調整力の細分化及び広域調達に関する作業会 第17回 資料説明
資料の概要
本資料は、調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会の第17回資料であり、2018年9月21日に作成された。作業会の目的は、商品要件の見直しを通じて電力供給の円滑化を図ることである。
本日の議題
議題は以下の通りである:
- 課題について
- 議論の方向性
- 小委員会における論点
3-1 契約・精算プロセス
- 一般送配電事業者と発電・小売事業者間の契約および精算
- AkW: 調達段階の商品の区分による精算
- kWh: ユニット単位のkWhでV1/V2単価による精算
3-2 余力活用の仕組み
- 年初に公募に基づく契約の実施
- 容量市場におけるリクワイアメント等を前提とした具体的な余力活用の仕組みの検討
- kWh単価の登録および変更時期
3-3 商品設計
- 商品区分および商品の要件は意見募集の結果に基づく
- 新たなリソースを考慮した取り決め事項
意見募集結果
意見募集に関する情報は以下の通りである。
- 意見募集期間: 2018年4月27日〜2018年5月14日(18日間)
- 実施方法: 電力広域的運営推進機関ホームページおよび電子メール
- 意見提出件数: 170件(25事業者)
各区分ごとの集計結果
| 意見区分 | 提出件数 |
|---|
| 商品の要件 | 107件 |
| 取引スケジュール | 11件 |
| その他(DR関連等) | 21件 |
| 制度設計関連 | 31件 |
主な意見の内容
商品の要件(107件)
- 最低入札量: 参入障壁を低減するため、引き下げが提案された。
- 通信設備: コスト削減のため、簡易指令システムで代用可能とすべきとの意見がある。
- 応動時間と継続時間: 応動時間を延長し、継続時間の上限を設けるべきとの意見。
取引スケジュール(11件)
- 業務フロー: 入札スケジュールは計画見直しタイミングを考慮すべき。
- 調達時期: 年間や季節ごとの調達メニューの検討が必要。
その他の意見
- 市場参入に向けた課題: 系統連携技術要件の緩和検討。
- 制度設計関連: 需給調整市場創設後の参入障壁についての見直しが必要。
今後の検討事項
本日は以下の事項について議論する必要がある:
| 項目 | 一次調整力 | 二次調整力 | 三次調整力 |
|---|
| 指令制御 | 論点1 商品の分割 | - | - |
| 回線 | 専用線等 | 専用線等 | 専用線等 |
| 応動時間 | 10秒以内 | 5分以内 | 15分以内 |
| 継続時間 | 5分以上 | 30分以上 | 45分以内 |
| 最低入札量 | 5MW | 5MW | 1MW |
容量市場におけるリクワイアメントについて
1. 平常時のリクワイアメント
取りまとめ結果
- 発動回数: 年間12回。発動後の継続時間は3時間。
- 実効性テスト: 追加オークション前に行い期待容量を確定。
- 経済的ペナルティ: 発動指令不成功の場合、未達成量に応じたペナルティを求められる。
| リクワイアメント | アセスメント | 経済的ペナルティ |
|---|
| 発動の都度、一般送配電事業者の判断 | - | 未達成量に応じた計算 |
2. 需給ひっ迫時のリクワイアメント
| リクワイアメント | アセスメント | 経済的ペナルティ |
|---|
| 発動の一般送配電事業者の判断 | - | 年間発動回数12回、指令応動は3時間程度 |
3. 最低入札量の低減について
- 現行案: 一次調整力から三次調整力における最低入札量が提案されている。
- 意見: 参入促進のため1MWを求める意見があり、他市場との整合性を考慮すべき。
4. 追加要件の設定について
- 商品の要件に追加の調整が提案されており、具体的な議論が必要である。
5. 今後の検討課題
今後の検討を要する事項には以下が含まれる:
- セキュリティ確保後の簡易指令システムの適用範囲
- ベースラインの詳細設定
- 中間点などの設定
結論
本日の議論は商品の要件確定に向けたものであり、意見募集結果を基にした商品設計の再検討が重要である。新規事業者の参入を促進し、電力市場の効率化を図るために、引き続き検討を進める必要がある。