この資料は、2024年10月23日に開催された第102回調整力及び需給バランス評価等に関する委員会の資料であり、今後の供給信頼度評価の課題整理について述べている。主に再生可能エネルギー(再エネ)の大量導入に伴う供給信頼度の評価に関する進捗や今後の方針が示されている。
本委員会では以下の点を中心に整理を進めてきた。
現在、以下の課題が存在している。
これまでの主な対応は以下の通り。
今後、以下の課題について検討が必要である。
供給力については、以下のスケジュールで検討が進められる。
| 時間軸 | 供給計画 | 電力需給検証 |
|---|---|---|
| 中長期(1年超) | 一般送配電事業者が需要を想定 | 全国及び各エリアの長期的な需給バランスを評価 |
| 短期(1年以内) | 発電所容量や能力減分等を考慮し供給力を評価 | 昨年度の需給バランスを評価 |
地域別の目標停電量について、以下の見通しが示されている。
| 地域 | 2024 | 2025 | 2026 | 2027 | 2028 | 2029 | 2030 | 2031 | 2032 | 2033 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 0.024 | 0.085 | 0.035 | 0.214 | 0.024 | 0.021 | 0.014 | 0.011 | 0.012 | 0.010 |
| 九州 | 0.002 | 0.039 | 0.803 | 0.701 | 0.726 | 0.567 | 0.240 | 0.234 | 0.213 | 0.193 |
系統混雑を正確に評価するため、電気の流れをシミュレーションによって把握する必要がある。PTDFを用いることで、各ノードの需要・供給力の変化に対する混雑送電線の潮流の影響を簡易的に算定できる。
海外の供給信頼度評価手法の一例として、オーストラリアのAEMOが挙げられる。以下は各国の供給信頼度評価指標と評価ツールの比較である。
| 国名 | 供給信頼度評価指標 | 評価ツール | 評価期間 | 地内混雑の考慮 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | EUE | 必要予備力算定ツール | 年間8760時間(1時間単位) | 未考慮 |
| PJM | LOLE | PRISM | 年間8760時間(各週の最大時) | 未考慮 |
| CAISO | MUCM | PLEXOS | 夏季4か月(1時間単位) | 未考慮 |
| AEMO | EUE | PLEXOS | 年間8760時間(30分単位) | 考慮 |
| ENTSO-E | LOLE/EUE (国による) | PLEXOSBID3など | 年間8760時間(1時間単位) | 考慮 |
海外のツール(PLEXOS)を導入することで、地内系統の混雑を考慮したEUE算定が可能となる。現行のEUE算定ツールに対して、地内系統の混雑を反映した技術的検討が進められている。
検討事項と進行状況の整理は以下の通りである。
| 検討事項 | 検討の進め方 |
|---|---|
| ① 端境期特異傾向に基づく厳気象対応の考え方の整理 | 需要想定方法の改訂および必要供給力の考え方を整理 |
| ② 供給信頼度評価の考え方見直し | 現状の運用実態を確認した上で供給信頼度評価の取扱いを整理 |
| ③ 年間EUEが供給信頼度基準を超える要因の整理 | 将来の運用容量に関する議論を踏まえて、供給信頼度評価の考え方を整理 |
| ④ 地内系統混雑考慮の供給信頼度評価手法について | 新たなツールを含め、年度内を目途に技術的検討結果を報告 |
出所: 第79回調整力及び需給バランス評価等に関する委員会(2022年11月22日開催)資料3
リンク: 委員会資料
以上が供給信頼度評価に関する委員会の資料の概要である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「今後の供給信頼度評価の課題整理について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chousei_jukyu/index.html)をもとに当社作成
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