本資料は、経済産業省が作成したものであり、料金制度専門家会合における事後検証費用及び制御不能費用の検証結果について議論を促進する目的で作成された。会合は2022年10月5日に開催され、参加者に確認と意見交換をお願いする内容となっている。
事後検証費用
制御不能費用
| 費用大項目 | 費用小項目 | 特に留意確認すべき事項 |
|---|---|---|
| 託送料 | 地域間連系設備の増強等に係る費用(9社負担分) | 事後的に確認が必要 |
| 事業者間精算費 | - | 各事業者の事後確認が必要 |
| 補償費 | - | 交渉の適正を事後確認 |
| 災害復旧費用 | - | 妥当性の検証が必要 |
| 調整力費用 | 調整力固定費及び可変費 | 市場の広域化成熟に伴い事後確認が必要 |
| N-1電制費用 | - | 投資の妥当性確認が必要 |
調整力固定費は、容量市場が開設されるまでの期間中に一般送配電事業者が確保するkWに対する費用である。以下の観点から見積もりを行う計画が示されている。
| 会社 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 | 2027 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道電力NW | 8,958 | 8,253 | 7,823 | 20,206 | 17,004 | 11,265 | - | - | - | - |
| 東北電力NW | 11,721 | 10,812 | 10,977 | 11,264 | 11,656 | 11,926 | - | - | - | - |
| 東京電力PG | 50,202 | 49,200 | 46,638 | 48,871 | 45,164 | 45,866 | - | - | - | - |
発電単価が安い電源を最大出力で運転し、高い電源が非稼働となる際、調整力が不足するリスクがある。非稼働の調整電源を立ち上げる際、時間がかかる可能性がある。
一般送配電事業者は、安い電源の出力を下げて高い電源を稼働させ、調整余力を確保する。以前は実需給に基づき支払っていたが、現在は需給調整市場ガイドラインに基づき、事前に応札価格を決定する。
発電事業者は需給調整市場での応札価格によってΔkWを確保し、逸失利益(機会費用)が事前に定められる。
広域機関の委員会で、調整力市場商品ごとの必要量算定方法が検討されており、調整力稼働の不等時性を考慮している。
必要量の最小化を図るため、複合約定ロジックを落札評価プロセスに組み入れる。
| 商品 | 調達量 |
|---|---|
| 一次 | 30 |
| 二次 | 40 |
| 三次 | 95 |
| 合計 | 165 |
N-1電制は、系統信頼性維持のために必要な容量を確保する仕組みである。
初期費用として、電制装置の設置費用やオペレーション費用が発生する。
| 費用 | 特性 | 査定方針 |
|---|---|---|
| オペレーション費用 | 代替電源調達・再起動費用 | ガイドラインに従い、精算額を支払う |
調整力発動のため、揚水発電所でのポンプアップ時に揚水ロスが発生する。ペイバックには、基本料金と従量料金の二つの部分がある。
課金対象となる水準や金額の相殺が行われる。
| 発電所 | 揚水発電所 | 需要 |
|---|---|---|
| 100 | 80 | 20 |
| 80 | 送配電事業 | 課金対象 |
自然災害や事故時に必要な電源の稼働に伴い発生する増分費用が見積もられる。
2021~2026年度までの暫定対策として特定立地電源に係る費用が計上される。
算入方法:
2024年度と2025年度の算入額:
需要ユニット台数の見直し: 2027年度には必要ユニット台数が減少する見積もりが整理されており、中部は9ユニットから5ユニット、中国は5ユニットから4ユニットに減少する。
制度変更の影響:
以下は各社の調整力費用に関するデータ(単位:百万円)である。
| 会社 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 5年計 | 5年平均 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 | 2027 | 5年計 | 5年平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道電力NW | 4 | 4 | 64 | 61 | 60 | 192 | 38 | 50 | - | 330 | 24 | 24 | 428 | 86 |
| 東京電力PG | 14 | 13 | 14 | 13 | 13 | 67 | 13 | 13 | 8,087 | 19,599 | 8,036 | 7,566 | 43,301 | 8,660 |
| 中部電力PG | 33 | 32 | 55 | 44 | 61 | 226 | 45 | 45 | 855 | 8,768 | 759 | 95 | 10,521 | 2,104 |
*注意: ブラックスタート電源約定価格が容量拠出金約定結果として安価な場合、算入額が「-」となる。
2024年度以降の制度変更により、調整力供出電源の確保に要する費用の区分が変わり、多くのエリアで費用が減少した。
| 会社 | 参照期間(5年計) | 規制期間(5年計) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 北海道電力NW | 62,436 | 24,297 | -61% |
| 東北電力NW | 56,479 | 44,347 | -21% |
| 東京電力PG | 240,140 | 218,135 | -9% |
| 中部電力PG | 79,367 | 86,000 | +8% |
この資料に基づいて、料金制度専門家会合において具体的な議論が進められる予定であり、参加者による各論点の確認と意見交換が行われることが期待される。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。