本資料は、第115回調整力及び需給バランス評価等に関する委員会における供給信頼度評価の課題整理およびEUE算定断面の細分化に関する検討結果を提示するものである。特に、月単位の需給バランス評価を月の前半・後半に細分化することによって、より合理的な評価を行う可能性について議論することが目的である。
以下の5つの検討事項において、現状の取扱いとその課題が整理されている。
| 検討事項 | 現状の取扱い |
|---|---|
| ① EUEによる需給バランス評価 | 月単位の評価を行っており、ツール改修が必要 |
| ② EUE算定向け計画外停止率 | 過去の3年平均から算出しており、見直しが必要 |
| ③ 年間計画停止可能量 | 基準が2019年度のものを参考にしている |
| ④ 地内系統の混雑影響 | 一定程度の計算が可能だが、整理が必要 |
| ⑤ 予備率とEUEの関係 | 現在の判断において、一部エリアで余裕があるとされている |
第87回電力・ガス基本政策小委員会において、2026年度以降の供給計画において、全ての月を前後半に細分化することが合意された。しかし、EUEによる需給バランス評価は制度面・ツール面での準備期間を要するため、継続的な検討が必要とされている。
現行の供給計画では、月単位での需給バランス評価において未確認の断面が存在するため、これを確認することを目的として全ての月を前後半に細分化する提案がされている。
資源の乏しい春季・秋季については、厳気象に対する供給評価の見直しが必要であり、これにより需給バランス評価の精緻化が求められている。
今後は以下の2点に留意して議論を進めることが求められている:
このような視点から、EUEによる需給バランス評価の細分化が進展し、より理論的かつ実務的な需給バランスの確保が期待される。
第95回本委員会において、夏季・冬季の厳気象対応分について以下のように整理した。
従来からの月単位の算出ではないため、前後半の影響はない。
| 2026年度 | 夏季 | 冬季 | 夏季冬季厳気象対応分 |
|---|---|---|---|
| 現在の供給計画調整係数算定時 [%] | 2.0 | 4.0 | 4.0 |
| 見直し後 | 2.7 | 3.8 | 3.8 |
春季・秋季の厳気象対応分について、前後半を考慮した簡易的手法を適用すると、計画停止可能量が減少し、目標調達量も減少する見込みである。
| 対象実需給年度 | 第1年度 | 第2年度 | 第3年度 | 第4年度 | 第5年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| ツール改修前 | 簡易的評価 | 簡易的評価 | |||
| ツール改修後 | 24断面評価 | 24断面評価 | 24断面評価 |
厳気象対応分の見直し:
供給計画の適用範囲と時期:
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「供給信頼度評価の課題整理について (EUE算定断面細分化)」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chousei_jukyu/index.html)をもとに当社作成
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