本資料は、需給調整市場における機器個別計測導入に向けた方向性を検討するため、関係者に向けて提示されたものである。
以下に、機器個別計測導入に向けた主要な論点及び検討事項を示す。
| 項目 | 論点 | 検討事項 |
|---|---|---|
| アセスメントⅠ | 機器点リソース単位での発電計画の作成およびシステム登録 | 計画記載項目の整理とシステム改修要件 |
| アセスメントⅡ | 特例計量器から瞬時供出電力の送信可否及び不正防止 | 必要な設備要件や送信間隔、不正事例の具体例と防止策 |
| 入札約定精算 | 配線経路内損失の取り扱い、需要家内差分計量の実施 | システム改修可否を含む採用案の決定、制度変更 |
| その他 | インバランス補正等 | 機器点リソースにおけるインバランス精算方法の整理等 |
機器個別計測導入に向けた検討の進め方について、以下のスケジュール案が提示されている。
| 2022.3Q | 2022.4Q | 2023年以降 | |
|---|---|---|---|
| 広域機関 | 参入要件・詳細課題検討 | 方向性提示 | システム改修開始 |
| 事業者 | 取引規程改定案検討 | 詳細検討・改修開始 | 固有課題検討 |
| 省庁 | 制度変更検討 | 事業者ヒアリング | 制度変更検討 |
機器個別計測導入に伴い、以下の制度変更が必要かどうかの確認が行われた。
機器個別計測における不正防止策として、以下の海外の取り組みが整理されている。
| 実施内容 | アメリカ | ドイツ | フランス | イギリス | 日本での実施予定項目 |
|---|---|---|---|---|---|
| 全リソースの監視 | ○ | ○ | ○ | ○ | オンライン監視の実施 |
| 不正発覚時のペナルティ強化 | ○ | ○ | ○ | ○ | ペナルティの強化 |
本資料では、需給調整市場における機器個別計測導入に向けた方向性とその検討事項、制度変更、スケジュール、不正防止策の検討状況について整理された。今後は、引き続き各論点に基づいて具体的な検討を進める必要がある。
以下が「電圧階級: 6.6kV/210V」における変圧器損失率の算出イメージである。
| 容量[kVA] | 負荷率[%] | 100 | 90 | 80 | 70 | 60 | 50 | 40 | 30 | 20 | 10 | 平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 50 | 1.86 | 1.72 | 1.59 | 1.47 | 1.36 | 1.28 | 1.23 | 1.26 | 1.48 | 2.46 | 1.571 |
本資料では、低圧リソースの導入に関するさまざまな検討結果や方向性についてまとめている。以下に主な内容を整理する。
機器個別計測は、リソースの種別(発電または需要抑制)、機器点に接続されるリソース数(単一または複数)で分類される。
最初に、「高圧」の単一発電または需要リソースが接続された場合の課題を洗い出した。
低圧リソースにおいては、共通課題や特有の課題(リソースのアセスメント可否、事業者の収益性)についても検討を進める必要がある。
| 調整力の供出パターン | 発電 | 需要抑制 | ネガポジ |
|---|---|---|---|
| 機器点配下のリソース数 単一 | (ユースケース①) 単一リソースに指令し発電 | (ユースケース②) 単一需要負荷を制御 | (ユースケース③) 単一リソースに指令し発電及び需要抑制 |
| 機器点配下のリソース数 複数 | (ユースケース④) 複数発電リソースに指令 | (ユースケース⑤) 複数需要負荷を制御 | (ユースケース⑥) 発電リソースに指令し発電及び需要負荷を制御 |
| システム名称 | 概要 |
|---|---|
| 需給調整市場システムMMS | 需給調整市場における入札約定を処理 |
| 精算システム | 調整力供出量を算定し託送システムに連携 |
| 中継システム | 各電源やアグリゲーター等に調整指令を発出 |
| 託送システム | 需要家の託送供給量の算定や託送料金の計算 |
2026年度からの機器個別計測導入に向けたスケジュール案は以下の通りである。
| 2023.1Q | 2023.2Q | 2024 | 2026 | |
|---|---|---|---|---|
| 広域機関 | 業務フローの整理、詳細検討 | システム改修項目の詳細設計 | システム改修開始、取引規程改定 | 機器個別計測参入開始 最短で2026年度 |
| 一般送配電事業者 | ||||
| 資源エネルギー庁 | 他ユースケース等の関連制度整理 |
導入方向性と進め方について以下に整理する。
| 項目 | 論点 | 方向性 |
|---|---|---|
| 制度変更 | 需給調整契約の単位整理 | 機器点リソース単位で契約、受電点で精算 |
| アセスメントⅠ | 発電基準値計画の作成およびシステム登録の可否 | 機器点リソース単位で計画値を登録 |
| アセスメントⅡ | リソースからの送信可否、不正防止 | 期限の設定、抜き打ち監査や単線結線図の提出必須 |
| 入札約定精算 | 配線経路内損失の取り扱い | 受電点での換算値で精算、変圧器損失への適用 |
| リストパターン | リストパターン数と登録リソース数の上限緩和 | 群管理の導入を目指し、詳細を検討 |
以上が、低圧リソース導入に関する検討の概要である。今後も、国および一般送配電事業者と連携しつつ、詳細な検討を進めていく必要がある。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「需給調整市場における機器個別計測導入に向けた方方向性について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chouseiryoku/index.html#jukyuchousei)をもとに当社作成
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