## 資料の概要
本資料は、経済産業省が2019年度向け調整力の公募調達結果について報告したものである。主な内容として、一般送配電事業者による公募の結果や、旧一般電気事業者(発電・小売部門)の応札に関する考え方が含まれる。
## 主要な検討内容・論点
### 報告内容の目的
- 一般送配電事業者が実施した2019年度向け調整力公募結果の概要。
- 旧一電(発電・小売部門)の応札に基づく考え方の把握。
### 公募調達に関する経緯
- **2016年7月**: 公募調達に関する考え方を取りまとめる。
- **2017年10月**: 第1回公募調達を実施(2017年度向け)。
- **2018年10月**: 第2回公募調達を実施(2018年度向け)。
- **2019年9月**: 第3回公募調達を実施(2019年度向け)。
## 調整力の公募調達概要
### 公募に関する基本情報
- **電源I**: 調整力専用として常時確保する電源。
- **入札者**: ユニット特定、容量(kW)単位で入札。
- **落札**: 容量価格の低いものから順に決定。
- **電源II**: 小売電源のゲートクローズ後の余力を活用。
- **容量(kW)価格の支払い**: 発生せず、募集時に価格を考慮しない。
### 2019年度向け公募概要
- **公募要件改善点**:
- 最低容量の引き下げを行い、全社0.5万kWに統一。
- 入札募集期間を2か月に延長。
- 電源Iのペナルティ水準を緩和。
### 調整力公募計画の数値データ
| 電源 | 必要量 (万 kW) | 北海道 | 東北 | 東京 | 中部 | 北陸 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 | 合計 |
|------|----------------|--------|------|------|------|------|------|------|------|------|------|------|
| 電源 Ia | 965.5 | 35.0 | 91.8 | 300.0 | 148.3 | 33.0 | 143.0 | 72.5 | 33.8 | 102.4 | 5.7 | | |
| 電源 Ib | 173.3 | 0.0 | 4.2 | 74.0 | 24.7 | 2.5 | 42.0 | 0.0 | 1.5 | 24.4 | 0.0 | | 173.3 |
## 2019年度公募結果
### 調達結果の概要
- **電源I -a**: 旧一電以外からの応札がない状況。
- **電源I -b**: 限定的ながらも落札があった。
### 応札容量・落札容量データ
| 電源 | 2018年度 応札容量 | 2019年度 応札容量 | 増減 |
|------|----------------|----------------|-----|
| 電源 I-a | 1,081.9 | 1,001.2 | -80.7 |
| 電源 I-b | 158.8 | 183.8 | +25.0 |
### 平均価格の変動
| 電源 | 2018年度 | 2019年度 | 増減 |
|------|----------|----------|-----|
| 電源 I-a | 12,155円 | 11,808円 | -347円 |
| 電源 I-b | 11,346円 | 10,214円 | -1,133円 |
## 課題・リスク
- 旧一電(発電・小売部門)以外の事業者からの応札・落札が少ない状況が続く。
- ディマンドリスポンスを活用する案件の応札容量や落札容量が減少している。
## 今後の取り組み
- 競争の限定要因を分析し、次回に向けて新規参入を促進する対策を検討する予定である。
## 参考情報
- **調整力の広域的運用**: 2019年4月より開始され、各電力会社による調整力の広域的運用が進められている。