この回のダイジェスト
RBWR・PRISMと溶融塩高速炉IMSFRの開発構想、技術課題、国際協力案が示された。
この回で示されたこと
- 日立は、ABWR技術を生かす軽水冷却高速炉RBWRと、EBR-IIの知見を基礎とする金属燃料Na冷却高速炉PRISMを提案した。いずれも導入決定ではなく、時期や協力体制は今後の課題である。資料1
- RBWRは燃料に対する水の体積比を現行BWRの約3対1から1.4対1へ下げ、燃料棒数を92本から397本へ増やす設計例を示した。段階導入案として、RBWR243で既存プルサーマルよりPu装荷を増やし、将来は転換比1.0・TRU燃焼を目指すRBWR397へ進む構想である。資料1
- 資料は2050年までのPu削減策としてFull MOX-ABWRやRBWRの部分適用を挙げ、2050年以降は使用済みMOX燃料の蓄積への対応としてRBWR本格適用を示した。時期は構想である。資料1
- PRISMは金属燃料の熱膨張による負の反応度、自然循環空冷(RVACS)による受動的崩壊熱除去、小型モジュール・地下設置などを特徴とする。金属燃料乾式再処理施設とサイト内統合するIFR構想も示されたが、実現時期や具体的開発計画は示されていない。資料1
- 発表者は日米英の国際協力枠組みと、産官学が利用できる研究インフラの整備を国に提言した。資料1
- 資料は国内概念のうち塩化物燃料の統合型溶融塩高速炉(IMSFR)を先行開発する案を示した。連続再処理に近い運用でアクチニドを炉心に戻し、90%以上の削減を見込むが、これは設計・試算上の期待である。資料2
前回からの変化
この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。
この回の資料と要約
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高速炉の新たな可能性について
- 日立は、Pu削減や資源有効利用、有害度低減に向け、RBWRとPRISMを高速炉の新たな概念として提案している。いずれも導入決定ではない。 - RBWRはABWR技術と稠密燃料を用い、既存BWRへの段階適用からPu削減を進め、将来は転換比1.0・TRU燃焼を目指す構想である。 - PRISMはEBR-II実績を基礎とする金属燃料Na冷却小型炉で、NRCの概念設計事前評価と受動的崩壊熱除去の仕組みが示されている。 - 今後の提言は、日米英の協力枠組み構築と産官学共用の研究インフラ整備である。
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溶融塩炉開発の世界の動向と日本の歩み
- 溶融塩炉(MSR)は低圧運転や負の反応度フィードバックなどを特徴とし、各国で試験・設計・基礎研究が進むが、実用化時期は確定していない。 - 資料は、塩化物燃料と再処理を統合したIMSFRの先行開発を提案し、TRUを90%以上削減できる可能性を設計上の期待として示す。 - IMSFRは過酷事故の回避に近い安全性を目指す構想だが、記載された安全性は運転実績で実証されたものではない。 - 燃料塩物性、炉心・熱流動設計、材料腐食、再処理、崩壊熱除去、規制基準などが実用化に向けた未解決課題である。
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高速炉開発会議
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