この回で示されたこと
- 再エネの主力電源化を、発電量の拡大に加えて政策支援から自立し、市場の需給・価格に応じて供給する電源への進化と位置づけた。第7次エネルギー基本計画では、2040年度の再エネ比率を4~5割程度と見通す。資料1
- FIT/FIPの支援は電源特性ごとに検討し、インフレによるコスト上昇を一律に価格へ反映せず、自立化への取組等も踏まえて判断する方向性を示した。個別の支援変更が一律に決定されたものではない。資料1
- 太陽光導入量は2025年3月末で76.6GWであり、2030年度目標の103.5~117.6GWに向けて今後年4.5~7GW程度の導入が必要とした。ペロブスカイト太陽電池は、2030年に14円/kWhを可能とする技術・早期のGW級生産体制、2040年に10~14円/kWh以下・約20GW導入を目指す。資料1
- 2025年3月末のFIP認定は1,889件・約3,795MWで、前年同月比で容量2.2倍となった。出力制御順をFITからFIPの順とする方針は2026年度または2027年度に実施する予定で、FIP比率約25%まで自然変動電源への支援を集中的に強化する設計である。資料1
- JPEAは太陽光のFIP比率を2030年までに25%超とする目標を掲げ、目安となるFIP容量を約23GWと推定した。セミナー、事例公開、調査、マッチング等の活動計画も示したが、これらはJPEAの計画値であり、目標達成を確定するものではない。資料2
- 太陽光の地域共生に向け、関係法令の総点検や監視・執行強化を示した。2024年度は約1,300件を現地調査し約1,000件に行政指導等を実施、2025年5月までに379件でFIT/FIP交付金を一時停止した。JPEAは地域対話、環境配慮、稼働後の管理、廃止時の適正処理を事業者の取組として提案した。資料3資料4
前回からの変化
- 前回に連携強化が検討事項として示された関係省庁の取組は、2025年9月に連絡会議が設置され、法令上の規律、設備放置・廃棄、導入支援のあり方を検討する段階に進んだ。資料3
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この回の資料と要約
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再生可能エネルギーの主力電源化について
- 再エネ主力電源化は、導入量の拡大だけでなく、政策支援から自立し、市場の需給に応じて供給する電源への進化を目指す方針である。 - 2040年度の再エネ比率は4~5割程度の見通しである一方、太陽光は適地減少が課題であり、ペロブスカイトの支援開始条件は検討継続である。 - 2025年3月末のFIP認定は約3,795MW・1,889件、全認定量の出力比約3.7%であり、制度活用の拡大に向けた環境整備が進んでいる。 - FIT電源から先に出力制御する順序への変更は2026年度または2027年度を予定し、2025年度の太陽光・風力向けバランシングコストは1円/kWh増額する措置である。
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FIP移行促進に向けたロードマップ&アクションプラン
- JPEAは、太陽光発電のFIP比率を2030年までに25%超とする目標を掲げ、必要なFIP容量を約23GWと推定する。 - 2024年3月末の実績は0.6GW・0.8%であり、発電事業者、需要家、金融機関の行動変容が必要とされる。 - JPEAは啓発、調査・研究、マッチング支援を進める案を示し、2025年度以降の時期・内容には予定や検討中の項目が含まれる。 - 2030年に向け、FIP移行に加えてPPA、卒FIT電源、蓄電池、アグリゲーションの活用を通じた電力市場統合を目指す。
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再生可能エネルギーの地域との共生について
- 太陽光発電の地域共生に向け、関係省庁連絡会議を設置し、法令規律、放置設備の廃棄、導入支援のあり方を検討中である。 - 2024年度は約1,300件を現地調査し約1,000件に行政指導等を実施、2025年5月までに379件でFIT/FIP交付金を一時停止した。 - FIT/FIP認定では法令遵守と住民への事前周知を求め、必要な説明の種類は設備規模・設置形態・立地条件で異なる。 - 関係法令違反通報システムは2025年10月時点で926自治体が利用し、非FIT/非FIP事業への対象拡大も構想されている。
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「地域との共生・共創」並びに「自然環境配慮と生物多様性の保全」に基づく太陽光発電の健全な普及を目指して:事業者による責任ある行動と望ましい取組
- JPEAは、太陽光発電の健全な普及に向け、地域との共生・共創と自然環境・生物多様性への配慮を事業者の行動規範として改めて表明した。これは業界団体の宣言・提案である。 - 新規開発では地域対話、環境影響評価、災害・周辺環境への配慮を求め、稼働済み設備では実態調査、自主保安・施工不良の是正、優良事例の横展開を進めている。 - 廃止時の適正処理・リユース・リサイクルと、FIT終了後の長期安定稼働を重視し、回収網や費用、事業承継、地域内O&Mなどの制度・施策を今後検討・提案する方針である。
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再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会
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