policy scope

電力広域的運営推進委員会 ・ 調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会

第64回 調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会

公開資料 4 件会議体の公式ページ

この回のダイジェスト

三次②の早期導入や揚水応札拡大、市場外調達中断の案が示された。

この回で示されたこと

  • 三次②は案A-aの募集量削減を維持し、前日に1σ相当値を調達、前日15時の判断に応じて余力活用で追加確保する早期導入案が示された。導入決定ではない。資料1
  • 揚水公募等は、実施有無や調達量をTSOが変更する選択制を長期案として提示。募集量から公募量を控除する案と、揚水の供出可能量を市場へ0円応札する案が示されたが、実施・契約・精算条件は未決である。資料2
  • 揚水の一次・二次①等への応札リスクを下げる暫定案として、供給力不足時はTSOが代替ΔkWを確保し、供給力はあるが販売先がない場合はTSO指令で並列運用する二つの対応が提案された。対象や適用時期は未決である。資料3
  • 恒常的な応札不足が解消するまで、前週木曜日の市場外調達を各一般送配電事業者の判断で一時中断できる案が示された。市場調達を基本とし、市場外調達、余力活用の順に位置づける従来整理は維持する。資料4
  • 2024年4~5月の市場外調達は対象5エリアで一次~三次①複合募集量の0.08~12.06%にとどまり、9エリア中4エリアで実績がなかった。三次②は6月1日の募集量低減後、6月1~12日の全国不足率が5月の52%から8%に下がった。資料4

前回からの変化

  • 第63回で恒久改善の方向として示された三次②の効率的調達について、案A-aとの組み合わせ、前日15時の追加調達判断、余力活用による追加確保など、早期導入の具体案が示された。資料1
  • 前回、揚水応札の応急対策を次回以降に具体化するとしていたのに対し、供給力不足時の代替ΔkW確保と、供給力がある場合のTSO指令による並列運用という二案が提示された。資料3

今後の予定・残った論点

  • 三次②の早期導入案、揚水公募等の契約・精算条件、揚水応札拡大策の対象・適用時期は、引き続き検討事項である。資料1資料2資料3
  • 市場外調達の一時中断は提案段階であり、各一般送配電事業者の判断と、恒常的な応札不足の解消を踏まえた扱いの整理が残る。資料4

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    三次②の効率的な調達の早期導入について

    - 三次②の効率的な調達を早期導入する案が提示された。前日に1σ相当値を調達し、追加が必要な断面では余力活用で確保する提案である。 - 追加調達量は、前日調達量との合計で前日時点の3σ相当値を上限とする。追加調達の要否は前日15時に判断する。 - 案A-aは2024年6月1日受渡分から全9エリアで適用済み。提案では募集量削減係数を当面維持し、将来の見直し時に算定方法の簡素化を検討する。 - 募集量は5月に4月比0.44倍、6月に5月比0.45倍となり、応札量の減少は確認されていない。効率的な調達の早期導入案は本資料時点で提案段階である。

  2. 2

    揚水発電の公募調達等に関する検討について

    - 揚水公募等は、需給調整力の調達先を多様化し価格変動リスクを抑える選択肢として検討されたが、実施は未決定である。 - 市場募集量との関係は、公募量を一律控除する案と、TSOが供出可能量を0円で市場応札する案の二つで、後者は2026年度以降が現実的とされる。 - ポンプアップ原資は全国余力・エリア内余力・卸市場等調達の三案があり、資料は制度上の課題が比較的小さいエリア内余力から始める案を示す。 - 契約価格、固定費・逸失利益の補償、V1/V2単価、原資方式や公募条件は未確定で、国等と連携した検討が必要である。

  3. 3

    調整力提供者における揚水応札拡大方策について

    - 揚水発電の応札不足に対し、一次・二次①などの応札リスクを下げる期間限定の二つの対応案が提示された。制度決定ではなく、対象や時期を含め今後国と連携して検討する提案である。 - 供給力を確保できない場合はTSOが代替ΔkWを確保し、揚水には約定ΔkW費用を支払わない案である。供給力はあるが販売先がない場合はTSOが揚水を並列して運用し、ΔkW費用を支払う一方、当面は実質的にアセスメントを免除する案である。 - 対象商品は一次・二次①の単独または複合商品に限定する案で、申合書等の改定が必要である。対象リソースの拡大や終了時期は未決定である。 - ヒアリングでは応札増加への期待と、複合入札の誘因不足が示された。誘導的・規制的措置を含む追加検討が残る。

  4. 4

    市場外調達および余力活用の実態を踏まえた市場外調達の取り扱いの方向性について

    - 需給調整市場の恒常的な応札不足を受け、前週木曜日の市場外調達を、不足解消まで各一般送配電事業者の判断で一時中断可能とする案が示された。部分的な中断も含む提案段階である。 - 市場外調達は9エリア中4エリアで実績がなく、調達量も限定的で、相対契約の価格不透明性と双方の業務負荷が課題である。 - 余力活用は略式複合約定でコストが足元の市場調達に近づき、必要量と余力減少リスクを踏まえた安定供給のセーフティネットと評価された。ただし競争的な広域市場調達には劣後する。 - 2026年度の前日取引化が実現すれば市場外調達を行わない想定であり、本案はそれまでの応札不足への暫定対応である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

調整力の細分化及び広域調達の技術的検討に関する作業会

ほかの開催回と資料を、開催日の順に確認できます。

開催回の一覧へ