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経済産業省 ・ トランジション・ファイナンス環境整備検討会

第4回 トランジション・ファイナンス環境整備検討会

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この回のダイジェスト

基本指針の策定後、ロードマップ整備と国際動向、鉄鋼技術の経路が示された。

この回で示されたこと

  • ロードマップは企業の移行戦略策定と金融機関等の適格性判断に用いる参照資料で、資金調達を認証するものではない。鉄鋼、化学、電力、ガス、石油、紙・パルプ、セメント等を対象に、2050年カーボンニュートラルに向けた技術選択肢と導入時期を示し、技術進展等に応じ継続的に見直す方針である。資料1
  • 鉄鋼ロードマップは2021年10月27日に公表済みで、化学分野は同年11月に取りまとめ予定、エネルギー、セメント、紙・パルプ等は2022年3月までの検討対象として示された。鉄鋼では省エネを続け、水素還元、電炉の大型化・不純物除去、CCUS等を段階的に導入する経路が示された。資料1
  • 鉄鋼業は2019年度に国内産業部門のCO₂排出の40%、国内総排出の14%を占めた。ロードマップは、高炉法の水素還元・CCUS、直接還元・電炉法、スクラップ活用を組み合わせる複線的な技術経路を示し、各社に同一の削減経路を求めないとしている。資料3
  • 鉄鋼技術の時間軸として、2020~2030年は省エネやフェロコークス導入、所内水素を使う高炉還元等の開発・実証、2030~2040年はCOURSE50等の導入と電炉技術の開発、2040~2050年は外部水素による高炉還元、100%水素直接還元、CCUS等による大幅削減・カーボンニュートラルを目指す案が示された。脱炭素電源、水素供給、CCUS等の整備が前提である。資料3
  • 2021年7月のEUタクソノミー拡張案は経済活動をGreen、Amber、Red、その他に分類し、CBIの2021年案は企業をGreen、Green Transition、Interim Transitionに区分する。いずれも移行段階や企業の戦略を評価に含める提案として紹介され、EU案の拡張や原子力・天然ガスの扱いは未決定である。資料2
  • TCFDは2021年10月の改訂ガイダンスでTransition Planの開示を求め、ガバナンス、戦略、リスク管理、指標・目標の説明を期待するとされた。日本はAETIでロードマップ策定やアジア各国への金融・技術支援等を表明し、民間のAsia Transition Finance Study Groupは2022年10月の成果公表を予定していた。資料2

前回からの変化

  • 第3回で策定案として示された基本指針について、この回の資料では2021年5月の策定済み事項として扱われ、業種別ロードマップの整備状況が具体化した。資料1
  • 第3回の基本指針が示した長期戦略、科学的根拠のある目標、実施の透明性という枠組みに対し、この回では鉄鋼分野の技術選択肢と導入時期を示すロードマップが10月27日に公表された。資料1資料3

今後の予定・残った論点

  • 化学分野のロードマップを2021年11月に取りまとめる予定である。資料1
  • エネルギー、セメント、紙・パルプ等のロードマップは2022年3月まで検討対象とされている。資料1
  • Asia Transition Finance Study Groupは2022年10月の成果公表を予定していた。資料2

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    トランジション・ファイナンスに関する取組

    - 分野別ロードマップは、企業の移行戦略策定と金融機関等による適格性判断の参照資料であり、CO₂多排出で代替手段の確立が難しい分野を中心に策定する方針である。 - 鉄鋼ロードマップは2021年10月に公表済みで、省エネから水素還元・CCUS等へ段階的に移行し、2050年カーボンニュートラルを目指すが、個社に同一経路を求めるものではない。 - 海運会社3社の債券・ローン案件がモデル事例として承認され、戦略や科学的根拠、投資計画等が審査されたが、金融商品としてのリスクは評価対象外である。 - 10年以上の削減計画に対する政府の融資・利子補給と、トランジション・ファイナンスを対象に含む日銀の資金供給制度が示されている。

  2. 2

    トランジション・ファイナンスに関する国際動向

    - 多排出産業の移行に資金を供給する国際議論は、活動の二分法から、移行経路や企業戦略も評価する方向へ広がっている。EUタクソノミーの拡張案は提案段階で、原子力・天然ガスの扱いは未決定である。 - TCFDは2021年10月、ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標を含むTransition Planの開示ガイダンスを公表し、CBIも科学的根拠、期限付きの移行、実行計画、検証・開示を信頼性の要件として整理した。 - 日本のAETIはアジアのロードマップ策定、金融支援、人材育成等を掲げ、民間主導のStudy Groupは金融機関向け指針と政策提言を2022年10月に公表予定としていた。 - 企業事例では、Scope 3の扱い、目標の科学的根拠、計画・投資との接続、事業との整合が評価上の論点となり、ネットゼロ目標だけでは信頼性を判断できないことが示されている。

  3. 3

    「トランジションファイナンス」に関する鉄鋼分野における技術ロードマップ

    - 経済産業省の鉄鋼技術ロードマップは、2050年カーボンニュートラルに向けた技術と実装時期の見通しを示し、企業の移行戦略やトランジション・ファイナンス判断を支援する参照資料である。 - 鉄鋼業は2019年度に国内総CO₂排出の14%を占め、排出の大半は高炉の鉄鉱石還元工程で生じる一方、ネットゼロ技術はまだ確立していない。 - 省エネを続けながら、高炉の水素還元・CCUS、直接還元・電炉、スクラップ活用などを並行して開発・導入し、2050年の排出大幅削減を目指す。 - 実現は水素供給、脱炭素電源、CCUS等の整備に左右され、技術や時期には不確実性があるため、各社の判断で進め、ロードマップを継続的に見直す方針である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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