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経済産業省 ・ グリーンイノベーション戦略推進会議 兼 グリーンイノベーション戦略推進会議ワーキンググループ

第6回 グリーンイノベーション戦略推進会議 兼 グリーンイノベーション戦略推進会議ワーキンググループ

公開資料 9 件会議体の公式ページ

この回のダイジェスト

NETsの技術・実証状況と研究課題を整理し、戦略の一体的フォローアップを示した。

この回で示されたこと

  • 各機関の1.5℃経路ではNETsの削減寄与を2030年に年1〜1.6Gt、2050年に年5〜7Gtと想定する。資料は技術ごとのコスト、ポテンシャル、成熟度と海外政策・市場動向を整理した。資料8
  • GZRはDACCS・BECCSや地圏資源による鉱物固定などを候補に、CO₂回収・利用・固定の低コスト化と産業化を研究課題として示した。循環流動層試験装置では炭素転換率90%超、CO₂回収率98%超を掲げ、火力発電設備向け回収コストは化学吸着法の4分の1を実証済みとしている。資料4
  • 農地へのバイオ炭施用について、国内の年間CO₂吸収ポテンシャルを約1,400万tと試算し、製造コスト低減、農業生産性との両立、吸収効果の定量化・可視化を課題として示した。長期構想として、作物の炭素固定と利用を組み合わせる「DAC農業」を提示した。資料7
  • 森林・木材分野では、エリートツリー292系統が特定母樹に指定され、指定全数の約7割を占める。CLT外壁・間仕切壁の2時間耐火認定取得などの実績と、改質リグニンやハイパーツリー等の開発・将来構想を示した。資料1
  • ブルーカーボンでは藻場タイプ別の吸収係数と分布面積を整備し、吸収量を算定する手法の開発計画を示した。藻場形成・拡大技術は2022年4月に現場試験を始め、2025年の達成を予定する。資料3
  • 海洋CO₂回収は電気透析型がTRL2~3、低エネルギー型がTRL1の開発初期段階にある。外洋海山の玄武岩を用いる大規模CCS、南鳥島近傍での調査・長期監視は、実用化決定ではなく構想として提示された。資料5
  • 植物利用ではキャッサバの吸収能力向上・資源利用や、耕作地の風化促進によるCO₂固定と生産性向上を研究構想として示した。川崎重工業のDAC小型実証では5 kg-CO₂/日の回収性能と純度95%を確認し、資料時点で1,000時間運転中と報告した。資料2資料6
  • グリーン成長戦略と革新的環境イノベーション戦略を一体でPDCAにかけ、基金の進捗や政策実施状況を分野横断で把握する方針を示した。2021年11月から2022年3月までの討議と14分野の段階的フォローアップを予定している。資料9

前回からの変化

  • 第5回で検討方針として示されたNETsについて、今回は技術別のコスト・成熟度・実証状況に加え、バイオ炭、森林・木材、ブルーカーボン、海洋玄武岩CCS、植物利用、DACの具体的な研究構想や開発段階が示された。資料8資料4資料7資料1資料3資料5資料2資料6
  • 第5回で2022年1〜2月に検討するとされた14分野とNETsのフォローアップについて、今回は一体的PDCAと分野別の進め方が示され、14分野を段階的に扱う予定が示された。資料9

今後の予定・残った論点

  • NETsは技術開発・実証とともに、削減効果、固定期間、環境影響の検証や長期モニタリングが課題として示された。資料8
  • 藻場タイプ別の吸収係数算定は2022年3月、既存データの分類も同月、衛星画像によらない面積算定手法の公開は2022年末を予定する。藻場形成・拡大の現場試験は2022年4月開始、2025年達成予定である。資料3
  • 戦略のフォローアップは2022年3月の推進会議に向け、14分野を段階的に扱う予定である。資料9

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    ネガティブエミッションを森林・木材フル活用で実現

    - 森林施業、林業・加工の排出削減、木材製品への炭素貯蔵、石油由来素材の代替を組み合わせ、森林・木材の循環利用でネガティブエミッションを目指す構想である。 - 機構開発のエリートツリー292系統が特定母樹指定の約7割を占め、苗木増産を支える一方、DNA育種等の期間短縮と林業作業の機械化を進めている。 - CLTの製造コスト半減を目指す技術や2時間耐火壁の認定実績があり、改質リグニンは実証プラント段階へ進む素材開発である。 - ハイパーツリーと木質繊維には5年・10年後の開発計画が示され、2050年の化学合成繊維転換は将来目標である。

  2. 2

    植物を利用したネガティブエミッション技術の開発

    - キャッサバの高い適応性と全器官の利用可能性を生かし、遺伝子解析・ゲノム編集等でCO₂吸収能力を高める研究構想である。2018年FAOデータからの計算では吸収量は約1.4億トンである。 - 吸収作物の開発に加え、食料・飼料・バイオ素材等への利用と副生物の再資源化を組み合わせる市場構想を示す。 - 耕作地の風化促進でCO₂固定と作物生産性向上を目指す一方、生物要因や環境リスクの解明、関係性のモデル化が課題である。 - 米英のCO₂除去・植物科学への資金投入を参考動向として紹介する。国内の各技術は提案・開発目標であり、実現済みの成果や決定事項ではない。

  3. 3

    ブルーカーボンの評価手法及び効率的藻場形成・拡大技術の開発

    - 藻場のブルーカーボン吸収量を、藻場タイプ別の吸収係数と分布面積から全国的に精緻化する計画である。 - 吸収係数の整備は2022年3月、環境省データの構成種別分類は同月、新たな面積算定手法の構築・公開は2022年末を予定している。 - 藻場の形成・拡大技術はCO₂吸収、生態系保全、食料生産等の両立を目指し、2022年4月に現場試験を始め、2025年の達成を予定している。 - 推計手法は国の温室効果ガスインベントリーや地域の漁業・産業活動でのカーボンクレジット算定への活用を想定している。

  4. 4

    GZRにおけるネガティブエミッション技術

    - GZRは、再エネ拡大、炭素循環型サプライチェーン構築と、電化・省エネが難しい分野向けのネガティブエミッション技術を研究課題とする。DACCS、BECCSなどの産業化には、CO₂回収・利用・固定の低コスト化が必要である。 - LCA研究の整理では、BECCSやバイオチャーは低コストで削減効果が大きく、植林・風化促進・海洋プランクトンは低コストだが削減量が小さいとされる。 - 玄武岩による鉱物固定は、海外で2年後に95%鉱物化した例が紹介される一方、海洋底玄武岩の活用は貯留拡大の可能性として示されている。 - 融合システムはバイオマス増強、発電時のCO₂回収、鉱物固定をつなぐ構想であり、分離・回収コストは化学吸着法の4分の1を実証済みと報告される。

  5. 5

    海のカーボンニュートラル:新技術開発

    - 海洋表層からのCO₂回収は、電気透析型(TRL2~3)と圧力・触媒を使う低エネルギー型(TRL1)の開発構想である。 - 玄武岩へのCO₂圧入では炭酸塩鉱物として固定化でき、陸上実証では数年程度、海外事例では2年以内に95%超が鉱物化したとされる。 - 本邦EEZの安定した外洋平頂海山、特に南鳥島近傍や拓洋第5海山を使う大規模CCSが提案されているが、実用化の決定ではない。 - 実装に向け、地質基礎調査、環境モニタリング、AUV・深海ターミナル等を組み合わせる構想が示されている。

  6. 6

    空気からのCO2分離回収(DAC)技術

    - 川崎重工業は固体吸収材を用いたDAC小型実証を明石工場で実施中であり、産業用途での実用化は開発目標である。 - 実証機で大気から5 kg-CO₂/日の回収性能と純度95%を確認し、資料時点では1,000時間運転中である。 - KCCは約60℃の低温蒸気でCO₂を脱離でき、廃熱・太陽熱などの利用を想定する。 - 再生可能エネルギーなどを使う条件で、LCA評価によりネガティブエミッション技術となることを確認したとしている。

  7. 7

    農業現場におけるネガティブエミッション技術

    - 農地へのバイオ炭施用による国内CO₂吸収ポテンシャルは年約1,400万tとの試算で、農業分野の2020年GHG排出量の約4割に相当する。 - 実用化には、地域・原料に適した製造方式の選択、収率向上とコスト低減が課題であり、バイオ炭の機能は原料や焼成温度で異なる。 - 生産性向上と炭素貯留を結びつけ、Jクレジット等の誘因や国の排出量算定への反映を通じて社会実装する構想である。 - 長期的にはスーパー作物と固定炭素の備蓄・利用技術により農業を炭素固定産業へ転換する研究開発を掲げるが、構想段階である。

  8. 8

    ネガティブエミッション技術(NETs)について

    - NETsは大気中のCO₂を吸収・回収し、貯留・固定化する技術群である。各機関は2050年に年5〜7Gt、削減全体の約10%を担う下限想定を示している。 - 多くの技術で2050年コストは200ドル/tCO₂以下と推計されるが、技術成熟度や効果検証の確かさには差があり、陸上バイオ系のポテンシャル推計には重複がある。 - 海外では助成、税制、標準化、認証、市場形成を通じた支援が進む。資料記載の任意市場では2019〜2021年に除去クレジット6.5万tCO₂の取引実績がある。 - 今後の課題として、技術開発・実証に加え、削減効果、固定期間、環境影響の検証と長期モニタリング、産業・学術分野横断および海外連携が提起されている。

  9. 9

    グリーン成長戦略・革新的環境イノベーション戦略のフォローアップについて

    - グリーン成長戦略と革新的環境イノベーション戦略は一体でフォローアップし、基金進捗、分野横断の実施状況、戦略の対象外領域、ネガティブエミッション技術を検討する方針である。 - 洋上風力・太陽光・地熱では、導入・社会実装目標に向け、基金による技術開発と市場・制度・供給網整備を組み合わせる。 - 水素・アンモニア・合成メタンは、2030年・2050年の供給・利用目標を置き、製造技術、国際供給網、需要・市場形成を官民で進める計画である。 - 原子力、自動車・蓄電池、半導体・情報通信、船舶も数値目標と工程表を示すが、資料はフォローアップ方針・取組計画であり、一部の実証・商用化・規制時期は目標または未定である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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