policy scope

資源エネルギー庁 ・ 制度検討作業部会

第109回 制度検討作業部会

公開資料 4 件会議体の公式ページ

この回のダイジェスト

非化石目標と市場制度の見直し案、容量市場の検証方針が示された。資料1資料2資料3資料4

この回で示されたこと

  • 第3フェーズの中間目標は、2040年度の非化石電源比率60%以上に向け、証書供給見通しを基礎に設定する現行方式を維持する案である。旧一電以外の内部取引や義務履行以外の自発的需要を外部供出可能量から控除し、N年度4月頃に確報値を設定、6月頃に通知する案が示された。2026年度速報試算は外部供出可能量約1,115億kWh、外部調達比率約12.9%である。資料1
  • 2025年度第2回オークションでは、非FIT証書の約定価格が上限の1.3円/kWhとなり、FIT証書の売入札量は472億kWhで第2回として過去最少となった。非FIT証書の需給バランスは0.81~1.03との試算で、最終オークション前に再調査し、FIT証書による義務履行代替手段の発動を判断する考えである。上下限価格の水準は未決定である。資料1
  • 2024年度容量市場メインオークションでは、追加処理後も北海道・東北・東京・九州が供給信頼度未達となった。広域機関が国と連携して包括的検証を進め、Net CONEの適否・算定方法や影響分析を検討する案が示された。見直す場合は2026年度メインオークションからの反映を目標とするが、変更は決定されていない。資料2
  • 第2・第3ラウンドで選定された洋上風力のゼロプレミアム案件について、第4回以降の長期脱炭素電源オークション参加を認める案が示された。参加条件はバランシングコスト相当分のFIP交付金を受領しないことであり、次回以降の公募案件は対象外である。資料3
  • 水素・アンモニア・CCSの試運転費用の一部を、証憑に基づき定格負荷換算で最大6か月分、応札価格の建設費に算入する案が示された。また、需給調整市場では2026年3月13日の取引から前日取引へ移行し、一次~三次①の募集量を全商品で1σ相当にそろえる案と、価格・事前確認等に関するガイドライン改定案が示された。資料3資料4
  • 需給調整市場の上限価格案は一次~三次①で7.21円/ΔkW・30分、三次②は上限を設けない内容で、最終水準は決定されていない。資料ではスポット価格が14.42円/kWh以下のコマが79.8%との試算や、蓄電池のモデル条件別IRRが示された。資料4

前回からの変化

  • 非化石価値取引では、前回の第1回非FITオークションの価格動向に続き、今回は第2回の約定価格が上限1.3円/kWhとなったこと、FIT証書の売入札量が472億kWhとなったことが示された。需給バランス試算を踏まえ、最終オークション前の再調査とFIT証書による代替手段の発動判断が示された。資料1
  • 需給調整市場では、前回示された1σ相当の募集量と7.21円/ΔkW・30分の上限価格案について、前日取引への移行日を2026年3月13日とし、募集量を全商品で1σ相当にそろえる案や、安定調達・蓄電池収益性の試算が追加された。価格案は今回も決定されていない。資料4

今後の予定・残った論点

  • 2026年度の非化石目標数量は、4月頃に供給計画で更新し、速報時の外部調達比率を用いて確報値を設定、6月頃に事業者へ通知する想定である。最終オークション前には証書需給を再調査し、代替手段の発動を判断する。資料1
  • 容量市場の包括的検証を広域機関と国が連携して進め、Net CONE等の制度論点を検討する。検証結果の制度反映は原則として2026年度開催の2030年度実需給向けメインオークション以降を想定する。資料2
  • 長期脱炭素電源オークションのゼロプレミアム案件の詳細・上限価格等は今後の会合で検討し、試運転費用のガイドライン改定は第4回入札に向けて行う予定である。資料3
  • 需給調整市場では、募集量の回復判断に用いる具体的基準は示されておらず、応札状況から競争を確認したうえで募集量を増やすことを検討する。ガイドライン改定案も今後の手続きが残る。資料4

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    非化石価値取引について

    - 第3フェーズは証書供給見通しに基づく中間目標方式を維持し、最新データ、旧一電以外の内部取引、自発的需要を反映して外部供出可能量を精緻化する案である。 - 2026年度の需給バランスは1.05に据え置く案で、速報試算の外部調達比率は約12.9%。目標値は2026年6月頃に通知する想定である。 - 2025年度の非FIT証書は需給ひっ迫が懸念され、想定バランスは0.81~1.03。最終オークション前に再調査し、FIT証書による代替調達の発動を判断する考えである。 - 上下限価格の変更は未決定であり、投資・PPA促進、証書へのアクセス、義務履行費用や価格転嫁への影響を踏まえて検討する論点である。

  2. 2

    容量市場について

    - 2024年度メインオークションは、北海道・東北・東京・九州で追加処理後も供給信頼度が未達となり、約定価格は全エリアで第2回以降の最高水準であった。 - Net CONE超の応札は前年比約4倍の1,162万kW、非落札は584万kWで166万kW増加し、いずれも石油・LNGが大半を占めた。 - 容量市場の包括的検証は広域機関と国が進めており、供給力、非効率石炭火力、価格水準などが主要論点である。 - Net CONEの見直しは未決定で、算定・影響分析等を検討し、見直す場合は2026年度メインオークションからの反映を目標とする案である。

  3. 3

    長期脱炭素電源オークション

    - 第2・第3ラウンドの洋上風力公募案件のうち、ゼロプレミアム案件は、バランシングコスト相当分のFIP交付金を放棄する条件で、第4回以降の長期脱炭素電源オークション参加を認める案である。 - 措置は第2・第3ラウンドに限定し、次回以降の公募案件は対象としない方針である。制度の詳細や上限価格等は未決定である。 - 水素・アンモニア・CCSの試運転費用の一部を応札価格に算入する案であり、対象費用は最大6か月分、証憑に基づく合理的説明が条件である。 - 試運転費用の扱いは第3回入札から適用する案で、ガイドライン改定は第4回入札に向けて行う予定である。

  4. 4

    需給調整市場について

    - 2026年3月の前日取引化に向け、一次~三次①の募集量を1σ相当に統一する案が示され、2025年度比で一次・二次①は13%減、複合商品全体は50%増の見通しである。 - 上限価格7.21円/ΔkW・30分案は、安定調達と蓄電池収益性への影響を試算した上で再議論する段階であり、最終水準は未決定である。 - 監視委員会は、需給調整市場ガイドライン等の改定を経産大臣に建議した。改定案は問題行為の明記、B種電源協議の廃止、価格規律・起動費等の算定方法の整理を含む。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

制度検討作業部会

ほかの開催回と資料を、開催日の順に確認できます。

開催回の一覧へ