本資料は、経済産業省が提出したものであり、**第3回送配電網の維持・運用費用の負担の在り方検討ワーキンググループ(WG)**に関する内容である。主に、欧州における託送料金制度の国際的なトレンドや各国の制度の要点・課題を分析している。
本資料では以下の内容が議論される。
以下の表は、EU指令によって設定された発電事業者に対する託送料金の上限値を示している。
| 対象国 | 上限値 (EUR/MWh) |
|---|---|
| 英国、アイルランド | 2.5 |
| ルーマニア | 2.0 |
| デンマーク、フィンランド、スウェーデン(ノルウェーはEU非加盟国) | 1.2 |
| その他EU加盟国 | 0.5 |
欧州の託送料金制度においては、発電事業者が大きな負担を強いられる一方で、送電ロスや基本料金の回収率の向上が議論されている。この傾向を踏まえ、日本においても適切な制度設計が求められる。
Local Substation Tariffは、電力需給の重要な要素であり、以下の3つの要素によって計算される。
| 3要素 | 内容 |
|---|---|
| 1 高圧接続の電圧 | 需要家の接続設備と送電システムの間の境界における電圧 |
| 2 変電所におけるTECの合計 | 接続する変電所におけるTEC(Transmission Entry Capacity)の合計 |
| 3 変電所における冗長性の程度 | 冗長性がない(シングルブスバー)またはある(ダブルブスバー) |
以下は、1320MWの変電所における接続タイプ別の料金である。
| Substation Rating (b) | Connection Type (c) | Substation Voltage (a) | 132kV | 275kV | 400kV |
|---|---|---|---|---|---|
| =1320MW | No redundancy | 0.133 | 0.081 | 0.065 | |
| =1320MW | Redundancy | 0.301 | 0.192 | 0.155 | |
| =1320MW | No redundancy | n/a | 0.257 | 0.208 | |
| =1320MW | Redundancy | n/a | 0.417 | 0.336 |
注: シングルブスバー構成は冗長性がなく、ダブルブスバー構成は安定性が高いがコストがかかる。
発電所の立地に基づき、北部と南部で料金が異なる。
| Zone | Zone Name | Zonal Tariff (/kW) |
|---|---|---|
| 1 | North Scotland | 25.546023 |
| 2 | East Aberdeenshire | 21.084720 |
| 3 | Western Highlands | 23.455451 |
| ... | ... | ... |
| 27 | West Devon and Cornwall | -5.804749 |
2015年と同様の地域ごとの料金傾向が見られた。
| Zone | Zone Name | System Peak Tariff(/kW) | Shared Year Round Tariff(/kW) | Not Shared Year Round Tariff(/kW) | Residual Tariff(/kW) | Conventional 70% Tariff(/kW) | Intermittent 30% Tariff(/kW) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | North Scotland | -1.986384 | 10.510176 | 7.768442 | 0.505777 | 13.644958 | 11.427272 |
| 2 | East Aberdeenshire | -0.952272 | 4.161935 | 7.768442 | 0.505777 | 10.235302 | 9.522800 |
| ... | ... | ... | ... | ... | ... | ... | ... |
| 27 | West Devon and Cornwall | 0.254545 | -3.948547 | 0.505777 | -2.003661 | -0.678787 |
例: North Scotlandの火力・水力発電と風力の料金計算が示されている。
基幹系統までの送電線コストであり、変電所の位置により異なる。
| Node No. | Substation | Local Tariff (/kW) |
|---|---|---|
| 1 | Achruach | 3.877930 |
| 2 | Aigas | 0.590978 |
| ... | ... | ... |
| 61 | Spalding | 0.247667 |
最初の変電所に関するコストである。
| Substation Rating | Connection Type | Local Substation Tariff (/kW) 132kV | Local Substation Tariff (/kW) 275kV |
|---|---|---|---|
| =1320 MW | No redundancy | 0.181419 | 0.103783 |
| =1320 MW | Redundancy | 0.399652 | 0.247267 |
CMA(競争・市場局)から、送電ロスの負担を地点別料金制度で導入すべきとの提言がされている。
日本における送配電コストの負担について、現行制度の重要なポイントを整理する。
分散型電源の導入を促進するための送配電料金に関する制度を説明する。
ドイツの送電ロス補填に関する規制と手続きについて説明する。
ドイツにおける送配電制度の主な課題を整理する。
このように、現行の制度や仕組みそれぞれに、相応の課題が浮上している。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「第3回 送配電網の維持・運用費用の負担の在り方検討WG 事務局提出資料」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_network.html)をもとに当社作成
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