本資料は、「第1回競争的な電力・ガス市場研究会」での基礎資料集をもとに、電力・ガス市場に関する重要な情報を提供することを目的としている。特に、電力・ガス取引監視等委員会が関与し、さまざまな市場制度や小売の状況、電気料金制度について詳述している。
本資料では以下の内容が扱われている:
電気の特性については、供給面と消費面での特徴がある。
出典:Twomey, Green, Neuhoff and Newbery著
電力システム改革は以下の目的で進められている:
日本の電気事業制度改革は複数の段階に分けて進められた。
| 改革段階 | 年 | 内容 |
|---|---|---|
| 第一次制度改革 | 1995年 | 発電部門の競争導入及び選択約款の導入 |
| 第二次制度改革 | 2000年 | 特別高圧需要家への自由化 |
| 第三次制度改革 | 2003年 | 高圧需要家への自由化 |
| 第四次制度改革 | 2008年 | 時間前市場の創設 |
| 第五次制度改革 | 2015年 | 電気の小売全面自由化 |
| 年 | 主要な施策 |
|---|---|
| 2015年 | 第1段階(広域的運営機関設立) |
| 2016年 | 第2段階(電気の小売全面自由化) |
| 2020年 | 第3段階(送配電部門の法的分離) |
平成27年8月の事前登録申請から2年間で509件の小売電気事業者登録があり、平成29年9月22日時点で418社が登録されている。
| 年月 | 登録申請件数 | 登録件数 |
|---|---|---|
| 開始期 | 0 | 0 |
| 2015年 | 57 | 0 |
| 2017年 | 509 | 418 |
約4割が東京に集中し、三大都市圏以外にも3割の事業者が存在する。
自由化後の電気料金は、以下の構成要素から成り立っている:
燃料費調整制度は、外的要因により事業者の経営効率が影響を受けないように料金に反映させることを目的としている。具体的には以下のように運用される:
| 燃料 | 発電設備容量 (万kW) |
|---|---|
| 原子力 | 6,535 |
| 水力 | 4,799 |
| 石炭 | 4,529 |
| LNG | 7,170 |
| 発電方式 | 建設費 (万円/kW) | 燃料費 (円/kWh) | 想定稼働年数 |
|---|---|---|---|
| 原子力 | 37.0 | 1.5 | 40 |
| 石炭火力 | 25.0 | 5.5 | 40 |
| LNG火力 | 12.0 | 10.8 | 40 |
| 石油火力 | 20.0 | 21.7 | 40 |
| 一般水力 | 64.0 | 0.0 | 40 |
| 太陽光メガソーラー | 29.4 | 0.0 | 20 |
| バイオマス | 39.8 | 21.0 | 40 |
2016年4月の小売全面自由化以降、新電力による調達が増加している。2017年3月時点では、JEPXからの調達比率は 36.5%、常時バックアップによる調達比率は 20.3% である。
常時バックアップは、旧一般電気事業者が新規参入者に対して行う卸供給を指し、過渡的措置として位置付けられている。
新たに以下の制度が予定されている:
| 区分 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| スポット市場 | グロスビディング開始 | 間接オークション導入 | ベースロード取引開始 | ベースロード受発開始 | |
| 先渡し市場 | 取引開始 (FIT電源のみ) | 取引開始 (全非化石電源) | |||
| 非化石価値市場 | 取引開始 | 取引開始 | |||
| 容量市場 | 取引開始 | 容量契約発効 |
このように、電力市場の改革は進行中であり、様々な制度が整備されつつある。
本資料は、日本の電力・ガス市場の制度改革、電気の特性、小売事業者の状況、電気料金制度に関する現状を詳細に示しており、エネルギー市場の動向を把握する上で重要な資料である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。