電力会社目標計画に関する報告書
概要
本資料は、経済産業省が主導する「料金制度専門会合」に関するもので、地域の電力会社が設定した目標項目に基づく具体的な取組内容についての確認内容をまとめている。目標計画の達成に向けた進捗管理や各社の対応状況についても記載されている。
本日の議論内容
- 前回の専門会合における意見や事業者ヒアリングを踏まえた報告
- 目標計画確認に際して設定された観点
- 各社の取組内容の評価を目的とした進め方についての議論
目標計画の確認観点
- 各目標事項の要件を満たしているかの精査
- サービスレベル向上に向けた取組の確認
目標計画の確認内容
総論と各論
- 総論: 各事業者の目標計画は、指針に規定された目標項目を網羅していると評価されている。
- 各論:
- 具体的取組内容と達成べき目標の関係性が不明瞭な項目について追記を求める。
- ステークホルダー協議の結果が適切に反映されているかの評価。
目標項目別の取り組み内容
託送料金制度(レベニューキャップ制度)
| 分野 | 項目 | 目標 | インセンティブ |
|---|
| 安定供給 | 停電対応 | 過去5年間の停電量の実績を上回らないこと | 収入上限の引き上げ引き下げ |
| 再エネ導入拡大 | 新規再エネ電源の連系 | 接続検討の回答期限超過件数をゼロにすること | 収入上限の引き上げ引き下げ |
| サービスレベル向上 | 需要家の接続 | 供給側接続事前検討の回答期限超過件数をゼロにすること | 収入上限の引き上げ引き下げ |
各目標項目の確認内容
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目標項目(1) - 安定供給の停電対応
- 各社の停電防止、備え、再発防止の取組がバランスよく設定されているか確認。
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目標項目(2) - 設備拡充の達成
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目標項目(3) - 設備保全の達成
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目標項目(4) - 無電柱化の確実な実施
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目標項目(5) - 新規再生可能エネルギー電源の連系
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目標項目(6) - 系統の有効活用や混雑管理
今後の予定
- 各事業者のヒアリングを基に具体的取組や進捗状況の評価を継続する。
- 定期的な見直しや更新が必要な場合は柔軟に対応し、進捗管理を行う。
目標項目の具体的取組内容
目標項目(7) - 発電予測精度向上
- 再エネ出力制御量の低減、設備の最大限の利用を目指した技術開発を行う。
| 地域 | 取組内容 |
|---|
| 北海道 | アンサンブル予測の導入 |
| 東北 | 地理的粒度の細分化、気象情報の取り込み |
| 東京 | 精度検証の実施 |
目標項目(8) - 需要家の接続対応
| 地域 | 取組内容 |
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| 北海道 | 工程管理ツールによる回答期限管理の徹底 |
| 東北 | 申込管理システムによる確認 |
目標項目(9) - 計量、料金算定、通知
| 地域 | 取組内容 |
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| 北海道 | スマートメーター導入 |
| 東北 | システムRPAによる業務処理の適正化 |
目標項目(10) - 顧客満足度の向上
| 地域 | 取組内容 |
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| 北海道 | 再エネ連系拡大に向けた情報発信強化 |
| 東北 | サービス拡充 |
目標項目(11) - 設備の仕様統一化
| 地域 | 取組内容 |
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| 北海道 | 合計5品目以上の仕様統一 |
| 東北 | 10社で合計5品目以上の仕様統一 |
目標項目(12) - 中央給電指令所システムの仕様統一化
| 地域 | 取組内容 |
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| 北海道 | 需給周波数制御の統一システム導入 |
| 東北 | システム開発の効率化 |
目標項目(13) - 系統運用の広域化
| 地域 | 取組内容 |
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| 北海道 | 需給調整市場の商品拡大に合わせたシステム開発 |
目標項目(14) - 災害時の連携推進
- 災害時連携計画の適切な更新と訓練の実施が求められる。
| 地域 | 取組内容 |
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| 北海道 | 関係機関との連携訓練の実施 |
| 東北 | 自治体との合同訓練の実施 |
電力会社のデジタル化に関する取り組み
目標項目(15) - デジタル化
- 各社のデジタル化に関する取り組みはステークホルダーとの協議を反映している。
目標項目(16) - 安全性・環境性への配慮
- 各社が設定した「安全性・環境性」に関連する取り組みがステークホルダー協議を反映していることが確認された。
目標項目(17) - 分散グリッド化の推進
- 各社の分散グリッド化に関する取り組みが多岐にわたり、事後評価の実施を求めることが確認された。
目標項目(18) - 次世代スマートメーターの円滑な導入
- 各社が次世代スマートメーターの導入計画を策定していることが確認された。
この資料は、電力会社が設定した各目標に対する具体的取組内容を示し、今後の活動に反映される重要な情報を提供している。各社の進捗と取り組みの具体化が期待される。