電力市場モニタリング報告(2016年10月~12月)
資料概要
本資料は経済産業省が作成したものであり、電力市場に関するモニタリング結果を報告している。特に、2016年10月から12月の期間における市場の動向や重要な指標がまとめられている。
モニタリングの背景
- 本資料は自主的取組や競争状態のモニタリング報告に関するものである。
- 過去に計9回のモニタリング報告が行われており、今後も定期的なモニタリングが予定されている。
2016年10月~12月期の主な報告内容
卸電力市場の状況
中長期の推移報告
- 卸電力市場
- 小売市場
- シェア
- 部分供給の実施状況
- スイッチング申し込み状況
主要指標
2016年10月~12月の主要指標は以下のとおりである。
| 項目 | 今回の報告内容 2016年10月-12月 | 参考 前年同時期 2015年10月-12月 | 参考 2015年度 2015年4月-2016年3月 |
|---|
| 約定量 | 57億kWh | 36億kWh | 154億kWh |
| 約定量前年同時期対比 | 1.6倍 | 1.1倍 | 1.2倍 |
| 平均約定価格システムプライス | 8.25円/kWh | 9.37円/kWh | 9.78円/kWh |
| 東西市場分断発生率 | 47.3% | 75.7% | 67.9% |
| 市場前 約定 | 4.2億kWh | - | - |
| 平均約定価格 | 8.23円/kWh | - | - |
| 販売電力量に対するシェア | 3.0% | 2.0% | 2.0% |
| 電力販売量 | 2,022億kWh | 1,966億kWh | 8,415億kWh |
| 新電力 | 167億kWh | 107億kWh | 436億kWh |
市場の入札状況
スポット市場の状況
- 入札量
- 売り入札量:267億kWh
- 買い入札量:157億kWh
- 前年比の入札量
時間前市場の状況
- 約定量の合計:4.2億kWh
- 売り約定量
- 旧一般電気事業者:3.8億kWh
- 新電力その他の事業者:0.4億kWh
- 買い約定量
- 旧一般電気事業者:1.1億kWh
- 新電力その他の事業者:3.1億kWh
- 平均約定価格
先渡市場の取引状況
燃料価格の影響
旧一般電気事業者の先渡市場取引の活用方針(2016年10月~12月期)
活用方針
旧一般電気事業者の先渡市場取引の活用は前回から変わらず、以下の目的で行われている。
- 経済的効果の追求
- 収益拡大、需給関係改善を図るための活用
- 経済合理性に基づいて入札を実施
- リスクに対する懸念
- 市場分断時の約定価格変動リスク
- 需給の変動リスクについての懸念
入札価格・入札量の設定
統計データ
| 電力会社 | 入札可能量 | 実際の通常入札量 | 実際のブロック入札量 |
|---|
| 北海道電力 | 100 MW | 90 MW | - |
| 東京電力EP | 150 MW | 140 MW | 20 MW |
| 東北電力 | 120 MW | 110 MW | 10 MW |
| 中部電力 | 130 MW | 120 MW | 15 MW |
部分供給の実施状況
供給件数
- 2016年12月末時点での部分供給による供給件数は約2万1千件で、9月末から減少した。
供給形態
- 新たな形態
- 旧一般電気事業者または新電力が一定量までの負荷追随供給を行い、他の供給者がそれ以上を行う。
スイッチングの申し込み状況
スイッチング実績
- 新電力への契約切替え実績は約3.6%(約225万件)。
- 自社内契約の切替件数は約3.6%(約223万件)。
地域別スイッチング率
| 地域 | 他社切替実績 [単位万件] | 率 [単位%] |
|---|
| 北海道 | 11.4 | 4.1 |
| 東北 | 7.0 | 1.3 |
| 東京 | 130.0 | 5.7 |
| 中部 | 17.0 | 2.2 |
| 関西 | 45.7 | 4.5 |
| 中国 | 0.8 | 0.2 |
| 九州 | 10.6 | 1.7 |
| 沖縄 | 0.0 | 0.0 |
| 全国 | 225.0 | 3.6 |
自社内契約切替実績
| 地域 | 自社内切替実績 [単位万件] | 率 [単位%] |
|---|
| 北海道 | 0.2 | 0.1 |
| 東北 | 1.6 | 0.3 |
| 東京 | 64.6 | 2.8 |
| 中部 | 95.4 | 12.5 |
| 関西 | 21.7 | 2.2 |
| 中国 | 29.5 | 8.4 |
| 九州 | 8.8 | 1.4 |
| 沖縄 | 0.1 | 0.1 |
| 全国 | 223.8 | 3.6 |
今後の展望
2016年10月~12月の電力市場は前年同期に比べて活発であり、新電力が市場でのシェアを拡大していることが確認された。今後の市場動向についても注視が必要である。