本資料は、経済産業省が提出した「一般送配電事業者の収支状況(託送収支)の事後評価」に関するものであり、平成29年10月26日に行われた第23回 制度設計専門会合での事務局提出資料である。
資料は以下のような構成になっている。
託送収支の事後評価は、以下の目的のために行われる。
事後評価は以下のステップで進められる。
年明けの料金審査専門会合で事業者へのヒアリングが予定されている。
| 月 | 進行内容 |
|---|---|
| 10月 | 制度設計専門会合での議論 |
| 11月 | 事業者ヒアリング |
| 12月 | レビュー |
| 1月 | レビュー結果の報告及び議論 |
| 2月 | 次年度に向けた議論 |
各社の託送収支に関して、以下の6項目が整理された。
| 整理項目 | 概要 |
|---|---|
| A 超過利潤累積額管理 | 当期超過利潤累積額の確認 |
| B 乖離率計算書 | 想定単価と実績単価の乖離率の確認 |
| C 想定原価と実績費用の増減額 | 増減要因の確認 |
| D 実績費用の経年変化 | 震災前との比較 |
| E 実績単価の経年変化 | 震災前との比較 |
| F 安定供給の状況 | 停電回数や時間の経年変化 |
この資料は、一般送配電事業者の収支評価及び効率化の取り組みとして、経済産業省が進める制度の透明性を高め、適正な料金を実現するための重要な指針となっている。
資料では、各地域の電力供給能力を万kW単位で示したデータを提供している。以下は、平成20年度(H20)から平成28年度(H28)までの各地域の供給能力の推移である。
| 地域 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 19,853 | 19,933 | 20,220 | 20,425 | 20,540 | 20,523 | 20,710 | 20,792 | 19,209 |
| 東北 | 51,131 | 50,849 | 51,235 | 50,406 | 51,058 | 51,494 | 52,108 | 52,655 | 48,314 |
| 東京 | 197,423 | 196,944 | 198,654 | 197,639 | 196,483 | 196,971 | 198,068 | 198,886 | 184,032 |
| 中部 | 83,380 | 82,026 | 82,798 | 83,337 | 83,246 | 83,563 | 83,937 | 84,346 | 77,648 |
| 北陸 | 17,225 | 17,039 | 17,368 | 17,592 | 17,531 | 17,646 | 17,818 | 18,102 | 16,825 |
| 関西 | 88,642 | 88,240 | 88,899 | 89,147 | 88,401 | 87,987 | 87,719 | 87,406 | 78,300 |
| 中国 | 36,502 | 36,323 | 36,571 | 36,682 | 36,572 | 36,679 | 36,958 | 36,916 | 33,374 |
| 四国 | 18,668 | 18,530 | 18,653 | 18,681 | 18,543 | 18,516 | 18,512 | 18,530 | 16,885 |
| 九州 | 57,506 | 57,559 | 58,173 | 58,714 | 58,877 | 59,274 | 59,636 | 59,967 | 52,857 |
| 沖縄 | 4,672 | 4,737 | 4,811 | 4,874 | 4,945 | 5,021 | 5,122 | 5,217 | 4,897 |
カッコ内は対前年比の増減率である。
各地域の停電回数及び停電時間の経年変化について、以下の視点でまとめている。
これらの情報は、各社の収支状況とともに、安定供給の状況を評価するために必要な要素である。停電回数や停電時間に顕著な変化を示す事業者については、変化要因や取組を詳細に確認することが重要である。
事後評価のプロセスについて整理されている。主な構成は以下の通りである。
これにより、評価が一貫して行われることを目指している。
事後評価におけるヒアリング項目は以下の通りである。
| 項目 | 概要 | ヒアリングで確認する点 |
|---|---|---|
| A. 想定原価と実績費用の増減額 | フォワードルッキングで認可された原価算定期間中の想定原価と実績費用の乖離を確認 | 想定原価と実績費用の増減額とその要因 |
| B. 効率化に資する取組 | 各社の効率化に資する取組を確認 | 主な取組事例 |
| C. 安定供給の状況 | 電力の安定供給の状況を確認 | 停電回数/停電時間 |
| D. 設備投資等 | 設備投資および対策について確認 | 主要な設備投資、管理計画 |
| E. 調達の状況 | 設備関連費の調達価格水準を確認 | 代表的な設備の調達状況 |
想定原価と実績費用の増減額について明確に示されている。各費目における実績の詳細は以下の通りである。
| 費目 | 予算 (原価) | 実績 | 差異 | 理由 |
|---|---|---|---|---|
| 人件費 | 2,165 | 2,263 | +99 | 処遇制度改編による増加 |
| 燃料費 | 9,591 | 9,650 | +59 | 供給影響を上回る燃料価格上昇 |
| 修繕費 | 2,556 | 2,183 | -372 | 工事の中止による減 |
| 減価償却費 | 3,275 | 3,248 | -26 | 設備投資の削減 |
| 購入電力料 | 3,293 | 3,554 | +262 | 自家発電の受電増加 |
| 電気事業営業費用合計 | 26,146 | 26,221 | +76 |
出典: 第23回料金審査専門会合資料9 東京電力EP提出資料
効率化に対する取組について、以下の評価項目が示されている。
これらは事業者が効率化を実現するための基準となりうる。
安定供給における需要家当たりの停電回数及び停電時間が明示されており、地域ごとの変化要因について説明を求める予定である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。