ガス導管事業者の2023年度託送収支の事後評価
概要
本資料は、経済産業省が提出した「ガス導管事業者の2023年度託送収支の事後評価」に関する情報をまとめたものである。資料は、第66回料金制度専門会合において提示され、2023年度ガス託送収支の評価結果および基準を超過した事業者に関連する料金改定届出のフォローアップについて説明している。
本日確認すべき事項
- 目的: 2023年度ガス託送収支事後評価において、ストック管理およびフロー管理の基準を超過した事業者の料金改定届出内容を確認すること。
2023年度ガス託送収支後評価
対象事業者
2023年度ガス託送収支の評価で、ストック管理・フロー管理基準を超過した6社が評価対象となっている。
-
ストック管理基準超過:
-
フロー管理基準超過:
- 栃木ガス(株)
- 鶴宮ガス(株)
- 福山瓦斯(株)
- 大牟田瓦斯(株)
- 三愛オブリ(株)
-
注意: 長南町は修正後にフロー管理基準を超過しないと判断されたため、フォローアップ対象外。
趣旨
期日までに値下げを行わなかった場合に、値下げ変更命令を受ける可能性のある事業者について、実際の届出内容の評価を行うことを目的としている。
評価対象となる事業者の情報
| 事業者名 | 設立年 | 本店所在地 | 資本金 | 従業員数 | 供給区域 | メーター取付数 | 自社小売以外の参入 |
|---|
| (株)エナジー宇宙(北本エリア) | 1966年 | 東京都渋谷区 | 4億5,000万円 | 381名 | 埼玉県北本市等 | 83,173個 | あり1社 |
| 栃木ガス(株) | 1964年 | 栃木県栃木市 | 6,000万円 | 11名 | 栃木県栃木市 | 3,297個 | あり1社 |
| 鶴宮ガス(株) | 1971年 | 埼玉県久喜市 | 7,000万円 | 20名 | 埼玉県久喜市 | 11,277個 | あり2社 |
| 福山瓦斯(株) | 1910年 | 広島県福山市 | 2億5,875万円 | 82名 | 広島県福山市等 | 47,315個 | なし |
| 大牟田瓦斯(株) | 1918年 | 福岡県大牟田市 | 2億円 | 23名 | 福岡県大牟田市 | 11,302個 | なし |
| 三愛オブリ(株) | 2004年 | 東京都千代田区 | 101億2,700万円 | 15名 | 不明 | 不明 | 不明 |
フォローアップ内容と方針
ストック管理基準超過事業者へのフォローアップ
- 確認内容:
- 新料金における想定費用が適正に算定されているか確認を行う。
- 対象: (株)エナジー宇宙(北本エリア)。
フロー管理基準超過事業者へのフォローアップ
- 確認内容:
- フロー管理基準を超過した事業者5社の新料金について、需要量と費用の想定の合理性を確認する。
結果
- 料金改定届出を行った6社のうち、いずれの新料金もおおむね妥当であると考えられた。
資料の目的・背景
本資料は、ガス事業託送供給約款料金算定規則に基づく具体的な条文を紹介しており、一般ガス導管事業者による託送供給約款料金の算定方法を示すものである。
主要な検討内容
減少事業報酬額の算定
- 一般ガス導管事業者について:
- 法第四十四条第一項に基づく承認を受けているが、法第四十九第一項の規定による届出を行っていない事業者。
- 託送収支規則に基づき公表した最近の託送収支規則様式第三第四表において、当期内部留保相当額がゼロの事業者を除外する。
還元額の算定
- 還元額は託送収支規則に基づいて算定され、当事業年度と連続する前事業年度の一定水準超過額を考慮し、差額を控除する。
内部留保相当額控除
- 当期内部留保額から前期の留保額を控除した額を一般ガス導管事業者が定める。
届出託送供給約款料金原価の算定
一般ガス導管事業者は、次のいずれかの方式により託送供給約款料金原価を算定しなければならない。
- 届出上限値方式
- 総括原価方式
料金算定方法のまとめ
以下に、託送供給約款料金の算定に関する主要な方式を示す。
| 算定方式 | 説明 |
|---|
| 届出上限値方式 | 定められた上限値に基づいて料金を算定 |
| 総括原価方式 | 総支出に基づいて料金を算定 |
まとめ
本資料は、2023年度ガス託送収支後評価に基づくフォローアップの結果、ストック管理およびフロー管理基準を超過した事業者の新料金が妥当であることが確認されたことを述べている。また、一般ガス導管事業者による託送供給約款料金の算定方法に関する具体的な基準が示されている。