この回のダイジェスト
第45回は三次②の評価、オフライン枠案、全面運開時の応札不足対応、MMS切替方針を示した。
この回で示されたこと
- 2023年度は三次②必要量が前年度比で約30%減り、募集量が必要量を上回ったコマは全国平均23%だったが、需給ひっ迫融通を受電したエリアはなく、事務局は必要量テーブルを妥当と評価した。資料1
- 2024年度の三次②必要量テーブルは、2022~2023年度のデータを用い、系統規模に対する格差1%以上を特異値補正する作成方法が提案された。年間必要量推定値は229億ΔkWh、年間募集量推定値は208.2億ΔkWhである。資料1
- 自家発DSRのオフライン枠について、長期脱炭素電源オークション制度の対象電源に該当する発電設備を参入対象に含める案と、調達上限を一次平常時必要量の全量まで引き上げる案が示された。いずれも審議事項で、決定済みではない。資料2
- 2024年度の需給調整市場全面運開に向け、複合約定では複数ユニットを持ち替えるケース2が安定供給上望ましい一方、提供者の経済合理性とは利害が一致しない可能性が示された。応札準備状況と実際の応札を踏まえ、国と連携して対応を検討する方針である。資料3
- 市場未達時の当初対応として、起動に時間を要する電源に限り、前日15時より前に余力活用で起動する特別対応案が示された。実施の有無は応札準備状況も踏まえ、年度内に方向性を示す予定である。資料3
- 2025年度向けMMS改修では、前日市場を3時間単位から30分単位へ切り替え、3月中旬の切替時点から次年度業務へ移行する案が示された。切替前に約定した取引の差替・計画更新は、切替当日または翌日のいずれか1日、MMS外で対応する見込みである。資料4
前回からの変化
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
- 1
三次調整力②に関する2023年度事後検証および2024年度事前評価について
- 2023年度は必要量不足コマが全国平均23%あったが、他の調整力や広域需給調整で対応し、安定供給上の問題は確認されなかった。 - 2023年度4~10月の三次②必要量は前年度比約30%減少し、募集量に対する再エネ下振れ誤差の使用率は約28%に上昇した。 - 2024年度テーブルは至近2か年データと格差1%以上の特異値補正を用いる案で、年間募集量は208.2億ΔkWhと前年度推定値とほぼ同程度の見通しである。 - 1σ調達と時間前市場での追加調達は方向性が整理されたが、価格規律・費用扱い・導入時期は未確定であり、信頼区間幅予測の実装も継続検討である。
- 2
[一次オフライン枠(スカウティング枠)に係る検討について]
- 自家発DSRの参入基準を、長期脱炭素電源オークション制度の対象となる脱炭素電源に広げる提案である。初回オークションで対象外のCCS付火力、アンモニア混焼前提のLNG火力、合成メタン発電所も含む。複数設備のうち一つでも基準外なら参入不可とする。 - オフライン枠の調達上限を、現行の一次単独必要量の4%から、一次平常時必要量の全量まで引き上げることを提案している。全エリア共通で、平常時対応分が上限となる。 - GF・LFCの試算と北海道、東京・東北、中西の電源脱落シミュレーションでは、上限を最大化しても周波数品質への影響は小さく、負荷遮断を生じずに回復する見込みとされた。中西エリアではEPPSが動作するケースがある。 - いずれも資料時点では提案であり決定済みではない。運用後に顕著な周波数品質悪化があれば上限を見直し、系統分離時の影響や系統特性定数も検討課題とする。
- 3
2024年度の需給調整市場全面運開に向けた対応の方向性について
- 2024年度に需給調整市場が全商品で運開し、沖縄を除いて電源Ⅰ公募が廃止されるが、既存商品の応札不足が続いており、新制度下でも不足する可能性がある。 - 複合入札では、複数ユニットの持ち替えが一次・二次の必要量を満たしやすい一方、提供者には単一ユニットの持ち替えが経済合理的となる場合があり、利害が一致しない可能性がある。2023年度中に応札準備状況を確認する方針である。 - 起動が間に合わない電源に限り、前日15時より前に余力活用で起動する特別対応案が示されたが、市場の原則外であり、実施の有無は年度内に別途示す予定である。 - 2024年4月以降、取引実績と事業者ヒアリングを通じて不足要因を把握し、国と連携して市場ルール等の対応策を検討する方針である。
- 4
2025年度市場取引に向けた需給調整市場システム(MMS)のシステム切替方針について
- 2025年度向けMMS改修では前日市場の約定単位を3時間から30分へ変更する提案である。 - 30分システムで3時間取引を続ける混在運用は、連系線空容量が30分ごとに異なるため困難とされる。 - 提案では3月中旬のシステム切替時から2025年度向け業務へ移行し、切替前約定分の一部更新は電話・メール等で扱う。 - 取引会員向け説明では方針に特段の問題はないとの認識であり、切替日時等の詳細は年末の委員会で報告予定である。
要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
需給調整市場検討小委員会
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