この回のダイジェスト
自然体余力・EPPS控除案と前日取引化後の処理方針が示された。
この回で示されたこと
- 中部エリアでは、相対契約の通告変更期限に起因する自然体余力を控除対象とする案が示された。試算は1σ値304MW、平均718MWで、適用は2025年度に限り、2026年度以降は再評価する整理である。資料1
- 発電機の出力変化率が商品要件を満たさず、実需給で調整力として使えない「要件起因の入札制約」は控除対象外とする。中部エリアの試算は1σ値5MW、平均124MWである。資料1
- 自然体余力の控除は全エリア導入が決まったものではない。各エリアで発生要因、年度間変化、商品要件を満たす機能、実績量・将来見込み量を調査し、対象商品・控除量・算定単位・開始時期と期限を引き続き検討する方針である。特定エリアのみの先行導入を避け、全エリア同時期の開始が望ましいとの考えが示された。資料1
- 電源脱落時の異常時対応調整力について、一次・二次①・三次①の必要量からEPPSの期待動作分を控除する案が示された。2024年年間平均の全国合計は2,193MWから1,200MWへ低下する試算であり、準備が整い次第の運用開始が提案されたが、開始時期は未定である。資料2
- 2026年度の前日取引化では、需給調整市場の約定を原則14~15時の60分以内に完了する前提で開発を進める整理である。約定後の再エネ出力制御指示を17時頃までに行う必要があるため、足元では15時30分頃まで可能な処理を行い、必要に応じて長周期組み合わせの按分処理を途中で打ち切る案が妥当案として示された。資料3
- 2026年度当初は、複合市場(一次~三次①)を先行し三次②を後続とするシリアル処理を採る方向である。恒久対策は市場一本化を本案、自動エントリーを次点として志向するが、いずれもMMS改修が必要で、2026年度からの実現は難しいとされた。資料3
前回からの変化
- 2024年度の応札不足に対する対策として、市場に応札されずGC時点に残る自然体余力を募集量から控除する案が具体化した。中部の契約要因分は2025年度に限る試算であり、全エリアの事業者調査が今後の検討課題となった。資料1
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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市場外調整力の控除について(その1)
- 応札不足対策として、GC時点に残る自然体余力を募集量から控除する案を検討した。全9エリアで余力を確認したが、実績量すべてが控除対象と決まったわけではない。 - 控除には、調整機能がありGC時点で蓋然性高く存在することが条件である。中部エリアでは契約要因を対象案とし、1σ値304MW・平均718MWを試算、要件起因の入札制約は対象外とした。 - 中部の整理は2025年度を対象とし、2026年度以降は契約更新や制度変更を踏まえた再評価が必要である。 - 全エリアで要因調査を行い、控除対象商品・控除量の算定方法・開始時期を今後検討する。導入決定には至っておらず、全エリア同時期の開始が望ましいとの考えである。
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異常時(電源脱落)対応調整力の取扱いについて
- 電源脱落時にEPPSが担う分を、一次・二次①・三次①の異常時対応調整力必要量から控除する運用を、準備が整い次第開始する案である。 - 控除後も必要量がEPPS動作期待分を下回らないよう下限を設け、2024年年間平均の必要量は全国合計2,193MWから1,200MWへ約45%減る試算である。 - 健全側起動条件は「−0.1Hzより大きい」から「−0.2Hzより大きい」へ変更され、2025年4月8日に実施済みである。 - 軽負荷・重負荷のシミュレーションでは健全側への影響は軽微とされたが、系統特性定数等への影響は引き続き検討する。
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市場約定処理を踏まえた優先給電ルールとの関係について
- 2026年度の前日取引化後、需給調整市場の約定処理は後工程への影響から、原則60分(14~15時)以内に完了させる方針である。 - 下げ調整力不足対応の長時間化で出力制御指示が17時頃を超える可能性があり、足元の対策案として長周期組み合わせの途中打ち切り(案B)が妥当案として提示された。 - 2026年度当初は複合市場を先行、三次②市場を後続とするシリアル処理を採用する方向だが、応札商品の偏りによる調達不足リスクは残る。 - 恒久対策は市場一本化を本案、自動エントリーを次点として志向するが、いずれも2026年度からの実現は難しく、詳細や将来対応は継続検討である。
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調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会
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