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資源エネルギー庁 ・ 制度検討作業部会

第110回 制度検討作業部会

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この回のダイジェスト

容量市場の2029年度結果と各市場の見直し案が示された。資料2資料3

この回で示されたこと

  • 2029年度向け容量市場は、約定総容量1億6,608万kW、経過措置控除後の約定総額2兆2,094億円、全体落札率96.4%となった。全国の供給信頼度は0.013 kWh/kW・年で、東北・東京は追加処理後も不足した。資料2資料3
  • 容量市場の供給力確保策として、募集量・応札量・約定量の拡大、約定電源の退出抑制、不足時の追加調達を検討する案が示された。Net CONEは約2.05万円/kW、上限価格は約3.1万円/kWとなる試算も示されたが、いずれも見直しの決定値ではない。資料3
  • 監視委員会は、北海道電力、JERA、東北電力の応札に関する行為を意図的とは認めなかった一方、約定価格を押し上げるおそれがあると判断し、3社に再発防止策の策定・実施を指導した。また、応札を取り消さず必要な是正を可能にするガイドライン改正を経済産業大臣に建議した。資料1
  • 需給調整市場の前日取引開始時の案として、一次・二次①・複合商品の募集量を3σ相当量から1σ相当量へ減らし、上限価格を19.51円から15円/ΔkW・30分へ引き下げる方針が示された。競争状況に応じて上限を10円、7.21円へ段階的に見直す案である。資料4
  • 非化石価値取引の中間目標は、速報値から確報値を設定する際、外部調達比率ではなく需給バランスを固定する案が示された。速報値はN−1年度12月頃、確報値はN年度4月頃に公表し、6月頃に事業者へ通知する想定である。資料5
  • 間接送電権は、週間商品の売入札価格算定を2026年4月取引から変更し、年間商品を2026年9月取引から導入する方針である。ベースロード市場の2025年度第3回は1年固定価格商品のみ約定し、約定量は約2.9億kWh、約定率は3.7%となった。資料6資料7

前回からの変化

  • 容量市場では、前回の2024年度向け結果に続き、2029年度向けの約定結果が示された。東北・東京は追加処理後も不足し、2年連続の不足となった。また、Net CONEを超える応札は2023年度から2025年度に約6.7倍となった。資料2資料3
  • 非化石価値取引の中間目標は、前回の「速報値の外部調達比率を確報値にも用いる」提案から、確報値では需給バランスを固定する案へと設定方法が変わった。資料5
  • 需給調整市場では、前回示された募集量1σ相当への統一案を引き継ぎつつ、上限価格をまず15円/ΔkW・30分とし、競争状況に応じて10円、7.21円へ段階的に引き下げる案が具体化した。資料4

今後の予定・残った論点

  • 容量市場は、供給力確保策とNet CONE・上限価格の影響や対応策を次回以降も検討する。見直す場合は2026年度メインオークションへの反映を目標とする案である。資料3
  • 需給調整市場は2026年3月13日取引から前日取引化し、取引開始後1・2・3・6か月などの実績を用いて競争状況を検証する案である。資料4
  • 非化石価値取引は、N−1年度12月頃の速報値公表、N年度4月頃の確報値公表、6月頃の事業者通知を想定している。価格上下限の具体的な変更は引き続き検討事項である。資料5
  • 間接送電権は、2026年4月から新たな連系線3方向と週間商品の価格算定変更を始め、2026年9月取引から年間商品を導入する方針である。発行量算定の役割変更は、システム改修を前提に2027年9月以降の案として示された。資料6

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    容量市場2025年度メインオークションに係る監視結果の詳細報告

    - 容量市場2025年度メインオークションの監視で、未応札285件と部分応札28件は、いずれも売り惜しみに当たらない正当な理由があると確認された。 - 東北電力では価格算定の誤りが確認され、過去の応札にも同様の誤りがあったが、当該オークションでは是正後の価格で応札したことを確認した。 - 北海道電力は事前監視価格を超えて応札し、JERAは事前監視なしに基準価格以上で応札した。3社の行為は意図的とは認められなかったが、委員会は再発防止策などを指導した。 - 委員会は、一定の事案で応札取消しをせず是正できる扱いを明確にするため、ガイドライン改正を経済産業大臣に建議した。

  2. 2

    容量市場メインオークション約定結果(対象実需給年度:2029年度)

    - 2029年度向け容量市場メインオークションの約定総容量は1億6,608万kW、経過措置控除後の約定総額は2兆2,094億円である。 - 全国の供給信頼度は0.013 kWh/kW・年、全体落札率は96.4%であり、発動指令電源の落札率は89.4%である。 - 不足ブロックで計688万kWを追加したが、東北・東京では不足状態のまま追加可能電源がなくなり、減少処理は行われなかった。 - 2029年度の容量拠出金試算は、メイン分が送配電事業者1,850.4億円・小売事業者2兆851.9億円、長期脱炭素電源分がそれぞれ47.5億円・561.2億円である。

  3. 3

    容量市場について

    - 2029年度向け容量市場では約定総額が過去5回を上回り、全エリア価格が指標価格超となった一方、落札率は96.4%、非落札容量は前回比39万kW増の623万kWであった。 - 約定処理後も東北・東京は供給力不足が続き、両エリアの不足は2年連続である。 - 供給力確保に向け、募集量・応札・約定・退出抑制・追加調達の見直し案を提示し、Net CONEと上限価格も再検証する方針案である。価格引上げ時の小売負担緩和策を含め、結論は次回以降に検討する。 - 非効率石炭火力の稼働抑制措置は、安定供給を前提に、対象効率・設備利用率基準・減額率を他制度の影響も踏まえて検討する方針である。

  4. 4

    需給調整市場について

    - 2026年3月の前日取引開始時、複合市場の募集量を3σから1σ相当へ減らし、上限価格を19.51円から15円/ΔkW・30分へ引き下げる案である。 - 取引開始後の応札量・価格等を検証し、競争が十分なら募集量を増やし、改善がなければ上限価格を10円、7.21円へ段階的に引き下げる案である。 - 市場運営の健全性を担保するため、EPRXの運営報告やガバナンスに関する法制度上の措置を検討する案が示された。 - EPRXは2026年度の売買手数料を0.03円から0.06円/ΔkW・30分へ引き上げる意向であり、正式決定は今後の手続を経る予定である。

  5. 5

    非化石価値取引について

    - 第3フェーズの中間目標値は、確報値設定時に需給バランスを固定する案が示された。通知はN年度6月頃とする案で、設定方法・時期はいずれも提案段階である。 - FIT証書は下限価格の段階的見直しや上限価格の是非、非FIT証書は下限価格のあり方を検討し、上限価格は当分現行水準を維持する案である。具体的な改定は未決定である。 - 価格見直しでは非化石電源の維持・拡大を目指す一方、小売事業者・需要家の負担、価格転嫁、予見性に配慮し、周知・準備期間を設ける方向である。 - 第3フェーズの関連整理では、2040年度の非化石電源比率60%以上を掲げ、経過措置料金への転嫁を継続検討し、当面は高度化法とETSを併存させる。

  6. 6

    間接送電権について

    - 新規連系線商品は、北海道→東北(順)、東北→東京(順)、関西→中国(逆)を2026年4月取引から開始する方針である。中部→北陸、中部→関西、北陸→関西の逆方向は交流ループ運用後の実績を見て再整理する案である。 - 週間商品の売入札価格は、前年同月の値差実績と直近の値差変動を反映する方式に改め、調整係数1/3と価格上限を設ける。2026年4月取引から適用する。 - 年間商品は4月から翌年3月までを対象とし、2026年9月取引(2027年度受渡分)から導入する。 - 2027年9月以降、広域機関が商品ごとの空容量最小値を算定・通知し、JEPXが発行を担う役割分担への変更が提案された。

  7. 7

    ベースロード市場について

    - 2025年度第3回オークションでは、1年固定価格取引のみ約定し、約定量は約2.9億kWh、約定率は3.7%であった。前年同回から約定量・約定率が低下した。 - 固定価格の約定価格は東日本12.42円/kWh、西日本11.13円/kWh、九州10.45円/kWhで、前年同回比0.77〜0.84倍となった。 - 1年・2年の事後調整付商品は全エリアで約定なし。売応札量は増加した一方、買応札量は前年同回を下回った。 - 第4回は2026年1月20〜30日に入札し、1年固定価格取引のみ実施する予定であり、大規模発電事業者の供出は任意である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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