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資源エネルギー庁 ・ 電力安定供給ワーキンググループ

第2回 電力安定供給ワーキンググループ

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この回のダイジェスト

厳気象H1の不足試算を示し、供給力確保策と市場制度の見直し案を提示した。資料1資料2

この回で示されたこと

  • 2026年度供給計画などに基づく試算では、厳気象H1需要時の予備率は2029年度の東北・東京で1.6%となり、3%を満たす供給力が合計約100万kW不足する見通しである。これは前提に基づく試算であり、確定した需給状況ではない。資料1
  • 供給力確保策として、2030年度実需給までは既存容量市場の枠組みを前提に予備電源や短期確保策を活用し、時間的余裕を持って確保できる柔軟な制度を検討する案が示された。2031年度以降は容量市場の指標価格等を含む制度見直しや、休廃止を検討する既存電源の活用を検討する案である。資料2
  • 長期脱炭素電源オークション第4回入札では、LNG専焼火力600万kWを募集する案が示された。供給力提供開始期限はLNG専焼を11年(環境アセス済・不要の場合は7年)、LDESを7年とし、資本コスト基準を税引前WACC 5.4%に引き上げる案である。資料3
  • 長期脱炭素電源オークションの落札電源と非落札・休廃止電源を相対契約する場合、落札電源の利益を他電源へ移して他市場収益の還付を逃れることを防ぐため、契約前の利益・費用確認と制度適用中の事後監視を加える案が示された。資料3
  • 2026年度実施の容量市場メインオークションでは、追加オークション分として控除しているH3需要の2%を控除せず、供給力全量を調達する案が示された。これは募集要項への反映に向けた提案であり、確定事項ではない。資料4
  • 需給調整市場では、2026年4月11日~5月8日の期間②も複合商品・一次の応札未達が残り、資料は十分な競争が働くとは評価し難い状況が続くと整理した。競争不足が続く場合、一次・二次①・複合商品の上限価格を10円、7.21円/ΔkW・30分等へ段階的に引き下げる案を検討する方針である。資料5

前回からの変化

  • 前回は厳気象H1予備率評価の追加が検討事項として提案されていたが、今回は試算結果が示され、2029年度の東北・東京で予備率1.6%、供給力合計約100万kW不足と具体化した。資料1
  • 前回示された2030年度までと2031年度以降の供給力確保の方向性について、今回は前者に予備電源・短期確保策、後者に容量市場の指標価格等の見直しや既存電源活用を位置付ける案が示された。資料2
  • 前回は第4回長期脱炭素電源オークションの募集量等が未検討だったが、今回はLNG専焼火力600万kWの募集案、提供開始期限の延長案、資本コスト基準5.4%への引上げ案が示された。資料3
  • 前回は前日取引化後の短期間の実績を踏まえ、追加変更を決めず競争状況を確認する段階だった。今回は期間②の応札量・不足率が示され、競争不足が続く場合の上限価格引下げ案が引き続き検討対象とされた。資料5

今後の予定・残った論点

  • 次回以降、火力電源が休廃止判断に至る理由を分析し、広域機関の協力も得て、とくに2031年度以降の制度設計を検討する。資料2
  • 第4回入札の応札状況や需要見通しを踏まえ、第5回以降のLNG募集量を判断する。資料3
  • 容量市場では、市場退出や応札動向を確認し、追加オークションが開催されにくくなる市場環境の変化があれば、国と連携して検討を続ける。資料4
  • 需給調整市場では、定期点検や設備制約の解消、追加起動時の価格上昇が応札量・価格に与える影響を見極め、上限価格の見直しを判断する。資料5

この回の資料の要約から AI が作成したダイジェストです(作成)。「資料N」は根拠にした資料で、押すと下の一覧の N 番目の資料へ移動します。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

この回の資料と要約

  1. 1

    中長期の厳気象H1需要時の需給見通しについて

    - 2026年度供給計画などに基づく試算では、厳気象H1需要時の予備率は2029年度の東北・東京で1.6%となり、基準の3%を下回る。供給不足は両エリア合計で約100万kWである。 - 予備率は、2026年度供給計画や電源オークション約定結果、需要・補修などの仮定を用いた試算であり、将来の需要変動や電源退出などの不確実性を含む。 - 火力退出リスクとして、経年45年超の火力退出と非効率石炭火力の2029年度末退出を想定し、いずれも予備率を低下させる影響を確認した。これらはリスクケースであり、確定した退出計画ではない。 - H3需要時は全エリアで予備率7%以上だが、供給力の算定方法がH1評価と異なるため、単純比較はできない。

  2. 2

    今後の供給力確保について

    - 広域機関の見通しでは、2029年度まで予備率3%未満のエリアがある一方、2030年度以降は改善するが、需給両面の不確実性が残る。これは確定した需給結果ではない。 - 45年経過火力や非効率石炭火力の休廃止リスク分析では、最低限必要な予備率を確保できない可能性が示された。 - 2030年度実需給までは予備電源・短期供給力確保策を中心に、2031年度以降は容量市場等の制度見直しを検討する案である。 - 電源新設の促進と、既存電源の活用を並行して検討し、オークションの募集量未達・電源種の偏りや国民負担を今後の制度検討課題とする。

  3. 3

    長期脱炭素電源オークションについて

    - 第4回(2026年度)のLNG専焼火力は600万kWを募集する案であり、2040年までの供給力確保に向け、以後も年550万~800万kW程度を目指す考えである。募集継続期間などは今後の議論事項である。 - LNG専焼の供給力提供開始期限を11年(アセス済・不要は7年)、LDESを7年とする案である。 - 第4回の資本コスト基準を金利上昇分を反映して5.4%とし、電源別に4.4~6.4%とする案である。第5回以降も毎年の金利変動を反映する提案である。 - 落札電源と他電源のセット販売では、利益の付け替えや不当な還付逃れを防ぐ契約前確認、限度額、事後監視を設ける案である。

  4. 4

    容量市場について

    - 2026年度実施のメインオークションでは、追加オークション向けに控除してきたH3需要の2%分を含めて全量調達する案の確認を求めており、まだ決定ではない。 - 開催判断時点でH3需要の約3%が市場退出し、非落札容量と追加調達向け控除量との差も縮小しており、追加オークションで必要量を確保できないリスクが示された。 - 発動指令電源はメインオークションの応札量が増え、追加オークションでは上限を下回る状況であり、応札上限の変更案も参考として提示された。 - 控除見直し後も追加オークションが開催される可能性はあるとされ、将来の市場退出・応札動向を踏まえた検討は継続する。

  5. 5

    需給調整市場について

    - 期間②(2026年4月11日~5月8日)は、複合商品・一次とも前日取引化前より応札量が多いが、応札未達は十分に改善していない。市場で十分な競争が働いているとは評価し難い状況が続く。 - 上限価格付近の応札割合は複合商品・一次とも期間①より低下したが、上限付近でも約定する状態が残る。 - 事業者はスポット市場の約定、定期点検・設備制約、追加起動費などが応札量・価格を左右すると説明している。 - 一次・二次①・複合商品の上限価格を段階的に引き下げる案が検討対象だが、変動要因の影響を見極めて判断する段階である。

要約は AI が作成したものです。正確な内容は配信元の資料 PDF をご確認ください。

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