本資料は、CAPEX(資本的支出)における統計手法を用いた10社の比較に関する報告を目的としている。この内容は第16回料金制度専門委員会において議論されることとなっている。
本会合での主な議論事項は以下のとおりである。
レベニューキャップ制度の導入(2023年4月から)
OPEXおよびCAPEXの査定手法
統計手法は以下のように分類される。
| 系統区分 | 品目 |
|---|---|
| ローカル系統 | 送電設備、鉄塔、架空送電線、地中ケーブル、変電設備、変圧器、遮断器 |
| 配電系統 | 需要電源対応、高経年化対策(コン柱、高圧線、低圧線、柱上変圧器、地中ケーブル) |
各投資費用は「物品単価」と「工事単価」に区別し、統計手法を用いて推計単価を算出する。
重回帰分析方式
中央値方式
過去の会合における議論に基づき以下の事項が整理されている。
CAPEXに関連する統計的査定手法の導入とその議論は、電力およびガス事業のコスト透明性向上への重要なステップである。本資料をもとに、更なる詳細な議論が期待される。
本資料は、地中ケーブルおよび配電系統における工事費の説明変数や要因の検証結果をまとめたものである。
地中ケーブルの物品費は以下の3つの主要要因から成り立っている。
中間検証時の説明変数および決定係数は以下のとおりである。
今回の見直し案では以下の説明変数が提案され、決定係数は0.76が確認された。
中間取りまとめ時点では以下の要因が説明変数に設定され、決定係数は0.83と高い相関が確認された。
今回の検証内容で国は新たに以下の説明変数を提案し、決定係数は0.94と更に高い相関が確認された。
| 要因 | 説明変数 | 定性的説明 |
|---|---|---|
| 需要要因 | 需要申込数 | 需要密度が高いほど工事費は高くなる |
| 自然環境 | 平均雷日数 | 雷被害が多いほど工事費は高くなる |
| 地理的環境 | 地中線工事比率 | 発生するコストが高くなる |
| 外生的要因 | 平均柱長 | 支持物間の距離が長くなるほど工事費は高くなる |
本資料における説明変数や検証内容は、配電系統や地中ケーブルの物品費に関連する要因について詳細に述べられている。特に、決定係数の高さは、各説明変数が物品費に及ぼす影響が大きいことを示している。また、定性的要因の検証結果から、具体的な物品費の上昇要因が明確に解析されている。
| 北海道 | 東北 | 東京 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 | 全体 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 短尺以外 | 70.0% (7) | 70.6% (48) | 47.6% (60) | 41.7% (43) | 90.9% (20) | 62.3% (149) | 75.9% (22) | 100.0% (3) | 78.9% (56) | 93.3% (14) | 61.5% (422) |
| 短尺 | 30.0% (3) | 29.4% (20) | 52.4% (66) | 58.3% (60) | 9.1% (2) | 37.7% (90) | 24.1% (7) | 24.1% (7) | 21.1% (15) | 6.7% (1) | 38.5% (264) |
| 輸送方法 | 北海道 | 東北 | 東京 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 | 全体 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 陸上輸送 | 98.6% (70) | 100.0% (231) | 98.8% (81) | 98.4% (61) | 99.3% (145) | 98.0% (48) | 87.5% (42) | 99.0% (102) | 100.0% (13) | 91.0% (780) | |
| 海上輸送 | 100.0% (52) | 1.4% (1) | 1.2% (1) | 1.6% (1) | 0.7% (1) | 2.0% (6) | 12.5% (6) | 1.0% (1) | 1.0% (1) | 0.0% (0) | 9.0% (77) |
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「CAPEXにおける統計手法等を用いた 10社比較の実施について」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_electricity.html)をもとに当社作成
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