本資料は、第27回調整力の細分化および広域調達に関する作業会での論点を整理し、三次調整力に関する事前審査およびアセスメントの方向性を示すものである。
本日の議題は以下の通りである。
市場プロセスに基づき、議論は次のステップに整理される。
需給調整市場に関する課題を以下の表に整理する。
| 課題 | これまでの整理事項 | 小委における論点 | 小委での議論における方向性 |
|---|---|---|---|
| 事前審査 | - 評価対象:応動時間、出力変化量、継続時間(測定間隔:5分)<br>- 許容範囲:±10%<br>- 基準成立に関する提出内容 | - 事前審査の内容、方法、時期・頻度の整理 | - アグリゲーター項目の特に取り決めが必要 |
関連するペナルティは以下の特徴を持つ。
| ペナルティタイプ | 説明 |
|---|---|
| アセスメントⅠ | ΔkW落札量との未達率に基づく金銭的ペナルティ |
| アセスメントⅡ | アセスメント許容範囲外の場合、ΔkW料金に対して-0.5倍で算定 |
この作業会では、需給調整市場における三次調整力の事前審査やアセスメントに関する方向性を確認し、課題整理や議論を深めることで、今後の市場運営に向けた基盤を築こうとしている。
三次②と一次〜三次①には以下の違いがある。
三次②
一次〜三次①
一次〜三次①の応動評価は以下の方式で行われる。
| 種別 | 応動 | 求められるもの | 評価の考え方 |
|---|---|---|---|
| 調整力型 | 中給からの指令値に従って随時出力を変化 | 現在の需給状態からの変化 | 指令に対して追従できているかどうか |
| 供給力型 | あらかじめ策定した発電計画に沿って自ら発動 | 計画通りの出力 | 計画通りの動きであるかどうか |
一次〜三次①に対応する商品について、海外市場の事前審査・アセスメントに関する調査が行われている。多くの国で、秒〜分単位で応動データが取得されており、指令に追従した供出量の評価のために応動の許容範囲を設定している事例が見られる。
日本の需給調整市場と諸外国の市場における仕様や基準の比較は以下の通りである。
| 対象TSO | 日本 | イギリス | ドイツ | フランス | アメリカ |
|---|---|---|---|---|---|
| 商品 | 需給調整市場 三次① | Fast Reserve | Secondary Control Reserve | Synchronized Reserve | PJM |
| 応動時間 | 15分 | 4分 | 5分 | 13分/9分 | 10分 |
| 継続時間 | 商品ブロック時間3時間 | 15分 | 30秒15分 | 2時間 | 30分 |
| 対象TSO | 日本 | イギリス | ドイツ | フランス | アメリカ |
|---|---|---|---|---|---|
| 商品 | 需給調整市場 一次 | Firm Frequency Reserve | Primary Control Reserve | Primary Reserve | Regulation |
| 応動時間 | 10秒 | 10秒/30秒 | 30秒 | 30秒 | 5分 |
| 継続時間 | 5分以上 | 20秒/30分 | 15分 |
今後の詳細検討にあたり、以下の点について注意が必要である。
本資料は、需給調整市場における応動評価の基準に関する考え方を整理したものである。
応動の評価基準は以下の観点から議論された。
需給調整市場では、各商品における必要量の算定方法が異なる。具体的には以下の通りである。
この違いは、基準の考え方とも一致している。
以下の表は、各商品の必要量算定データの抽出方法を示している。
| 商品区分 | イメージ図 | 必要量算定データの抽出方法 |
|---|---|---|
| 一次 | 残余需要1 元データ1 <br> 残余需要1 10分周期成分2 | |
| 二次① | 残余需要1 10分周期成分2 <br> 残余需要1 30分周期成分2 | |
| 二次② | 前コマ <br> 現コマ | 残余需要予測誤差30分平均値3のコマ間の差 |
| 三次① | 前コマ <br> 現コマ | 残余需要予測誤差30分平均値3のコマ間で連続する量 |
次回の審査およびアセスメント等においては、以下の点が検討される。
基準値は、各商品の機能および目的に応じて設定され、実際の需要値からの変化量を確認できるものでなければならない。
本日の意見や海外事例を考慮した上で、次回以降、三次①の開設に向けた詳細な要件を検討していく方針である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。