この回のダイジェスト
第48回ではN-1電制の精算案を整理し、系統マスタープランの策定方針と連系線費用負担案を示した。
この回で示されたこと
- N-1電制の精算主体を一般送配電事業者、精算相手を発電契約者および直接受給契約を結ぶFIT電源の発電者とし、費用は故障発生時間帯の発電量に応じて発電者が按分負担する案を整理した。標準値の設定方法は今後ガイドラインにまとめる。資料1
- N-1電制の精算対象を代替電源調達費用と電制電源の再起動費用とし、精算システムの詳細設計・開発と規定類・約款の改訂検討に進む方針を示した。本格適用は2022年度中を目指す想定だが、開始時期は未確定である。資料1
- 広域系統長期方針と広域系統整備計画からなる電力系統マスタープランの策定方針案を示した。広域系統長期方針は概ね5年ごとに見直し、主要送電線の整備計画は費用便益評価に基づき策定する。資料2
- マスタープラン検討では、平常時の系統混雑を前提とする既設設備の活用、高経年設備の定量的リスク評価、供給計画に基づく費用便益評価を扱う案を示した。2020年度末に中間整理、2022年春頃の完成を目指し、整理済みのルールは順次適用する計画である。資料2
- 2019年度第4四半期の確認では、広域的取引の環境整備を理由に新たに計画策定プロセスを開始する案件はなかった。北海道本州間、東京中部間、中国九州間は要件に適合したが、いずれも既存の対応方針がある。資料3
- 新々北本増強では総額約480億円のうち456億円を全国調整スキームの対象とする案を示した。東北東京間連系線増強では、その他電源由来の対象額354億円を両端2社と9社で折半し、それぞれ設備所有比とエリア需要電力量比で配分する案を示した。資料4
- 東北東京間連系線は発電事業者の辞退後も現行規模で工事を継続する方針を示した。整備計画変更まで東北電力NWが受領済み負担金94億円を超えて工事を続ける案とし、計画策定時の総工事額1,530億円は変更しない。資料4
- 新々北本の整備計画策定と東北東京間連系線の整備計画変更は、費用負担者への通知・同意取得を経て今年度内を目途に進める方針を示した。資料4
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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流通設備効率の向上に向けて:コネクト&マネージに関する取組について
- N-1電制の精算主体は一般送配電事業者、請求・負担側の精算相手は発電契約者とする案である。FIT電源の発電者も精算相手に含む。 - 精算費用は代替電源調達費用と電制電源の再起動費用であり、負担は故障時間帯の発電量に応じて按分する。 - 高圧電源は連系時の新規・既設区分を維持し、標準値の詳細は事務局がガイドラインにまとめる予定である。 - 2022年度中の開始を目指す想定だが、具体的な適用開始時期は未確定である。
- 2
基幹系統の設備形成の在り方について:電力系統に関するマスタープランの基本的考え方について
- 再エネ主力電源化と系統強靱化に向け、国と連携して「広域系統長期方針」と費用便益評価に基づく「広域系統整備計画」を整備する方針案である。 - 検討対象はマスタープラン本体と、系統評価、平常時の混雑を前提とする系統利用、高経年設備の更新を支える仕組みである。 - 資源エネルギー庁と広域機関が共同事務局となる検討会を設置し、2020年度末に中間整理、2022年春頃の完成を目指す計画であり、ルールは整理でき次第順次適用する。 - 国の関与は計画の届出を基本とし、全国調整スキーム適用時には政策的必要性・公平性に問題がある場合の変更命令を可能にする仕組みが提案されている。
- 3
計画策定プロセスの検討開始要件適否の状況について:報告
- 2019年度第4四半期の確認では、広域的取引の環境整備を理由に新たに計画策定プロセスを開始する案件はなかった。 - 北海道本州間、東京中部間、中国九州間は連系線の要件に適合したが、対応方針は既に議論・決定済みである。 - 地内基幹送電線による恒常的な出力制限は確認されず、事業者の増強ニーズも過去の対象案件がないため現段階では対象外である。 - 今後はマスタープラン検討内の評価で広域系統整備計画の検討開始を確認する仕組みとする方向が示されたが、決定事項ではない。
- 4
北海道本州間連系設備に係る計画策定プロセスおよび東北東京間連系線に係る広域系統整備計画について
- 新々北本増強は総額約480億円のうち、更新受益等24億円を当該エリア負担とし、残る456億円を全国調整スキームの対象とする案である。 - 両計画の「その他電源由来の効果」は両端2社と9社で1対1に分け、両端2社分は設備所有比、9社分はエリア需要電力量比で負担する案である。 - 東北東京間連系線は現行規模で工事を継続し、整備計画変更までの当面は負担金94億円を超えても東北電力NWが施工する案である。 - JEPX値差収益の活用方法は国で検討中であり、費用負担者の同意等を経て、今年度内を目途に両計画の策定・変更を進める予定である。
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広域系統整備委員会
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