第39回広域系統整備委員会において、**「効率的なアクセス業務の在り方」**を議題にした資料である。本資料では、アクセス検討プロセスのフロー、一括検討への対応、デポジット(保証金)制の導入に関する詳細が示されている。
アクセス業務に関する議論は、以下の委員会や調査を通じて積み重ねられてきた。
次回の委員会では、前回の意見に基づき、以下の項目が議論される予定である。
提案されているアクセス検討プロセスの業務フローは以下の通りである。
| 業務フロー | 手続き内容 | 標準期間 |
|---|---|---|
| 事前相談 | 検討申込み(任意) | 1か月 |
| 接続検討 | 必須(契約申込み) | 3か月 |
| 技術検討 | 必須(契約手続き) | 6か月または合意期間 |
前回の委員会では、補償契約不履行事業者に対する一括検討について以下の意見が出された。
工事費負担金補償契約の早期締結は有効だが、履行せずに辞める事業者もいるため、担保を取るべきである。
提案された方策は以下である。
デポジット制度の導入の意義やその設定に関する議論がなされた。現行の電源接続案件募集プロセスにおいては、負担金の**5%**をデポジットとして支払う仕組みが提案されている。デポジットの対象は以下のように拡大される見込みである。
| 対象 | 提案内容 |
|---|---|
| 個別検討 | 負担金補償契約と一括検討の両方にわたりデポジットを設定 |
| 目的 | 辞退の未然防止とプロセスの短縮化 |
辞退が他の事業者に波及するリスクや、利用者が辞退した際の再検討や再契約に伴うプロセスの長期化が懸念されている。これに対する未然防止策と事後対策の両面が検討されている。
アクセス検討プロセスの実施に向けた具体的なスケジュールが提案され、関係機関との調整を進めながら進行中である。
PJM(Pennsylvania-New Jersey-Maryland Interconnection)では、1997年から接続検討の内容が公開されている。Generation Queuesでは、申込期間ごとに以下の情報が公開されている。
例えば、2016年上期に申込まれたものはAC1に、下期のものはAC2に集約される。これにより、事業者は自身の申込期間中の他電源の検討状況や連系順位を確認できる。
以下は、AC1期間(2016年上期受付分)の一部の例である。
| Queue | Queue Date | PJM Substation | MW | Status |
|---|---|---|---|---|
| AC1-059 | 2016年9月13日 | Desoto-Tanners Creek 345kV | 300 | 2018 Q4 |
| AC1-060 | 2016年9月20日 | Providence Forge 34.5kV | 24 | 2017 Q2 |
| AC1-061 | 2016年9月20日 | Locks 34.5kV | 3 | 2017 Q2 |
| AC1-062 | 2016年9月20日 | Jettersville 34.5kV | 16 | 2017 Q2 |
| AC1-063 | 2016年9月20日 | Shackelford 34.5kV | 14 | 2017 Q2 |
Statusの例
各種ガイドラインや約款等の見直しを進めるため、関係者との調整が必要である。必要に応じて、詳細ルール策定前に事業者ヒアリングを実施することも想定されている。
以下は導入に向けたスケジュールの一部内容である。
| 区分 | 2018年度 1Q | 2018年度 2Q | 2018年度 3Q | 2018年度 4Q | 2019年度 1Q | 2019年度 2Q | 2019年度 3Q | 2019年度 4Q | 2020年度中 | 導入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 広域系統整備委員会 | 半期に1回程度の審議 | |||||||||
| アクセス検討プロセスの具体化 | 現行ルールの課題整理 | 検討方法整理 | ||||||||
| 公開情報の充実 | 空容量マップの改善整理 | |||||||||
| 規程類見直し | 関係箇所調整 | パブコメ文案作成修正 | ||||||||
| 事業者周知 | 説明会HP周知 | |||||||||
| 実施準備 |
個別検討ステップにおける課題は以下の通りである。
このような課題に対する解決の方向性が必要である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「(長期方針)効率的なアクセス業務の在り方について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/kouikikeitouseibi/index.html)をもとに当社作成
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