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電力広域的運営推進委員会 ・ 広域系統整備委員会

第89回 広域系統整備委員会

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この回のダイジェスト

費用便益評価の見直し案と既設連系線更新の検討課題が示された。

この回で示されたこと

  • 非貨幣価値項目は社会便益に加算せず、市場分断の低減、導入支援の低減量、災害時の負荷遮断・供給力不足の低減量、燃料費変動の影響などを指標として示す案が提示された。追加項目や数値化方法は継続検討とする。資料2
  • 関門連系線を1GW増強する試算では、九州・中国間の市場分断による値差発生割合が2030年頃に24.2%から7.7%、2050年に39.6%から21.1%へ低下する見通しが示された。これは市場分断低減の指標であり、追加便益の貨幣評価額ではない。資料2
  • 第3次広域系統長期方針に向け、2025年内に費用便益評価の基本的な考え方とシナリオ設定の見直し要否を整理し、2026年以降に具体的な増強方策への影響を検討する進め方が示された。燃料費・CO₂対策コスト、アデカシー、送電ロスは貨幣評価を続け、評価期間36年を維持し、割引率は4%に加えて1%または2%も考慮する案である。資料1
  • 既設連系線の更新では、増強・現状維持・縮小・廃止を選択肢とし、安定供給と広域便益、費用対効果から必要性・容量を評価する案が示された。全国共通の更新基準、費用負担、手続は未決定であり、具体例を検討して第3次広域系統長期方針に反映する進め方である。資料3
  • 2025年3月末時点で、東京中部間を除く3計画は増強完了時期に変更がない。東京中部間は一部工区の遅延見通しがあり、遅延要因と運開時期を確認中である。概算工事費は計画策定時比で東京中部間243億円増、東北東京間396億円増、北海道本州間2億円減、中部関西間9億円減であった。資料4

前回からの変化

  • 第88回で論点として挙げられた長期展望レビューと費用便益評価の精緻化について、今回、非貨幣価値項目の扱いと評価手法の見直し案、2025年内・2026年以降の検討工程が示された。資料2資料1
  • 第88回に検討課題として挙げられた既設連系線更新について、今回は更新時の容量選択肢、必要性評価、費用負担、実施プロセスの具体的な論点が整理された。基準や手続の決定には至っていない。資料3

今後の予定・残った論点

  • 2025年内に費用便益評価の基本的な考え方とシナリオ設定の見直し要否を整理し、次回以降シナリオの前提条件を検討する。資料1
  • 非貨幣価値項目や系統制約緩和効果、2050年の需要・電源構成、地内系統制約などの扱いを引き続き検討する。資料2資料1
  • 既設連系線の更新例を踏まえ、更新容量・時期、受益と費用負担、更新プロセスを検討し、第3次広域系統長期方針への反映を目指す。資料3
  • 東京中部間の遅延要因と運開時期を確認し、今後の作業停止計画を更新する。資料4

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    広域系統整備に関する長期展望のレビューについて:(進め方・費用便益評価手法)

    - 第3次広域系統長期方針に向け、2025年内に評価手法とシナリオ設定の見直し要否を整理し、2026年以降に増強方策への影響を検討する案である。 - 需要は増加傾向に転じ、2034年度の年間需要は8,944億kWhの見通しである。2040年度需要は約0.9~1.1兆kWh、2050年の需要・電源構成は複数ケースを今後検討する。 - 評価手法は、燃料費等の足元価格への更新、アデカシー便益の幅評価と供給力基準の更新を提示した。標準単価更新、36年評価期間の維持、割引率1%または2%の併用も提案段階である。 - 系統制約緩和効果や非貨幣価値便益、地内系統制約などは未整理であり、次回以降、シナリオの考え方・前提条件を検討する。

  2. 2

    費用便益評価の精緻化等について

    - 広域系統整備の非貨幣価値項目について、市場分断緩和、再エネ導入促進、災害時の安定性、燃料費変動リスク軽減を指標と効果に整理する事務局案である。評価への反映方法は提案段階であり、今回の資料で確定した決定ではない。 - 関門連系線1GW増強の試算では、九州・中国間の市場分断による値差発生割合は2030年頃に24.2%から7.7%、2050年に39.6%から21.1%へ低下する見通しである。 - 再エネ導入支援相当の効果は機関の社会便益には計上せず、国を中心に継続検討する案である。災害時の効果は頻度を想定できず未算入であり、供給力不足の低減量などの定量化が検討対象となる。 - 現行シミュレーションは価格弾力性をゼロとしているため、価格低下による需要増は便益に表れない。新たな指標や数値化方法は、既存の貨幣評価との重複に留意しつつ継続検討する。

  3. 3

    既設連系線の更新に係る検討課題について

    - 既設連系線は同容量で更新する前提を置かず、増強・維持・縮小・廃止を含めて必要性と容量を評価する案が示されたが、共通基準は未決定である。 - 評価では供給信頼度(セキュリティ・アデカシー)と広域取引の便益を考慮し、設備のスリム化も含む全体最適を目指す。 - 受益に応じた更新費用負担と、計画策定プロセスの対象外となる更新の手続は今後の検討課題である。 - 北本直流幹線、本四連系線、阿南紀北直流幹線などの更新検討を具体例に、容量・時期・受益の考え方を第3次広域系統長期方針へ反映する方針である。

  4. 4

    広域系統整備計画の進捗状況について(2024年度第4四半期):(報告)

    - 2025年3月末時点で、東北東京間・北海道本州間・中部関西間の3計画は完了時期に変更がなく、各計画の予定は2027年11月、2027年度末、2030年6月である。 - 東京中部間は2027年度末完了予定だが、電源開発送変電NWの一部工区に遅延見通しがあり、要因と運開時期を確認中である。 - 計画策定時比の概算工事費は、東京中部間が243億円増、東北東京間が396億円増、北海道本州間が2億円減、中部関西間が9億円減である。 - 作業停止計画は前回から変更なしだが、東京中部間の工期遅延申し出を受け、今後変更予定である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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