この回のダイジェスト
検証A・Bの第二次中間取りまとめと市場時刻の案が示された。
この回で示されたこと
- 時間前UC市場は、前日夕方1回・当日2回の計3回程度を基本方向とする案が示され、開催時刻は前日17時、当日9時・15時が例示された。開催回数・時刻は未決定である。資料1
- 実需給直前の取引では、ザラバ市場の要否と切り離し、時間前ED市場の導入を第一目標とする案が示された。約定結果の発電計画への自動反映やTSOによる一部電源の運用が例示され、入札義務の対象等は今後の検討事項である。資料1
- 前日市場の締切を現行10時から13時頃へ移し、BG計画提出を15〜16時頃とする案が示された。一方、再エネ出力制御等への影響があるため、10時締切案も残り、変更は決定していない。資料1
- 検証Aでは、基本ロジック、買い入札、週間運用、kWh・ΔkW同時最適、時間前運用の各検証を進め、⓪〜③と⑦を完了した。これは技術的実現可能性の確認であり、市場制度・運用の確定ではない。資料2
- 検証Aでは、週間計算の時間縮約によりエリアモデルの計算時間が31.6時間から3.5時間に短縮した一方、後半の需要ピークが平均化される課題が確認された。買い入札の需要曲線簡略化では、乖離率の閾値0.1%以内の場合、約定量誤差平均は±0.1%以内、価格誤差平均はほぼゼロとなった。資料2
- 検証Bは、地内混雑時のkWh価格に実際の起動電源態勢を反映するLMP加重平均方式を合理的な案と整理した。調整力kWhはシングルプライスを基本方針とし、Three-Part情報に基づくシャドウプライスを調整力・インバランス共通価格とする案、30分料金を5分ごとの限界価格の加重平均とする案を示した。資料3
前回からの変化
- 時間前UC市場は、開催回数・時刻が未決定のまま、前日夕方1回・当日2回の計3回程度という基本方向と、前日17時・当日9時・15時の時刻例が具体化した。資料1
- 検証Aでは、前回進捗報告から第二次中間取りまとめに進み、⓪〜③と⑦の検証完了が示された。三次インセンティブは案③(中間点で全体応答可能量を確保する制約)を軸に検討する方向となったが、算定方法は継続検討である。資料2
- 検証Bの地内混雑時kWh価格について、前回示されたLMP加重平均案を比較検証し、実際の起動電源態勢を反映する方式が実態に近く、価格シグナルの信頼性も高い合理的な案と整理した。資料3
- 前回は実需給の調整力kWh価格・インバランス料金にThree-Part情報由来の価格を参照する方向だった。今回はシングルプライスを基本方針とし、共通のシャドウプライスを用いる案と、30分料金を5分価格の加重平均とする案が具体化した。資料3
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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同時市場の制度に関する論点について⑤ (市場制度)
- 同時市場の時間前UC市場は、前日夕方1回・当日2回の計3回程度を基本案とし、開催時刻や回数は未決定である。 - 実需給直前の取引機会は、時間前ED市場の導入を第一の目標とする案であり、発電事業者の対応負担を軽減する仕組みや入札義務の範囲は今後検討する。 - 前日市場を13時頃締切へ約3時間後ろ倒しし、BG計画提出も遅らせる案が示されたが、再エネ出力制御等への影響を踏まえ、変更は未決定である。 - 現行の前日市場締切は10時で、BG計画提出12時、需給調整市場入札14時、TSO翌日計画策定16時頃、広域予備率公表18時の順である。
- 2
電源起動・出力配分ロジックの技術検証(検証A)の第二次中間取りまとめについて
- 同時市場向けSCUC・SCEDの検証Aでは、基本ロジック、買い入札、週間運用、調整力同時最適、時間前運用の技術的な見通しを得て、複数項目を検証Aとして完了した。制度設計の確定ではない。 - 買い入札は現行相当の価格弾力性需要が約60%の条件で収束性に課題があり、需要曲線の簡略化で改善したが、約定量・価格に誤差が生じたため、ノード単位入札などの設計を今後検討する。 - 週間計画の後半を4時間単位に縮約すると計算時間が短縮し、時間前市場でも約定結果の引継ぎや対象期間の短縮で多くのケースの計算時間が減った一方、ピーク供給力や難しい需給条件には留意が必要である。 - 三次インセンティブは3案が技術的に動作し、作業会では案③を軸に検討する方向が示された。今後は詳細制度設計に加え、自己計画電源の制約と送電ロスを考慮するロジックを検証する。
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同時市場における価格算定方法の検証(検証B)の第二次中間取りまとめについて
- 同時市場の地内混雑時価格では、実際の電源態勢に基づくLMP加重平均方式が合理的な案と整理されたが、試算は限定的な系統モデルに基づく。 - ΔkW価格の「機会費用なし」案は低価格化とUplift増加を伴い、有力候補として継続検討される。 - 一次(GF)・二次(LFC)では、ΔkW・ΔkWh価値に加えて応動距離を評価するパフォーマンス価値を設ける方向だが、評価・報酬方法は未確定である。 - 調整力kWhはシングルプライスを基本とし、30分料金を5分価格の加重平均で算定する案が適切とされた一方、青色・黄色ロジックの連携と精算設計は継続課題である。
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同時市場の在り方等に関する検討会
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