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電力広域的運営推進委員会 ・ 需給調整市場検討小委員会

第46回 需給調整市場検討小委員会

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この回のダイジェスト

第46回は全面運開初回の調達不足への特別対応案と、再エネ余剰時のポンプ活用案を示した。

この回で示されたこと

  • 3月26日の初回取引はシステムトラブルなく進んだが、4月1~5日の対象期間は一次・三次①・複合商品で全エリア、二次①・二次②で大半のエリアに調達不足があった。1ブロックでも不足すれば「調達不足あり」とする集計である。資料1
  • 調整力提供者12社への聞き取りでは、揚水の並列要件や週間先の運用制約、余力活用との収益性差、相対契約の通告変更権、BG下げ代不足、ΔkW上限価格と機会費用の不一致などが応札を抑える要因として挙がった。資料1
  • 不足に備え、週間・翌々日・翌日計画の提出後に必要量と電源態勢を確認し、次回判断では間に合わない電源に限って余力活用で追加起動する特別対応の運用案を示した。起動順は調整単価・起動費を考慮する案で、指標単価案は「(持ち替え費用単価×最低出力+起動費)÷ΔkW」である。資料1
  • 再エネ余剰時に限り、電源脱落対応分を運転中のポンプに持ち替え、最低出力以上で運転するΔkW約定電源を停止可能とする暫定案を提示した。停止電源には通常どおりΔkW精算し、ポンプには同精算を行わず、実際の電源脱落時のポンプ遮断をV1・V2単価でkWh精算する案である。資料2
  • 2023年度の14課題の整理と2024年度以降の検討課題を報告した。2024年度から一次・二次①は各3σ、二次②・三次①・複合は各1σを必要量とし、オフライン枠上限を一次平常時必要量全量まで引き上げる。前日取引化・30分ブロック化は2026年度実施を目指す。資料4
  • 同時市場の最終報告案では、現行5商品をGF、LFC、EDC領域の3商品に集約する技術的方向性や、2030年頃の必要量比率を需給調整市場14.9%に対し同時市場9.0%とする試算を示した。制度導入や運用の決定ではなく、商品集約のインセンティブ、予備力、系統混雑、下げ調整力などは継続検討である。資料5

前回からの変化

  • 前回は初回取引後の不足要因を調べる方針であったが、今回は12社の応札準備状況の聞き取りと3月26日の初回取引速報を示し、不足商品・エリアと応札抑制要因を具体化した。資料1
  • 前回は余力活用による特別対応の実施有無を年度内に示す予定だったが、今回は計画提出後3回の判断タイミング、追加起動の判断基準、起動順の指標単価案を提示した。資料1
  • 前回は電源脱落対応の調達方法を新たな検討課題としていたが、今回は再エネ余剰時に限ってポンプへ持ち替え、ΔkW約定電源を停止可能とする暫定運用案と精算案を提示した。資料2資料4

今後の予定・残った論点

  • 広域機関は国と連携して2024年度以降の取引実績を注視し、事業者ヒアリングを通じて応札行動を確認する。資料1
  • 追加起動の判断基準や起動順など、特別対応の運用細部は引き続き検討する。資料1
  • ポンプの市場応札可否、商品要件、システム改修は一般送配電事業者と連携して検討する。資料2
  • 同時市場では商品集約のインセンティブ、予備力・必要量の実運用、系統混雑・フリンジ、下げ調整力を引き続き深掘りする。資料5

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    調整力提供者ヒアリングを踏まえた対応の方向性について

    - 2024年度の全面運開に向けた事業者ヒアリングでは準備は概ね進む一方、商品要件・価格規律などが応札不足につながる懸念が示された。初回取引は支障なく実施されたが、4月1~5日の速報では全エリアで一次・三次①・複合商品に調達不足があった。 - 安定供給のための余力活用特別対応は制度検討作業部会で実施する整理となり、本資料は判断時期・基準・起動順の運用案を提示した。市場外の例外的対応のため、公平性と経済性への配慮が前提である。 - 判断は計画提出後の3回を基本とし、次の判断まで待てない調整力不足に限って追加起動を判断する案である。起動順は調整単価や起動費を考慮し、社会コストを抑える考え方である。 - 広域機関は国と連携して取引実績を監視し、事業者ヒアリングと応札不足対策の検討を続ける。週間商品の前日取引化は2026年度の予定である。

  2. 2

    再エネ余剰時の電源脱落必要量の取り扱いについて

    - 2024年度の市場運開で電源脱落対応分も並列必須の調整力として確保され、火力等の最低出力運転や再エネ抑制が増える懸念がある。 - 資料は暫定案として、再エネ余剰時に限り、電源脱落対応分をポンプ遮断へ持ち替え、ΔkW約定電源を停止可能とする運用を提案している。 - 精算は停止した約定電源に通常どおりΔkW精算を行い、ポンプにはΔkW精算を行わない案である。実際のポンプ遮断はV1・V2単価でkWh精算する。 - ポンプの商品要件や市場システムの改修を伴う恒久的な調達方法は未確定であり、一般送配電事業者と継続検討する方針である。

  3. 3

    需給調整市場の取引規程の制定および改定に関する意見募集の結果について【報告】

    - 本資料は、需給調整市場の取引規程に関する意見募集の結果を報告するものである。 - 2024年度から新たに**一次調整力**、**二次調整力**などの取引商品が導入される。 - 221件の意見が提出され、69件の要望は制度設計に適合し反映される予定である。 - 今後、2024年4月1日を目処に取引規程の制定・改定が行われる予定である。

  4. 4

    需給調整市場検討小委員会における議論の方向性と整理:(2023年度実績および2024年度以降の検討課題)

    - 2023年度に14件を検討し、2024年度から一次・二次①は3σ、二次②・三次①・複合は1σを基本とする必要量算定を適用する整理となった。 - オフライン枠の調達上限は一次の平常時必要量全量へ引き上げる予定であり、周波数品質への影響が顕在化した場合は見直しを検討する。 - 全面運開後は応札不足の実態把握に加え、三次②の効率的調達、時間前供出、緊急時調達、混雑系統、系統特性定数などを継続検討する。 - 2026年度の前日取引化・30分ブロック化、2027年度以降の二次①広域調達を目指すが、システム対応や一部要件は未確定である。

  5. 5

    同時市場の在り方等に関する検討会への最終報告について

    - 同時市場(前日以降もSCUCを実施)を前提とした技術検討の最終報告案であり、制度の最終決定ではない。 - 調整力商品は、現行5商品から一次・二次①・EDC領域の3商品へ集約する技術的方向性が示された。予備力はGC以降のEDC必要量相当と前日~GCの残余需要予測誤差の30%を確保する案である。 - 2030年頃の調整力必要量は需要比で需給調整市場14.9%、同時市場9.0%と試算された。前提を置いた試算であり、将来の電源態勢などに応じた再確認が必要である。 - 広域運用単位での調達、フリンジ考慮、簡易複合約定、下げΔkW確保の方向性が示されたが、具体的な制度・運用設計には継続検討が残る。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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