本資料は、経済産業省が旧一般電気事業者の不当な内部補助防止策に関する制度設計専門会合での議論と取組状況を報告するものである。特に、旧一電の電力卸売における適正な競争を確保するためのコミットメントの履行状況について焦点を当てている。
不当な内部補助の懸念: 旧一電が自社の小売部門を優遇する形で卸売を行い、競争を歪曲することへの懸念が提起された。
コミットメントの履行状況:
具体的方策:
履行状況の定期的確認: 2023年度初からの通年契約に向けて、旧一電各社の取組状況を定期的に確認することが決定された。
各社の交渉スケジュールと取扱いの例を以下に示す。
| 事業者 | 社内取引スケジュール | 社外取引スケジュール |
|---|---|---|
| 北海道電力 | 9月〜12月 | 12月〜 |
| 東北電力 | 9月〜12月 | 12月〜 |
| 関西電力 | 9月〜 | 12月〜 |
| 九州電力 | 11月〜 | 10月から |
この資料は、電力市場における不当な内部補助の防止策の実施状況を明らかにし、業界全体の競争環境の適正化を目指すものである。
本資料は2022年度の相対卸契約に関する交渉スケジュール及び配分の考え方について、複数の事業者の説明を整理したものである。これは第71回制度設計専門会合(令和4年3月24日)での資料を基にしている。
これらの結果、自社小売が先に取引を受結している事業者も見られた。
以下の表は、各社の交渉スケジュールと配分の考え方を示したものである。
| 事業者 | スケジュール | 配分の考え方 |
|---|---|---|
| A社 | 社内外問わず先着順で受結。社内は11月、社外は11月以降。 | 相手先との協議で随時決定。 |
| B社 | BL市場の3回目オークション後に交渉開始。 | 過去の契約実績を勘案して2021年度の数量を上限に。 |
| C社 | 自社小売分を優先。10月末が交渉期限。 | 希望数量ベースで契約し、減量協議は実施しない。 |
| D社 | 自社の小売需要に応じた供給力を優先。 | 希望量を勘案して契約。 |
| E社 | 次年度供給量が定まった後に交渉開始。 | 契約実績のある事業者に優先的にオファー。 |
多くの発電事業者において、供給力不足を理由として、小売事業者が希望する数量が提示されていない状況が見受けられる。この状況下での配分の考え方は以下の通りである。
次の表は、追加での各社の交渉スケジュールや配分の考え方を記載している。
| 事業者 | スケジュール | 配分の考え方 |
|---|---|---|
| F社 | 今年度実績のある事業者を優先。秋以降協議開始。 | 希望数量を考慮して配分。 |
| G社 | 条件の良いものから順に配分。 | 契約実績のある事業者を優先。 |
| H社 | 社内外ともに今年度実績がある事業者を優先。 | 残された供給力を広く配分。 |
| I社 | 条件を提出し選考。 | 条件の良いものから順に配分。 |
| J社 | 2月までに交渉。 | 良い条件から優先して配分。 |
| K社 | 随時交渉。 | 希望数量に基づいて協議。 |
以下に、事業者ごとの小売販売における考え方および小売平均単価と費用単価の関係を示す。
| 事業者 | 適切な費用認識に基づく小売販売の考え方 | 小売平均単価と費用単価の関係 |
|---|---|---|
| 北陸 | 企画部門と小売販売部門が連携し、社内取引価格及び非化石証書の購入コストと小売平均価格との関係を年度開始前や期中に確認し、その結果を社長へ報告。小売販売収益が電力調達費用と非化石証書の外部調達費用の見通しを上回っていることを確認している。 | 小売平均単価、電力調達単価、非化石証書外部調達単価 |
| 関西 | 社内取引設定時に、社内取引価格の前提をもとに小売販売収益の見通しが電力調達費用と非化石証書外部調達費用の見通しを上回っていることを確認。四半期ごとに電力調達単価等の比較を行い、状況を確認する。 | 小売平均単価、電力調達単価、非化石証書外部調達単価 |
| 中国 | 年度開始前にコストを確認し、小売部門は社内取引価格や他社電源購入費を小売総コストとして認識して小売価格を設定。四半期ごとに状況を確認する。 | 小売平均単価、電力調達単価、非化石証書外部調達単価 |
| 四国 | 発電小売販売事業の収支を次年度の計画策定時に算定し、経営層へ報告。社内取引価格と外部調達費用の見通しを確認。 | 小売平均単価、電力調達単価、非化石証書外部調達単価 |
| 九州 | 小売販売計画策定時に、社内取引部門の原価や外部調達費用と小売平均価格を比較し、収益性を検証。コスト割れ防止のため、社内取引の価格設定を適切に管理。 | 小売平均単価、電力調達単価、非化石証書外部調達単価 |
| 沖縄 | コスト割れでの小売販売を防ぐため、企画部門が小売の調達コストについて確認。年度単位での確認を実施。 | 小売平均単価、電力調達単価、非化石証書外部調達単価 |
注記: 沖縄電力の小売平均単価及び電力調達単価は、利用実績が出るまで単価計算できないため2022年度の見通しはない。
旧一電に対して、以下の取組の進捗状況を定期的に確認することが求められている。
監視委員会事務局は、これらの進捗をフォローアップし、必要に応じて追加の議論を行うこととする。
※AI生成。詳細は原文PDFをご確認ください。
出典:
「旧一般電気事業者の不当な内部補助防止策について」(電力・ガス取引監視等委員会)(https://www.egc.meti.go.jp/activity/index_system.html)をもとに当社作成
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