経済産業省が提出したこの資料は、一般送配電事業者による調整力の公募調達の在り方について制度設計専門会合での審議を目的としている。具体的には、平成28年4月から施行される新たなライセンス制度に基づく周波数制御と需給バランス調整の実施方法について検討している。
一般送配電事業者が必要な調整力を確保するにあたり、以下の観点から公募調達について検討することが求められている。
以下の制度的枠組みが設けられている。
新制度の施行は平成28年4月からであり、必要な調整力は託送料金を通じて回収されることが明記されている。
| 条文番号 | 内容 |
|---|---|
| 第25条 | 一般送配電事業者は調整力を予め確保するよう努める。 |
| 第26条 | 調整力の調達は、公募により公平性と透明性を確保する。 |
| 第27条 | 調整力の公募を行う際は、要件、公募スケジュール、契約条件を定めて公表する。 |
| 第30条 | 調整力公募の結果は、手続完了後に公表されなければならない。 |
調整力の市場調達に向けた取り組みが進められる中で、他国の事例を参考にしながら、効率的な市場メカニズムの構築が期待されている。特に、ドイツやイギリス等の調整力の市場についても検討される予定であり、今後の制度設計に影響を与える可能性がある。
注記: 需要の想定と実績の乖離要因として以下が考えられる:
| 年度 | 北海道 | 東北 | 東京 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成19年供給計画 | 555 | 1,423 | 5,876 | 2,665 | 537 | 2,985 | 1,146 | 542 | 1,672 | 145 |
| 平成19年実績 | 542 | 1,442 | 5,896 | 2,699 | 531 | 2,963 | 1,167 | 568 | 1,693 | 143 |
| 平成19年乖離率 | 2.34% | 1.34% | 0.34% | 1.28% | 0.74% | 1.83% | 0.74% | 1.83% | 4.80% | 1.26% |
| 平成20年供給計画 | 562 | 1,447 | 5,847 | 2,703 | 540 | 2,960 | 1,176 | 555 | 1,715 | 144 |
| 平成20年実績 | 523 | 1,416 | 5,891 | 2,711 | 538 | 2,992 | 1,160 | 570 | 1,677 | 138 |
| 平成20年乖離率 | 6.94% | 2.14% | 0.75% | 0.30% | 0.37% | 1.08% | 1.36% | 2.70% | 2.22% | 4.17% |
| … | … | … | … | … | … | … | … | … | … | … |
| 平成26年供給計画 | 530 | 1,292 | 4,957 | 2,421 | 493 | 2,604 | 1,051 | 509 | 1,502 | 142 |
| 平成26年実績 | 507 | 1,314 | 4,824 | 2,315 | 490 | 2,517 | 999 | 491 | 1,471 | 139 |
| 平成26年乖離率 | 4.34% | 1.70% | 2.68% | 4.38% | 0.61% | 3.34% | 4.95% | 3.54% | 2.06% | 2.11% |
旧一般電気事業者においては、需要の変化速度に応じたスペックの電源を必要に応じて確保してきた。今後の調整力の公募においても、供給区域の電源や潮流、需要の状況によって異なるため、調整力のポートフォリオと必要量を一律に設定することは難しい。
| 発電機のユニット単位の募集方法 | 容量単位ユニット特定の募集方法 | |
|---|---|---|
| 電源参加の公平性 | ユニット単位で固定的に押さえられ、参入障壁が生じる可能性がある。 | 電源の余力部分で契約可で、参入が容易になる可能性。 |
| 費用の適切性 | 固定費全額を調整コストに回収するため、費用増の可能性がある。 | 指令対象の増加により、設置費用や事務コスト増加の可能性。 |
調整力の確保に向けて、連系線の確保が必要であり、エネルギー取引への影響を考慮した検討が進められている。
| 長期契約 | 短期契約 | |
|---|---|---|
| 電源参加の公平性 | 参入難易度が高まる可能性がある | 参入が容易になる可能性がある |
| 安定供給の確保 | 長期間の調整力を確保可能 | 確保困難の場合もある |
昨年末に認可された託送供給等約款では、調整力に関する費用は以下のように設定されている。
現在の調整力の調達公募における募集量は、上記の金額に必ずしも束縛されない。必要な量を特定し、公募調達が適切に実施されることが期待される。
調達された調整力の量が過剰になった場合、認可料金以上のコスト負担が発生する可能性がある。
広域機関によって調整力の必要量が決まるまでの措置として、約款上認められる金額は整理されている。将来的に、必要量が定まった場合、中央電力協議会の考え方と異なる設定がされる可能性があり、適切な費用回収のための経験的な対応が求められる。
以下のような検討スケジュールが現在想定されている。
| 組織名 | 日程 | 検討内容 |
|---|---|---|
| 電力・ガス取引監視等委員会 | 4月26日 | 検討項目と考え方の提示 |
| 5月~7月 | 項目ごとの検討、整理 | |
| 8月 | 検討結果の取りまとめ | |
| 10月頃 | 各一般送配電事業者による調整力の公募要領の公表 | |
| 広域機関 | 5月~9月 | 調整力の必要量に関する検討、実績データの分析、関連項目の検討 |
| 10月頃 | 調整力委員会による必要量の検討結果の公表 | |
| 平成29年3月頃 | 各一般送配電事業者による調整力の公募調達の完了 |
本資料は、一般送配電事業者による調整力の公募調達に関する重要な情報をまとめたものであり、今後の制度設計や実施に向けた基盤を形成するものである。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。