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電力広域的運営推進委員会 ・ 広域系統整備委員会

第77回 広域系統整備委員会

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この回のダイジェスト

三地域の基本要件案を示し、中部関西間の費用見直し案を審議した回である。

この回で示されたこと

  • 東地域HVDC 2GW増強では燃料費・CO₂対策費削減が年612~1,191億円、中国九州間1GW増強では年47~89億円との試算を示した。CO₂価格をWEO2023想定に置く参考試算では対策コスト合計が2.8円/kWhから3.7~3.8円/kWhとなるが、採用値の変更や便益額の確定はしていない。資料1
  • 中国九州間連系設備について、九州から本州向きの運用容量を約100万kW増強し、将来200万kWに拡張可能な設備を新設する基本要件・受益者範囲案を示した。概算工事費は3,700~4,100億円、工期は6~9年程度で、2024年内に実施案・事業実施主体、2025年3月に費用負担割合等を決める予定である。資料2資料6
  • 北海道本州間の日本海ルートは、後志・秋田・新潟を結ぶ±525kV・200万kWの直流海底ケーブル等を新設し、北海道東北間・東北東京間を各200万kW増強する基本要件・受益者範囲案を示した。概算工事費は1.5~1.8兆円、工期は6~10年程度で、2025年年明けに実施案・事業実施主体、同年3月に費用負担割合等を決める予定である。資料4資料5
  • 日本海ルートと中国九州間設備の受益者範囲案は、広域メリットオーダー分を原則沖縄を除く全国負担とし、再エネ由来の卸価格低下・CO₂削減効果では沖縄を含む全国を対象にする整理である。いずれも再エネ賦課金方式を選択肢の一つとして検討する。資料4資料2資料5資料6
  • 中部関西間連系線の整備計画案では、概算工事費を実施案提出時の596.4億円から541.3億円へ見直す案を示した。運用容量は約300万kWから約600万kWへ拡大し、2030年6月完了、工期約6年を見込む。B/Cは前提を変えた試算で概ね1を超えるとされたが、この資料は実施案・事業実施主体の最終決定を示していない。資料3
  • 九州の再エネ出力制御は、2030年頃の試算で1GW増強により956時間から721時間へ低下する。中国九州間連系線のスポット市場分断発生率は2023年7~9月平均21.9%で、前年同期の80.8%から低下していた。資料1

前回からの変化

  • 東地域HVDC・中国九州間増強の効果について、貨幣評価項目と定性的評価項目、重複計上を避ける整理、CO₂価格の参考試算が補足された。資料1
  • 前回は関門連系線の1GW案が優位との整理と工事費・B/Cの精緻化継続が示された。今回は中国九州間約1GW案の基本要件・受益者範囲案が具体化し、概算工事費3,700~4,100億円、2024年内・2025年3月の手続予定が示された。資料2資料6
  • 中部関西間連系線の工事費は、前回の実施案提出時596.4億円から、物価補正や新JEC設計の扱い等を反映した整備計画案541.3億円へ見直された。実施案提出時の基本要件との差額は約35%増だったが、今回案では約22%増である。資料3

今後の予定・残った論点

  • 日本海ルートは基本要件決定後、2025年年明けを目途に実施案・事業実施主体を決め、同年3月を目途に費用負担割合等と広域系統整備計画を策定する予定である。資料4資料5
  • 中国九州間設備は2024年内を目途に実施案・事業実施主体、2025年3月を目途に費用負担割合等と広域系統整備計画を決める予定である。資料2資料6
  • 中部関西間連系線は、2024年4月頃に受益者・費用負担割合等の案、6月頃に広域系統整備計画案を提示する予定である。資料3
  • 東地域・中西地域の系統整備効果は必要に応じて検討を深め、丁寧な説明を行う方針である。資料1

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    東地域及び中西地域の広域連系系統に係る 計画策定プロセス

    - 東地域HVDC 2GWと中国九州間連系設備1GWの計画策定では、増強効果の検討と並行して基本要件案・受益者範囲案を整理する方針であり、本資料は事業決定ではなく効果評価の補足である。 - 貨幣評価では燃料費・CO₂対策コスト、アデカシー便益、送電ロスを扱い、市場のkWh・kW便益はそれぞれ燃料費削減・アデカシー便益に含めて二重計上を避ける。 - WEO2023価格を用いた参考試算ではCO₂対策コストが2.8円/kWhから3.7~3.8円/kWhとなり、便益増加の可能性が示されたが、採用値の変更は決定していない。 - 中国九州間1GW増強の試算では九州の出力制御時間が2030年頃に956時間から721時間へ減少し、容量市場の分断緩和や需給調整市場の調達単価低下も期待される。

  2. 2

    中国九州間連系設備に係る広域系統整備計画:基本要件及び受益者の範囲(案)

    - 中国九州間に新たな連系設備を設け、九州から本州向きの運用容量を約100万kW増強する基本要件案である。将来の200万kWへの拡張性も考慮する。 - 広域取引の活性化、燃料費・CO₂対策費の削減、再エネ出力制御の緩和、供給信頼度の向上が期待される。 - 概算工事費は3,700~4,100億円程度、工期は6~9年程度である。受益者は全国の需要家とし、沖縄は再エネ由来の効果に限って含める整理である。 - 2024年内を目途に実施案・事業実施主体、2025年3月を目途に費用負担割合等を決定し、広域系統整備計画を策定する予定である。

  3. 3

    中西地域の広域連系系統に係る計画策定プロセス:中部関西間連系線に係る実施案及び事業実施主体の決定ほか

    - 中部関西間連系線の概算工事費は、基本要件443.0億円に対し、実施案提出時596.4億円、論点反映後の整備計画案は541.3億円の見通しである。最終的な実施案・事業実施主体の決定は本資料では示されていない。 - 費用見直しでは、新JECの影響を詳細設計後に検証する扱いとし、物価補正率やGIS資材費の算定方法を見直して、提出案から55.1億円を減額した。 - 提出案は約600万kWへの増強、約6年の工期、系統性能基準への適合を満たすと確認され、費用便益評価は複数条件の試算でB/Cが概ね1を超える。 - 資料上の予定では、2024年4月頃に受益者・費用負担割合案、6月頃に広域系統整備計画案を提示する。

  4. 4

    北海道本州間連系設備(日本海ルート)に係る広域系統整備計画:基本要件及び受益者の範囲(案)

    - 北海道本州間連系設備(日本海ルート)の基本要件・受益者範囲の案として、後志~秋田~新潟の新設ルートにより北海道東北間・東北東京間を各200万kW増強する。 - 広域取引による燃料費・CO₂対策費の削減、再エネ出力制御の緩和、供給信頼度向上などを見込む。 - 概算工事費は1.5~1.8兆円、工期は6~10年程度の見通しであり、調査・費用の変動により計画変更の可能性がある。 - 受益者は全国の需要家を案とし、沖縄は再エネ由来の効果に限る。実施案・事業主体は2025年年明け、費用負担割合等と整備計画は同年3月を目途に決定予定である。

  5. 5

    東北地域の広域連系系統に係る計画設定プロセス-北海道本州間連系設備(日本海ルート)に係る基本要件ほか-

    - 北海道・東北・東京を結ぶ日本海ルートの連系設備について、200万kW増強、工費1.5兆~1.8兆円、工期6~10年程度の基本要件案を提示した。いずれも案であり、詳細設計や実施主体は未決定である。 - 期待効果は広域取引による総コスト削減、再エネ出力制御の緩和、供給信頼度・安定供給の向上である。 - 受益者の範囲案は全国の需要家であり、沖縄は再エネ由来の効果に限って含まれる。再エネ由来分は再エネ賦課金方式も選択肢として検討する。 - 公平性・透明性確保のため実施案と事業実施主体を募集する方針で、基本要件決定後、2025年年明けに実施案等、同年3月に費用負担割合等の決定と整備計画策定を目指す。

  6. 6

    中西地域の広域連系系統に係る計画策定プロセス:中国九州間連系設備に係る基本要件案ほか

    - 中国九州間に新たな連系設備を設け、九州から本州向きの運用容量を最大約100万kW増やす基本要件案が示された。設備は将来の200万kWへの増強を考慮する。 - 広域取引によるコスト削減、再エネ出力制御の緩和、供給信頼度向上などを見込む。概算工事費は3,700~4,100億円程度、工期は6~9年程度である。 - 受益者範囲案は全国の需要家であり、沖縄は再エネ由来の効果に限って含む。 - 実施案・事業実施主体を募集する方針で、決定は2024年内、費用負担割合等と整備計画の決定は2025年3月を目途とする。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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