この回のダイジェスト
増強方針と試算を示し、実施案の費用・手続を継続確認した回である
この回で示されたこと
- 国審議会は、東地域の海底直流送電線と中西地域の関門連系線について、費用便益評価だけに依拠せず、再エネ導入やレジリエンス等も加味し、工事費を精査しながら可能な限り早期に増強する方向性を示した。具体的な基本要件と受益者の範囲は今後の検討事項である。資料2
- 東地域のHVDC 2GW案では、2030年頃の北海道・東北の再エネ出力制御量を209億kWh(25.0%)から146億kWh(17.4%)へ減らす試算を示した。関門連系線1GW案では、九州の制御量を22.8億kWh(7.6%)から20.6億kWh(6.9%)へ減らす試算である。いずれも試算値であり、確定実績ではない。資料2
- 東京電力PGは、C&Mシステムについて2023年度のフィールド実証で実運用への適用見通しを得たと報告し、2024年度から運用を開始する予定を示した。当面、ローカル系統の混雑はノンファーム電源を一律制御し、再給電方式に沿う機能は2024年度に実装、精算システム等の準備後、2026年度を目途に運用開始する予定である。資料3
- 中部関西間連系線の実施案は、運用容量600万kW程度、計画策定後約6年の工期に対し、概算工事費596.4億円と基本要件の442.8億円から153.6億円(約35%)増える見通しとなった。実施案と事業実施主体は未決定であり、工事費の妥当性などを評価・確認する。資料1
- 北海道本州間連系設備の整備計画で、今別幹線の増強区間を青森変電所~No.124鉄塔からNo.137鉄塔までに延長する軽微変更を行う。追加区間の工事費は2.4億円増える見込みだが、他工事のコスト低減で計画全体の概算費用内に収まる見通しであり、当該張替費用は従来どおり東北NWが全額負担する。資料4
前回からの変化
- 東地域の2GW HVDC案について、北海道・東北の2030年頃の出力制御低減量を63億kWh(制御量の約30%)とする試算が示された。前回示された工事費1.5兆~1.8兆円、B/C 0.63~1.72の試算に加え、国審議会が再エネ導入やレジリエンス等も踏まえ、可能な限り早期に増強する方向性を示した。資料2
- 関門連系線は、前回の1GW単極案優位との評価に対し、九州の出力制御量を2030年頃に2.1億kWh(制御量の9.4%)減らす試算や、市場分断時間を2,122時間から675時間へ減らす試算が示された。国審議会は可能な限り早期に増強する方向性を示した一方、具体的な基本要件等は今後の検討事項である。資料2
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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中西地域の広域連系系統に係る計画策定プロセス 中部関西間連系系統増強について
- 中部関西間連系線の実施案は、運用容量600万kW程度、計画策定後約6年の工期で、2030年6月運開を見込む案である。 - 概算工事費は596.4億円で、基本要件の442.8億円から153.6億円(約35%)増える見通しであり、実施案・事業実施主体は未決定である。 - 増額には物価・単価見直し、設計進展、新JEC適用、法令対応等が関係する。新JECの反映、物価補正の方法、500kV GIS実績価格との比較を引き続き確認する。 - 評価後、資料の案では2024年3月下旬に実施案等を決定し、4月に受益者・費用負担割合、6月に整備計画案を決定する予定である。
- 2
東地域及び中西地域の広域連系系統に係る計画策定プロセス
- 国審議会は、東地域の海底直流送電線と関門連系線を、再エネ導入・レジリエンス・社会的ニーズも考慮して可能な限り早期に増強する方向性を示した。工事費等の精査と基本要件・受益者範囲の検討は今後の課題である。 - 東地域HVDC 2GWのB/Cは0.63~1.72程度で、北海道・東北の2030年頃の再エネ出力制御量は試算上63億kWh減る。関門1GW案では九州の2030年頃の制御量が2.1億kWh減り、市場分断時間も低下する見込みである。 - 関門連系線は2GW案も1GW案もB/Cが1未満の試算であり、交流系統の安定度制約と工事費を踏まえ1GW単極案が優位と整理された。費用便益評価は将来の再エネ活用等を十分反映できない場合があり、精緻化を継続する。 - 追加調査・関係者調整等による費用増や工期長期化、運開後の故障リスクを管理し、機関は次回以降の委員会で基本要件案と受益者の範囲案を示す方針である。
- 3
日本版コネクト&マネージを実現する 制御システムの開発(報告)
- 東京電力PGのC&Mシステムは、2023年度の実証で実運用への適用見通しを得ており、2024年度の運用開始を予定する。最終試験は継続中である。 - 当面のローカル系統混雑制御はノンファーム電源への一律制御で開始し、発電契約者には前日17時頃・実需給5時間前・1時間前の計3回、混雑予想を公表する。 - 実証では潮流想定、混雑制御量の配分、発電所での出力制御を確認した。複合制約時の演算・配信は最長約55分で、東京エリアは当面GC(実需給1時間前)に演算開始する。 - 想定潮流の誤差に備えるマージンは送電線ごとに設定し、潮流実績や設備・電源状況に応じて月次・週次または随時に見直す方針である。
- 4
北海道本州間連系設備に係る広域系統整備計画の軽微変更について(報告)
- 北海道本州間連系設備の整備計画で、発電事業者の系統接続点変更に伴い、今別幹線の増強区間をNo.124鉄塔までからNo.137鉄塔までに延長する軽微変更を行う。 - 工事区間は39kmから43kmとなり、No.124~No.137間の電線張替を追加する。使用開始は2025年11月の予定である。 - 追加区間で概算工事費は2.4億円増えるが、他工事の低減により計画全体の概算工事費以内に収まる見通しである。費用は経年更新分として全額東北NWが負担する。 - 変更後の計画を経済産業大臣へ届け出て公表し、事業実施主体と受益者へ通知する。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
広域系統整備委員会
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