資料は、容量市場の指標価格Net CONEについて、国の審議会での検討状況と参考情報を示し、検討会で意見を求めるものである。見直し内容は未決定であり、国の審議会では、Net CONEを指標価格とする妥当性、算定方法、現行との影響比較を検討し、必要なら対応策や約定処理上の運用も確認する案が示された。広域機関と国が詳細検討を連携して進め、最終的に国の審議会で決定する想定であり、見直す場合は2026年度メインオークションからの反映を目標とする。
2024年度メインオークションでは、全国供給信頼度を踏まえた追加処理後も北海道・東北・東京・九州が不足し、上限価格以下の電源が全て追加されても必要量に届かなかった。約定価格は全エリアで第2回以降最高となり、Net CONE超の応札は前年度の287万kWから1,162万kWへ約4倍に増加した。非落札容量も418万kWから584万kWへ166万kW増え、2024年度のNet CONE超応札と非落札の多くはLNG・石油等の調整電源であった。資料は、維持管理費の上昇や経済指標の上昇が背景として考えられると紹介している。
10〜11月のCall for Evidenceでは、Net CONEの水準・算定方法などについて意見が集まった。主な論点は、①モデルプラントのCCGTを維持するか、容量市場の対象を既設電源の維持などに合わせて再考するか、②2015年の発電コスト検証WG諸元を継続するか、最新諸元を反映するか、③建設費は据え置き運転維持費等を更新するなど部分的に改定するか、④40年の評価期間や電源別価格、上限価格倍率、インフレ補正指標を見直すか、である。最新諸元の反映を求める意見がある一方、価格上昇による電力利用者負担への配慮や慎重な検討を求める意見もある。需要曲線については、追加オークション・市場外供給力の控除量、年間停止可能量、再エネの供給力評価や調整係数の見直しも提起された。これらは関係者の意見であり、決定事項ではない。
| 比較項目 | 現行・参考情報 | 仮算定・海外動向 |
|---|---|---|
| Net CONE | 2015年WG諸元を基に約1.01万円/kW | 2025年WG諸元などを用いた試算は約2.05万円/kW、上限価格は1.5倍の約3万円/kW |
| LNGモデルプラント | 現行のモデルはCCGT | 2028年度向けオークションで、近年運開または運開予定の落札LNG容量の98%がCCGT |
| 海外の価格水準 | 日本の現行価格は約1万円/kW | 英国約1万円、アイルランド約1.88万円、米ISO-NE約1.63万円、米MISO約1.33万円/kWなど。算定年や方式は地域ごとに異なる |
仮算定は検討の参考値であり、改定決定値ではない。資料は、試算条件で需要曲線の上限価格を約3万円/kWとした場合、現行上限価格から3万円/kWまでの応札容量が約160万kWと報告している。検討会での意見を国の審議会と共有し、詳細検討を続ける予定である。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「容量市場の需要曲線の算定について:Net CONEの扱い」(電力広域的運営推進委員会)(https://www.occto.or.jp/iinkai/youryou_kentoukai/)をもとに当社作成
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