policy scope

経済産業省 ・ ネガティブエミッション市場創出に向けた検討会

第3回 ネガティブエミッション市場創出に向けた検討会

公開資料 4 件会議体の公式ページ

この回のダイジェスト

自然由来NETsの研究課題と市場形成論点が示され、高機能バイオ炭の普及案が紹介された。

この回で示されたこと

  • 風化促進はTRL 4、バイオ炭はTRL 5、ブルーカーボン管理はTRL 2.5と整理され、各技術の除去ポテンシャルやコスト、環境影響評価・LCAの課題が示された。資料1
  • 農地・森林・海洋の炭素動態解明、吸収量の増大、炭素価値の評価を進める基盤研究が提案された。ロードマップ案は現在〜5年で課題整理と技術評価、5〜10年(2030年頃)で価値評価と対策推進、10年以降(2050年頃)で実装と評価・フィードバックである。資料2
  • 技術特性に応じた研究開発・実証、海外競合に対する優位性、市場と実装障壁、測定・標準化、支援措置、官民の役割分担について議論が求められた。具体的な技術選定や支援策は示されていない。資料3
  • TOWINGは、微生物を定着させた高機能バイオ炭で土づくり期間を5年以上から約1か月に短縮する構想を紹介した。有機肥料分解効率37%/日、小松菜56g/株、GHG削減量1.1t-CO₂/10aなどは資料記載の自社調べ・試算である。資料4
  • TOWINGは24都道府県、約30のJAで実証を順次開始する計画を示し、J-クレジット市場拡大、効果測定・審査解釈の標準化、地域設備への支援などを要望した。制度変更の決定ではない。資料4

前回からの変化

  • 前回はDACCS・BECCSを扱ったが、今回は風化促進・バイオ炭・ブルーカーボン管理など自然由来技術の成熟度、除去ポテンシャル、実装課題が示された。資料1
  • 第2回にもあった技術比較・市場形成・測定ルールの議論が続き、今回は時系列の除去量、感度分析、社会実装の障壁などを検討する論点として提示した。資料3
  • 前回のDAC研究会・企業説明に続き、今回は高機能バイオ炭の事業者が導入効果、実証計画、J-クレジット制度等への要望を説明した。資料4

今後の予定・残った論点

  • 炭素動態の長期観測と、農地・森林・海洋での吸収量および環境影響の評価が研究課題として残る。資料1資料2
  • 技術ごとの支援措置、測定・標準化、官民の役割分担は議論段階であり、具体策は示されていない。資料3
  • 高機能バイオ炭のクレジット認証・発行は資料作成時点で見込みであり、実証と制度要望の実現状況は資料に記載されていない。資料4

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    ネガティブエミッション技術について(風化促進/バイオ炭/ブルーカーボン)

    - NETsは大気中のCO₂を除去・固定する技術群であり、資料は風化促進、バイオ炭、ブルーカーボン管理・大型海藻養殖の研究開発状況と課題を整理している。 - 3技術はいずれも効果・環境影響・炭素会計の評価に課題があり、記載された除去ポテンシャルやコストは開発途上技術を含む見通しである。 - 国内では風化促進のムーンショット研究、バイオ炭の農林水産省事業・GI基金、ブルーカーボンの観測や養殖関連研究が進められている。 - 資料は導入決定ではなく、実証・評価基盤の整備と、技術ごとの実装条件や未確立事項を示すものである。

  2. 2

    バイオマス・ネガティブエミッション技術の実用化加速基盤研究

    - 農地・森林・海洋のバイオマスNETs実用化に向け、炭素動態の解明、吸収量増大技術、炭素価値評価を一体で進める研究開発を提案する資料である。 - 土壌・海水中の炭素循環に関する知見不足が吸収量把握や技術開発の制約となっており、長期観測と効果実証が必要である。 - 実装では土地利用競合、生態系・水循環への影響、地域合意、国際ルール形成にも対処し、クレジット市場拡大やGHGインベントリー算入を促進要素として挙げる。 - 年2億トンの国内CO₂除去量は、DACCS・BECCS等を含むRITE 2050シナリオの試算であり、ロードマップは現在から2050年に向けて評価・推進・実装へ段階化されている。

  3. 3

    国内/海外における各技術の現状分析・検討の状況について

    - 自然由来のネガティブエミッション技術について、国内外の市場獲得に向けた検討論点を提示しており、技術選定や支援策は未決定である。 - 技術比較では、時系列の除去可能量、ポテンシャル・コストの不確実性、土地利用や担い手の違い、社会実装上のハードルを考慮する必要がある。 - 市場形成では、削減技術との競合、コベネフィットの評価、技術別支援、測定・認証ルール、永続性、国際連携が論点である。 - 今回は研究開発、海外競合、市場選択、実装障壁、ルール・支援、官民分担およびNETs動向の反映について議論を求めている。

  4. 4

    サステナブルな食料生産エコシステム実現に向けた“高機能バイオ炭”の普及

    - TOWINGは、地域の未利用バイオマスに土壌微生物を定着させた高機能バイオ炭で、農地の炭素貯留と有機肥料の利用効率向上を目指す。導入効果として、土づくり約1か月、小松菜収量最大1.7倍などを自社データで示す。 - 宙炭(農地散布)と宙苗(育苗培土代替)を既存資材の置き換えとして展開し、24都道府県で実証が決定、約30のJAで順次開始予定である。 - J-クレジットは申請書の確認依頼中で、認証・発行は資料時点の見込みであり、全国適用時の年4,658万t-CO₂削減も普及実績ではなく試算である。 - 市場拡大、削減量測定の標準化、地域設備への支援などを提案しているが、制度変更は未決定である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

ネガティブエミッション市場創出に向けた検討会

ほかの開催回と資料を、開催日の順に確認できます。

開催回の一覧へ