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資源エネルギー庁 ・ 電力システム改革の検証を踏まえた制度設計ワーキンググループ

第4回 電力システム改革の検証を踏まえた制度設計ワーキンググループ

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この回のダイジェスト

系統投資の料金回収案と小売供給力確保案を提示し、脱炭素電源の投資・資金調達課題を具体化した回である 資料1資料2資料4

この回で示されたこと

  • 大規模系統整備の託送料金について、運転開始後に回収する費用の一部を工事着工時点から前倒しで回収する案を示した。特定系統整備準備引当金(仮)の設置や、国の承認・通知による回収手続も提案されたが、対象設備や前倒し割合は未決定である 資料1
  • 小売電気事業者に量的な供給力確保を求める案として、比較的小規模な事業者はN-3年度に需要の25%、N-1年度に50%、その他はそれぞれ50%、70%を確保する水準を提示した。対象の定義や確認・評価方法などは今後の検討事項である 資料2
  • 中長期取引市場は定型商品を扱い、開設当初は市場への供出量を高める方策を検討する案を示した。2028年の取引開始、2026年秋頃の供給計画様式改正案確定などの工程も提示されたが、商品や価格・約定方式等は未決定である 資料2
  • 2040年の需給試算では、需要9,000億kWhの場合は火力全量リプレースで供給信頼度基準を600百万kW相当上回る一方、需要11,000億kWhの場合は1,300百万kW相当不足する結果を示し、大規模脱炭素電源の新設による供給力の純増が必要との方向を示した 資料4
  • 脱炭素電源投資をめぐり、収入・費用の不確実性、建設中の資金立替、電力各社の調達余力を課題として整理し、市場・制度とファイナンス環境を一体で検討する案を示した。金融機関へのヒアリングでは、三井住友銀行が大規模電源開発、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が電力債の発行環境を扱った 資料3資料4資料5

前回からの変化

  • 前回、金融機関等へのヒアリングを通じて資金調達課題を把握すべきとの意見が出ていた。今回は三井住友銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券へのヒアリングを実施し、脱炭素電源開発の資金調達課題と電力債の発行環境を取り上げた 資料3資料5
  • 前回は2050年の需要幅や供給力不足の可能性を示していた。今回は2040年の需要9,000億kWh・11,000億kWhの試算を示し、火力全量リプレース時の供給信頼度基準に対する超過・不足量と、大規模脱炭素電源の新設が必要との方向を具体化した 資料4

今後の予定・残った論点

  • 系統整備の前倒し回収について、対象設備・割合や運転維持費の検証手続などを整理する 資料1
  • 小売の供給力確保義務について、需要算定、確保手段、未遵守時の対応、制度間の負担調整などを具体化する。中長期市場の設計も進め、制度の大枠は今秋を目途に意見募集する案である 資料2
  • 脱炭素電源投資の促進策は、海外制度も参考に金融機関等との認識共有を行い、事業環境とファイナンス環境を一体で検討する 資料3資料4

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    電力ネットワークの次世代化について

    - 大規模系統整備の資金調達を円滑にするため、託送料金の一部を工事着工時点から前倒し回収する制度案が示されたが、導入は提案段階である。 - 自エリア負担の地内系統、全国調整スキームを使う一般送配電事業者、送電事業者の各類型について、国の承認・通知を経て料金回収と資金移転を行う流れを整理した。 - 前倒し分は仮称「特定系統整備準備引当金」に区分し、使途を系統整備費用に限定する案である。 - 対象設備や回収割合は未決定であり、計画評価・検証、国の承認・通知、託送料金審査を経て回収額を確定する仕組みが提案された。

  2. 2

    小売電気事業者の量的な供給力確保の在り方と中長期取引市場の整備に向けた検討について

    - 小売電気事業者に量的な供給力確保を求める制度案が示された。全事業者を対象とし、小規模事業者は運用開始後の一定期間、確保水準を軽減する案である。 - 小規模事業者の基準は、過去3年平均の販売電力量が年5億kWh未満の案であり、N-3年度・N-1年度の確保水準は小規模25%・50%、その他50%・70%である。 - 中長期取引市場は定型商品を扱い、広く参加可能な取引所市場と相対取引を併用する構想である。供出量の確保、電源コスト等を勘案する価格、容量市場との調整など詳細は未決である。 - 案では2028年に市場取引を開始し、2029年に供給力確保状況の確認を始める。制度大枠は今秋を目途に意見募集する提案である。

  3. 3

    電源投資を取り巻く現状と課題に関するヒアリングについて

    - 2050年カーボンニュートラルに向け、脱炭素電源には毎年数兆円規模の継続投資が必要との試算がある。 - 市場変化や事業不確実性、投資回収の時間差、電気料金への配慮が、長期・大規模な資金調達を難しくしている。 - 2025年8月8日、金融機関から電源開発と電力債の発行環境についてヒアリングを行う。 - 具体策は未決定であり、海外の取組も参考に、金融機関等との認識共有を踏まえて今後検討する。

  4. 4

    大規模脱炭素電源の持続的な開発促進に向けた足元における課題、及び対応策

    - 国内電力需要は、DXと産業の電化による脱炭素化を背景に増加へ転じる見通しである。 - 既設火力のリプレースと原子力活用だけでは、需要が大きく伸びるシナリオで供給力が不足する懸念が示された。 - 大規模脱炭素電源の開発には、収入の不確実性、費用上振れと建設中の立替、資金調達余力の低下が課題となる。 - 資料は市場・制度の改良や公的信用補完等を提案するが、具体策の決定や実施時期は示していない。

  5. 5

    電力債の発行環境について

    - 電力債発行額はFY22の2兆7,468億円からFY23に1兆2,724億円へ減少し、FY24は1兆7,387億円に増加したが、国内債だけで年1兆円超の発行が続く。 - 国内債に加え、外債・ESG債などへ調達手段が広がり、FY24の発行割合は外債17%、ESG債16%である。 - 金利先高観で長期債の需要が弱まり、発行年限は短期化傾向にあり、長期・超長期の発行額は約2割減少した。 - 脱炭素設備投資が必要な中、2025年度に1兆5,521億円、2027年度に1兆6,880億円の償還予定があり、借換え負担が大きい。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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