の効果があった一方、供給力不足と、量・価格両面での安定供給確保が課題として整理された。 - 次世代システムの方向性は、安定供給、脱炭素化、安定的な価格で供給できる環境整備の3点であり、第七次エネルギー基本計画にも明記された。 - WGで個別の制度設計を速やかに検討するが、具体案や実施時期は本資料に示されていない。
- 2
電力システム改革の検証を踏まえた制度設計について
- 電力システム改革は広域運用や小売選択肢の拡大で一定の成果を上げたが、供給力不足への懸念、燃料価格高騰時の料金変動、小売事業者の退出などが課題となった。次の目標は安定供給・脱炭素化と価格安定の両立である。 - 制度設計の検討事項は、燃料確保、地内系統整備、大規模系統の資金調達、短期需給市場、小売事業者の責任、中長期取引市場、経過措置料金、電源・系統投資のファイナンスの8点であり、具体策は検討段階である。 - 同時市場や公的信用補完、中長期取引の拡充などが検討される一方、委員からは国の関与と市場競争、規律と誘導、投資リスクとリターンの均衡など複数の論点が示された。 - 詳細検討は制度設計WG等で進め、2025年秋頃を目途に小委員会へ検討状況を報告する。
- 3
電力ネットワークの次世代化について
- 再エネ拡大と大規模需要の立地を見据え、地内系統の計画整備や適地への需要誘導、エリアを越えた費用負担の仕組みを検討する提案である。 - 長工期・巨額投資の資金繰りを支えるため、託送料金の着工時からの一部回収、建設中資産のレートベース算入率を50%から100%へ見直すこと、交付金の控除時期変更が提案されている。いずれも未決定である。 - 工事費増額や工期遅延に備えるガイドライン骨子案は、段階別の検証、予備費・物価上昇への対応、工事中断を防ぐ手続を定める構想である。 - 制度の適用条件、会計・費用負担の整理、ガイドラインと検証プロセスの具体化は今後の検討事項である。
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電力システム改革の検証を踏まえた制度設計ワーキンググループ
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