この回で示されたこと
- 高速炉実証炉はナトリウム冷却タンク型の600MWe級で、2040年代の運転開始を目標とする。2024~26年度に概念設計、2027~28年度に設計・評価を進め、2028年度に基本設計・許認可段階へ移行するか判断する計画である。資料2
- 高速炉の燃料方式はMOX燃料と金属燃料を比較中であり、燃料方式などの設計案を2026年度に選ぶ予定である。採用技術の燃料製造施設の概念設計は2027年度に着手する計画である。資料2
- 高温ガス炉実証炉は熱出力約200MW、出口温度約900℃を基本仕様とし、2030年代の運転開始を目指す。HTTRでは2024年の出力100%での炉心流量喪失試験により、制御棒を挿入せずに自然に静定・冷却される設計の成立性を確認したとの報告である。資料3
- HTTRの水素製造試験では、2025年7月の審査会合で、炉規法の適用範囲を原子炉建家隔離弁までとし、水素製造施設は一般産業法規の範囲で審査する方針が決着した。設置変更許可申請は2025年3月、補正は同年9月に行われ、2030年までの試験完遂を目標とする。資料3
- 高温ガス炉実証炉の実施主体と設置場所は未決定である。茨城県は県内への設置と早期選定を国に要望しているが、国の決定ではない。資料1資料3
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この回の資料と要約
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高速炉/高温ガス炉の国内外動向
- 高速炉・高温ガス炉はGX経済移行債を活用した実証炉開発段階にあり、設計・研究開発を進めている。実証炉の実施主体や設置場所など、未決定の条件が残る。 - 高速炉はナトリウム冷却・60万kWe級で、2028年度頃に基本設計・許認可手続への移行を判断する予定である。 - 高温ガス炉は20万kWt級・出口温度約900℃を想定し、HTTR水素製造試験を2028年度に始める予定である。茨城県は県内設置と実施主体・設置場所の早期選定を要望している。 - 海外では米国・英国・中国などで高速炉・高温ガス炉計画が進むが、記載された許認可や運転開始時期には計画・見込みが含まれる。
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高速炉実証炉の開発状況
- 高速炉実証炉は2040年代の運転開始を目標に、600MWe級ナトリウム冷却タンク型炉として概念設計・研究開発が進行中である。 - 燃料方式(酸化物/金属)と免震方式は未決定で、燃料サイクル施設・技術の比較を進め、2026年度に設計オプションを選定する予定である。 - 2027~2028年度に概念設計フェーズ2で基本設計の仕様・条件等を固め、2028年度に基本設計・許認可フェーズへの移行を判断する計画である。 - At heNa整備、「常陽」の再稼働準備、R&D、規制庁との対話を進めており、燃料方式決定後は採用技術の開発を加速する方針である。
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高温ガス炉実証炉の開発状況
- HTTRは2024年の出力100%炉心流量喪失試験で、制御棒挿入・強制冷却なしに原子炉が自然に静定・冷却されることを確認した。 - 実証炉は約200MW・出口温度約900℃を概念上の基本仕様とし、2030年代運転開始を目指して設計・R&Dを進めている。 - HTTR熱利用試験は許認可申請・補正済みで、炉規法の適用範囲を原子炉建家隔離弁までとする方針が2025年7月に決着した。 - 実施主体・立地は未決定であり、許認可の見通し、燃料供給網、事業体制、人員確保が社会実装に向けた課題である。
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革新炉ワーキンググループ
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