本資料は、第110回調整力及び需給バランス評価等に関する委員会において、2025年度夏季の広域予備率に基づく需給運用の状況及び今後の対応の方向性について議論するために作成されたものである。
2024年度上半期には34の検討課題が提示され、その中で短期的対策が必要なものについて暫定対策が実施されている。各課題については以下の方針で検討されている。
| No. | 検討課題 | 検討の方向性 | 短期的な暫定対策 |
|---|---|---|---|
| ① | 予備算定の考え方 | 短期需給調整市場の取引実態を踏まえた対策 | 週間・翌々日の広域予備率算定で余力活用電源の対応可能量を計上 |
| ② | 揚水発電の余力活用 | 一時的な運用で調整力確保を図る | 需給調整市場での調達不足時に揚水発電の追加起動を認める |
| ③ | 市場シグナルの実効性 | 取引実績を確認し、供給力提供準備通知が必要な際に適切に実施 | 政府関連委員会での議論を踏まえて検討する |
| ④ | 追加供給力対策の実施順位 | 実施順位変更の要否を確認 | 発動指令電源を5%未満で実施すること |
2024年度に比較し、供給力提供通知及び準備通知の日数について地域ごとに異なる動向が見られた。
| 地域 | 2024 | 2025 | 供給力提供準備通知の日数 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 5 | 4 | 16 |
| 東北 | 8 | 7 | 25 |
| 東京 | 8 | 7 | 26 |
| 中部 | 6 | 5 | 23 |
| その他の地域は省略 |
| No. | 検討課題 | 今後の検討の方向性 |
|---|---|---|
| ① | 予備率算定の考え方 | |
| ② | 揚水発電の余力活用 | |
| ③ | 市場シグナルの実効性 | |
| ④ | 追加供給力対策の実施順位 |
本資料は広域予備率及び需給バランスに関する議論を深めるために重要な参考となる。
今回の議論では以下の内容について検討が行われた。
次回会合では、これらの議論を踏まえた最終的整理案(中間取りまとめの改定案)が提示される予定である。
C値
D値
累積価格閾値制度
時間前市場の情報公表
需給運用の状況やインバランス料金制度を考慮し、以下の2つの方面のシグナルについて検討が必要である。
| 一般需要家 | 発電事業者 | 小売事業者 | 一般送配電事業者 | |
|---|---|---|---|---|
| 各者に求めたいこと | なし | バランス停止機の起動供給力の追加供出 | 需要想定の見直し、確実な供給力の調達 | 追加供給力対策の実施 |
| 各者に伝えるべきこと | 真に需給がひっ迫していること | 供給力の過不足 | TSO想定需要と調達した供給力の乖離 | 需給ひっ迫のおそれ |
| 現状のシグナルの課題 | 需給状況を見通せない | 供給力の過不足 | 低下の要因が分からない | なし |
| 求められるシグナル | 供出可能な供給力の充足状況 | 供給力調整力余力の充足状況 | TSO想定需要との乖離状況 | 現時点の供給力調整力余力を踏まえた充足状況 |
次回会合に向けて、上記内容を踏まえた議論が進む予定であり、各事業者へのシグナルの最適化やインバランス料金制度の見直しに向けた具体的提案が期待される。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「2025年度夏季の広域予備率に基づく需給運用の状況および今後の対応の方向性について」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/chousei_jukyu/index.html)をもとに当社作成
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