本資料は、2023年度第1回マージン検討会における長期・年間マージン算出の考え方を説明するものである。特に、実需給断面におけるマージン設定の方針や、関連する連系線の設定状況について確認することを目的とする。
本資料では、上記の連系線に設定している既存のマージンに加え、三次調整力の直近1年間の設定実績を確認する。
| 連系線名 | 方向 | マージン設定の概要 |
|---|---|---|
| 北海道本州間連系設備 | 順・逆 | 設定範囲に収まる |
| 東北東京間連系線 | 順 | 設定範囲に収まる |
| 東京中部間連系設備 | 順・逆 | 設定範囲に収まる |
| 北陸フェンス | 順 | 設定範囲に収まる |
| 中国四国間連系線 | 順 | 設定範囲に収まる |
各連系線のスポット市場分断状況は以下の通り。
| 連系線 | 方向 | スポット分断 | 前期間比の変更 |
|---|---|---|---|
| 北海道本州間連系設備 | 順方向 | 両方向とも増加 | 増加した |
| 東北東京間連系線 | 順方向 | 減少 | 減少した |
| 東京中部間連系設備 | 順方向 | 大幅に減少 | 減少した |
現在、既存マージンに関する課題を関係事業者と検討中。この検討は長期・年間マージン設定に影響を与えない。
| 対象マージン | 関係事業者 | 検討概要 | 今後の取扱い |
|---|---|---|---|
| 北海道風力実証マージン | 北海道電力 | 風力実証試験の確認 | 廃止提案 |
| 最大電源脱落マージン | 北陸電力 | 2025年度以降の計算方法 | 検討中 |
年間マージン設定は現行の実需給断面に基づく。各連系線の設定値は以下の通りである。
| 連系線 | 方向 | マージン設定値 |
|---|---|---|
| 北海道本州間連系設備 | 順・逆 | 実需給断面で設定 |
| 東北東京間連系線 | 順 | 蓄然性の範囲で設定 |
| 東京中部間連系設備 | 逆 | 実需給断面で設定 |
長期にわたるマージン算出も現在の実需供給断面の考え方に基づく。定期的に最大値を算出し、その内訳を示すことが求められる。
2025年度から2032年度にかけて設定される各連系線のマージン値については、以下の表に示される。
| 連系線 | 方向 | 2025年度 | 2026年度 | 2027年度 | 2028年度 | 2029年度 | 2030年度 | 2031年度 | 2032年度 | 備考 | | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | | 北海道本州間連系設備 | 北海道東北 | 170 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 130 | 最大需要時の値(1月平日夜間) | | | 東北北海道 | 360 | 320 | 320 | 320 | 320 | 320 | 320 | 320 | マージン最大値(8月平日夜間) | | 東北東京間連系設備 | 東北東京 | 40490 | 0450 | 0450 | 0450 | 0450 | 0450 | 0450 | 0450 | | | 東京中部間連系設備 | 東京中部 | 600 | 600 | 600 | 600 | 600 | 600 | 600 | 600 | |
年間・長期断面におけるマージンは、実需給断面におけるマージンの設定の考え方に基づいて設定される。
| 連系線 | 方向 | マージンの設定の考え方及び確保理由 |
|---|---|---|
| 北海道本州間連系設備 | 北海道東北順方向 | 緊急停止時の周波数上昇を抑制するため。 |
| 東北東京間連系線 | 東北東京順方向 | 予見可能なリスク発生時の周波数低下を抑制するため。 |
※1 需給調整市場で取引する調整力のマージンは、長期・年間断面では設定しない。
※2 原則ゼロとするが、最大電源不足時は不十分な電力をマージンとして設定。
本資料を通じて、2024年度以降の長期・年間マージンの算出に向けた基本方針と具体的な設定手法を明確に示す必要がある。必要なマージン設定の適切さを確認しつつ、系統の安定運用に寄与する方針が求められる。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「長期・年間マージン算出の考え方について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/margin_kentoukai/index.html)をもとに当社作成
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