資料の概要
この資料は、平成30年3月20日に中部電力株式会社が提示した第30回料金審査専門会合における指摘事項への回答を目的とし、送電設備に関する設備仕様の推移およびその統一化に向けた取り組みをまとめたものである。
設備仕様の推移および仕様統一化に向けた取組
鉄塔(送電設備)
- 設計基準: 鉄塔の設計は、経済産業省の電気設備技術基準およびJEC(電気学会)に基づいて行われている。
- 標準化: 鉄塔材はJIS規格によって標準化されている。
調達仕様と物量の推移
| 機器 | 電圧(kV) | アングル/鋼管 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 |
|---|
| 鉄塔 | 500 | アングル | - | - | - | - | (0%) |
| | 鋼管 | - | - | - | - | (0%) |
| 鉄塔 | 275 | アングル | - | - | - | - | (4%) |
| | 鋼管 | - | - | - | - | (27%) |
| 鉄塔 | 154 | アングル | - | - | - | - | (12%) |
| | 鋼管 | - | - | - | - | (0%) |
| 鉄塔 | 77 | アングル | - | - | - | - | (46%) |
| | 鋼管 | - | - | - | - | (0%) |
| 鉄塔 | 33以下 | アングル | - | - | - | - | (11%) |
| | 鋼管 | - | - | - | - | (0%) |
| 上記以外の仕様 | | | - | - | - | - | (0%) |
課題と今後の取組
- 耐震設計: 各社で耐震設計を個別に検討しており、仕様の統一化が未達成である。
- 規格改定: JEC-127の耐震設計を反映するため、H32年度の規格改定に向けた議論が進められている。
架空送電線(送電設備)
- 電線仕様: 電線は電力容量と電圧階級によって種類とサイズが決まる。IECに準拠したJIS等の規定が使用されている。
調達仕様と物量の推移
| 機器 | 線種 | サイズ(mm²) | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 |
|---|
| ACSR | 610 | - | - | - | - | (4%) |
| ACSR | 410 | - | - | - | - | (3%) |
| ACSR | 330 | - | - | - | - | (8%) |
| ACSR | 240 | - | - | - | - | (5%) |
| ACSR | 160 | - | - | - | - | (13%) |
| ACSR | 80 | - | - | - | - | (14%) |
| T | ACSR | 1160 | - | - | - | - | (2%) |
| T | ACSR | 810 | - | - | - | - | (16%) |
| T | ACSR | 610 | - | - | - | - | (0%) |
| 上記以外の仕様 | | | - | - | - | - | (17%) |
課題と今後の取組
- トータルコスト削減: 技術面・品質面を考慮し、仕様の統一化を通じたコスト削減を目指している。
- 他社状況把握: 他社の状況を把握しつつ、仕様の統一化や共同調達によるコスト削減の可能性を検討中である。
地中送電ケーブル(送電設備)
- ケーブル仕様: 電気を送る金属体に絶縁体を被覆しており、電力量や設置環境によってサイズが決まる。全国で定められた電力用規格に基づいている。
課題と今後の取組
- トータルコスト削減: 技術面・品質面を考慮した仕様の統一化とコスト削減が課題である。154kVケーブルの仕様統一についての検討が行われている。
変圧器
- 仕様設定: 変圧器は一次側と二次側の電圧、電力容量に応じて仕様を決定している。IECに準拠した規格が基礎となっている。
課題と今後の取組
- 仕様の統一化: ゼロからの見直しではなく、他社・製造者との協議を通じて、トータルコストの削減を目指している。
鉄筋コンクリート柱(配電設備)
- 柱の選定: 使用する柱長及び荷重は、風圧荷重などを考慮し、必要最小の仕様を選定している。
課題と今後の取組
- トータルコスト削減: 仕様見直しの検討が進められており、作業の標準化・簡易化を目指して改善活動が行われている。
以上が中部電力株式会社による設備仕様の推移およびその統一化に向けた取組に関する説明である。