この資料は、経済産業省が提供する「ガスの卸調達・適正取引の在り方」に関するもので、特にLNG基地第三者利用制度の利用促進をテーマとしている。ここでは、第33回制度設計専門会合で整理された主な論点と今後の進め方を示す。
余力見通しの開示方法
開示に必要な情報
| 論点 | 対応方針 |
|---|---|
| タンク余力の判定方法 | リスク容量の設定方法に合理性があるか検討 |
| 自社利用計画の範囲の設定方法 | 余力見通しの是正を求めていく |
| 情報開示の在り方 | 基地利用希望者に必要な情報が開示されているか確認 |
| 項目 | 論点 | 対応方針 |
|---|---|---|
| 利用料金の考え方 | 課金標準の在り方の確認 | イコールフッティングの確保 |
| 情報開示 | 必要な情報開示の確認 | 料金の透明性を高める |
事前検討申込時に製造事業者が求める情報は以下に整理される。
| 情報項目 | 留意点 |
|---|---|
| 基地利用希望者に関する情報 | 法人名、代表者名など |
| 希望する基地利用開始時期 | 情報の事前確定 |
| 希望する払い出しエリア | 複数エリア設定の場合の留意点 |
| LNG性状に関する情報 | 確定していない情報が多い |
製造設備の余力見通しや基地利用料金の情報開示を適切に行うこと
市場の状況を考慮し、透明性の確保を図ること
LNG船に関する情報は、基地利用希望者にとって受入可否を判断する上で重要である。以下の情報が事前検討申込時に求められる。
| 情報項目 | 情報取得の目的 | LNG契約確定時 | LNG契約未確定時 |
|---|---|---|---|
| ①船舶仕様書 | 受入可能な最大船型を超過していないかの確認 | 提供できない可能性あり | 提供不可 |
| ②船舶の図面 | 船舶の操作性桟橋との整合性を確認するため | ||
| ③コンファメーションリスト | |||
| ④その他荷役設備、係留設備 |
LNG性状に関する詳細な情報も受入可否判断に重要であり、以下の情報が求められる。
| 情報項目 | 情報取得の目的 | LNG契約確定時 | LNG契約未確定時 |
|---|---|---|---|
| ①発熱量MJ/m³N | 利用料金の算定に用いるため | ||
| ②LNG熱量重量換算係数MJ/t | |||
| ③成分比率 | |||
| ④液密度kg/m³ | ロールオーバーが発生しないか確認するため | 確定値提供可能 | 想定値提供可能 |
| ⑤不純物含有率 | 物理的に受入不可能な物質が含まれていないか確認するため | ||
| ⑥産地 | 誤りがないかの確認のため |
発熱量の違いによって貯蔵量は20%程度変化する可能性がある。この変化は基地利用料金に影響を与えるため、以下の情報が重要である。
以下に産地別のLNG性状の例を示す。
| 産地 | アラスカ | ブルネイ | インドネシア カリマンタン | オーストラリア | マレーシア | カタール | サハリン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CH₄ | 99.81% | 90.48% | 89.48% | 87.40% | 91.00% | 90.16% | 92.30% |
| C₂H₄ | 0.07% | 5.11% | 5.21% | 8.24% | 5.05% | 5.36% | 4.58% |
| C₃H₈ | 0.00% | 2.89% | 3.63% | 3.34% | 2.86% | 2.23% | 2.09% |
| 液密度kg/m³N | 420.0 | 459.4 | 463.5 | 465.4 | 456.3 | 457.2 | 450.6 |
| 発熱量MJ/m³N | 39.7 | 44.5 | 45.2 | 45.3 | 44.0 | 44.1 | 43.4 |
| 換算係数MJ/kg | 55.38 | 54.51 | 54.42 | 54.38 | 54.54 | 54.45 | N/A |
LNG売主との売買契約上の条件には次の情報が含まれる。
| 情報項目 | 情報取得の目的 | LNG契約確定時 | LNG契約未確定時 |
|---|---|---|---|
| 売買契約上の条件 | 受入量調整等のリスク把握のため | 提供できない可能性あり | 提供不可 |
基地利用者が情報を提供することが重要であるが、提出が難しい場合には以下の対応を示すことが含まれる。
より具体的には、以下の情報が求められる。
| 情報項目 | 要否あるいは提供可能性 |
|---|---|
| 基地利用者に関する情報 | 必須 |
| 希望する基地利用開始時期 | 必須 |
| 希望する払出エリア | 必須 |
| 希望する基地利用方式 | 必須 |
| LNG船に関する情報 | 任意 |
| LNG性状に関する情報 | 発熱量は必須、その他は任意 |
| 払出量受入量計画 | 必須、想定値も可能 |
| 売買契約条件 | 不要 |
これらの情報をもとに、基地利用の検討が進められる。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「第3回制度設計専門会合 事務局提出資料」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_system.html)をもとに当社作成
本サービスで提供される審議会資料は、各府省庁が公開している情報を公共データ利用規約(PDL1.0)に基づいて利用しています。詳細はデータソースページをご確認ください。
Policy Scope
関連する審議会・政策資料を継続的に収集し、AI要約と一次資料をまとめて確認。重要な変更を事業判断と社内共有につなげられます。